今日聴いたフェドセーエフ

楽しい日もつらい日も毎日楽しんでいるフェドセーエフの音楽です

2018年12月

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ブラームス:交響曲第3番他

ドイツのザールブリュッケンで1992年3月28日に行われたザールブリュッケン放送交響楽団の演奏会です.
現在は他のオケと統合されて名称も変わりましたが,昨年亡くなったスクロヴァチェフスキーとのブルックナーやベートーベンの演奏が有名です.

1,タネーエフ 歌劇「オレステア」から「序曲」
2,リスト ピアノ協奏曲第1番変ホ長調作品124
3,ブラームス 交響曲第3番ヘ長調作品90

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タネーエフはこのオケにすれば滅多に演奏しない作曲家と思われます.
正直,聴いていて深みを感じるまでは至りません.
でも終盤の崇高さ漂うクライマックスは,演奏する方も耳にする方も初めての曲ながら胸を熱くしたに違いありません.
本当に美しい旋律ですね.

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リストのピアノ協奏曲のソリストは,こちらも一昨年亡くなったゾルタン・コチシュです.
マエストロより20歳も若く,とても残念な訃報でした.

音の輪郭がクッキリした力強いタッチで表現され,辛口な雰囲気の演奏です.
第2楽章後半のソロの部分,そこに絡んでくる多くのソロとの掛け合いが美しい.
第4楽章での情熱的な表情も印象的で,若々しさに満ちています.
この時コチシュは40歳(フェドセーエフ59歳),エネルギッシュな演奏でした.

ブラームスの交響曲第3番.
このオケの特徴を知らないのですが,ここで出てくる木管楽器の響きはマエストロ好みのような気がしました.
金管の重厚感は弱いのですが,ここぞの場面では腰の入った肉厚な響きが導かれています.
でも時々「これはブルックナー!」と感じる響きが出てくるので,当然ながらそのような根底があるのですね.
第3楽章は予想通りの速めのテンポですが,オケが少々もたついてしまうのが残念.
それにしても各楽章の最後の表情を聴くとマエストロの人柄がにじみ出てるなーと暖かい気分になります.

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