これは朝日新聞独自で電話調査を実施した結果のようだ。
方式としては
・16、17の両日、コンピューターで無作為に作成した番号に調査員が電話をかける「朝日RDD」方式。
・全国の有権者を対象に調査した(福島県の一部を除く)。
・世帯用と判明した番号は2785件、有効回答は1603人。回答率は58%。
となっている。
この手のアンケートの問題点は回答率だろう。
回答率58%。この数値は他のアンケートとも変わらないが、本当に世論を代表したものか疑問が出て来ざるを得ないが…
積極的に政治・社会にかかわっていきたいと思う人が答えているという事なのだろうか?
時間帯も不明でその時間帯によっては回答層が偏るような気もする。
ともあれ、回答の結果(具体的な部分は一番下に記します)だが
安倍内閣の支持は62%。理由としては政策面が主たる理由のようだ。
一部の安倍政権に反対するGrの「安倍氏の政策傾向の問題視」や「そもそも安倍氏だから」は支持、不支持とは無関係のようだ。
不支持率の方には自民党だからというモノも見られるが支持にはなく、政党政治ではなく政策による支持というのは固いとみられる。(それでも今夏の参院選に関しては「自民に投票」が37%と圧倒的だが)
だが、一つ不思議なのはこのアンケートで安倍氏のデフレ対策に対する2%の金融緩和政策をおよそ6割の人が支持しているのに、その経済政策が賃金や雇用の向上には繋がらないのではないか?という考えの人が向上すると答えた人に比べて比較的多いのが気になる。
どういう事なのであろうか?
また、このアンケートを基にあえて別記事として「原発を『やめる』が7割を超した」と記事になっている。
他の設問もある中であえて原発の是非を表題にしたところは朝日新聞の中で原発問題を重視していることを表しているだろう。
ただ、『今すぐに辞める』から『2030年代より後にやめる』までを「やめる」枠に入れている時点でアンケート結果が単にやめると断言できるものではないことがわかる。
この集計方法から朝日新聞の政治的立ち位置的には世論を「即時原発廃止」へ持っていきたい方向性にあると読み取れる。
即時にやめるは13%、それ以外の「やめる」であるは2030年より前、2030年代、2030年代以降となっているので実際の世論の58%は原発代替エネルギーの発展を待ってから原発停止というモノであると判断できる。
つまり、今の世論が求めているのは原発をやめる前に対応策を実際に作れという事なのである。
そこらあたりを読み違える事はおおいなる失敗につながるのではないか?
また、反原発団体も「原発辞めるが7割超えた」と喜ぶのではなく、即時停止の支持が13%しかないことを噛みしめ、現実的な路線を模索することが大事なのではないか?
アンケートの結果
◆安倍内閣の支持
支持する62% 支持しない17%
◇それはどうしてですか。
(選択肢から一つ選ぶ=択一。左は「支持する」62%、右は「支持しない」17%の理由)
首相が安倍さん 11% 11%
自民党中心の内閣 19% 32%
政策の面 48% 43%
なんとなく 21% 11%
◆今夏参院選で仮にいま投票するとしたら、比例区ではどの政党、またはどの政党の候補者に投票したいと思いますか。
自民 37%
民主 8%
維新 3%
公明 3%
みんな 2%
共産 1%
生活 0%
社民 1%
みどりの風 0%
国民新 0%
新党大地 0%
新党改革 0%
その他の政党 0%
支持政党なし 37%
答えない・分からない 8%
◆安倍首相のデフレ脱却のための「2%の物価上昇」という目標を掲げた政策を
支持する 53% 支持しない 29%
◆安倍首相の経済政策が賃金や雇用が増えることに結びつくと思いますか。
結びつくと思う 35% そうは思わない41 %
◆安倍内閣は4月からの新年度予算案で、公共事業を大幅に増やす方針ですが
支持する 47% 支持しない 38%
◆安倍内閣は生活保護世帯に支給される生活費の総額を減らす方針ですが
支持する 51% 支持しない 36%
◆安倍内閣は防衛費を11年ぶりに増やす方針です。この方針を支持しますか。支持しませんか。
支持する 54% 支持しない 33%
◆尖閣諸島をめぐる問題で、日本は中国に、強い姿勢で対応するべきだと思いますか。柔軟な姿勢で対応するべきだと思いますか。
強い姿勢で対応するべきだ 50%
柔軟な姿勢で対応するべきだ 42%
◆原子力発電を利用することに、賛成ですか。反対ですか。
賛成 37% 反対 46 %
◆日本の原子力発電を今後どうしたらよいと思いますか。(択一)
すぐにやめる 13 %
2030年より前にやめる 24 %
2030年代にやめる 22 %
2030年代より後にやめる 12 %
やめない 18 %
◆東日本大震災や原発事故から2年が経ち、福島の復興への道筋がどの程度ついたと思いますか。(択一)
大いについた 1%
ある程度ついた 12%
あまりついていない 61%
全くついていない 23%
◆国民の間で福島第一原発事故の被災者への関心が薄れ、風化しつつあると思いますか。
関心が薄れ風化しつつある 66%
そうは思わない 29%
◆学校のスポーツ指導で体罰はあってはならないと思いますか。あってもよいと思いますか。
あってはならない 71 %
あってもよい 21 %
◆学校のスポーツ指導で体罰を受けたり見たりしたことがありますか。
ある 41%
ない 57 %