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故郷、熊本に行ってきた。
熊本といっても、実家から歩いて10分ほどで福岡県大牟田市に入る。
世界遺産に暫定登録された三池炭鉱万田抗跡がある熊本県荒尾市。
母校の小学校も中学校も、子供が少なくなったせいで合併。
かろうじて校舎の一部は残っていたが、名前はもう無い。
不思議なことに、この体育倉庫が昔のままで残っていた。
何万人という子供たちを見続けてきた体育倉庫。
この倉庫のなかには少し淫靡な暗闇があって、小学校のころは悪がきどもの格好の遊び場だった。
わたしが生まれて初めて人を殴った場所だ。
仲間はずれにされたことが悔しくて、50メートルほど離れたところできびすを返して突進。倉庫の中にいたボスガキに馬乗りになってポカスカやった。
あのときのままの姿でいまも建っている。
なぜだろう。
わざと残してあるのならうれしいことだ。
そこで遊んでいた子供たち。
昔の私もこうだったろうか。
話しかけてみた。
元気だ。
私を少しも怪しむことなく、写真を撮らせてくれた。
学校を離れ、実家のそばを流れるどぶ川に行くと、
またもや子供たち。
「何ばしよっと?」
「蟹ば捕りよる」
元気だ。
「蟹ぃ ?!」
「うん、川蟹」
元気だ。
昔は汚い川で、浅い底には糸ミミズがうじゃうじゃいて、フナ釣り初心者の子供にはうってつけだった。
今は川床も岸もコンクリートになり、澄んだ水が流れている。
だから良いという訳ではない。汚い川に入れるくらいでないと……てなことは
この子たちの顔を見たら言えやしない。
駅からは故郷の空にかかる虹が見えた。
炭鉱と化学工場と、日本一汚い公害の川と云われた大牟田川が流れていた故郷。
いま、人は無く、空はきれいになった。
赤字続きの荒尾競馬場は今年になって廃止が決まった。
何もかもが無くなりつつある故郷。
電車の窓から見える空は、広かった。
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はぁ。。
言葉が見つかりませんが、
子供はいつでもどこでも遊びの天才ですね!
2011/9/22(木) 午前 8:36 [ K♂chan ]
三池炭鉱と聞くと「月が出た出た、月が出た」の炭坑節を思い出します。
昭和20年代はまだよく歌われていましたが、そう言えば最近はまったく聞きませんね。
炭鉱の繁栄も今は昔、世の移り変わりですね。
2011/9/22(木) 午前 9:23 [ TJ Adventure ]
もう一度あの石炭文明に戻ってもいいと私は思うんですけどねえ。
原発が安全面も含めればえらいコストになることはもうわかったし、
コントロールできないこともわかりましたしね。
問題は地球温暖化だ二酸化炭素だということでしょうが、
それについても本当はどうだか学者の意見は分かれていますよね。
2011/9/23(金) 午後 10:18 [ 矢野かずき ]
今も昔も変わらないのは子供の笑顔。
いつまでも・・・。そう願います。
2011/9/30(金) 午前 1:22