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さぁて、どうするかな・・・・

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ふるさと熊本 2

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2016年4月29日。朝8時半。
熊本市の繁華街のど真ん中、辛島(からしま)公園。
ここが一般ボランティアたちの集合場所だった。
全国組織である社会福祉協議会の災害ボランティアセンターが一手に仕切り、被災者の日常生活に密着した案件、つまり、がれきの片付けや救援物資の仕分けなど、あまりプロの技術が必要とされない作業にボランティアたちを采配する。

私はコンビニから買ってきたにぎりめしを食いながらこの写真を撮った。
周りの雰囲気はお祭り騒ぎに近い。 良いことだ。
写メを撮りまくり、明るい声が飛び交う。
一般人がボランティアをやるときにはこうでなくてはならない。
もしこれらの人々が皆、悲壮感にあふれた静かな群衆だとしたら、逆に救いようがない事態に見舞われたということだ。そんなときには一般人がボランティアなど出来はしない。プロのみにしか出来ない、という事態だ。

私が振り分けられた仕事はここから歩いて20分ほどのAさん宅。落ちた屋根瓦の片付けと屋内の掃除だった。年寄りしかいない家庭なので手伝いがいないとどうにもならないというお宅だった。公園で作られたグループは全員男性の5名。正式に派遣されたボランティアである身分証明書代わりのステッカーを腕に貼り付けられて出動した。

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澄んだ水が流れていたはずの市街の水路。水が涸れて、濃緑の藻たちもすっかり枯れている。一見すると水底の石たちのように見えるが、ついこの間までは涼しく揺れる長い藻だったはずだ。

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白川。
水の色が変わっていた。上流の土砂の色だろう。
春の釣り人もいなかった。

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いったいどういう揺れだったのだろう。
ちょうどそのとき私はふるさとを離れて東京にいた。
東京と横浜を結ぶ電車の中で友からの電話を受けた。
「矢野、おまえ熊本だよね。今テレビでニュースが流れてる。震度7って言ってるぞ」
彼は私の気持ちを察してすぐに電話を切ってくれた。
満員電車の中で周りの非難のまなざしをちらちら浴びながら実家に電話をかけた。
通じなかった。
あのときの気持ちは二度と味わいたくない。

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