|
タイ映画「ナレースワン大王」第4部。
数ヶ月前に第3部が劇場公開されたが、
今回の撮影は第4部の残り30パーセントくらいを撮ろうというやつ。
主演のワンチャナさん(通称バード)がストーリーを説明してくれた。
ストーリーなどほとんどわからずに演じているわたしを気遣ってのことだ。
ありがとうさんです(汗)。
タイがビルマから独立するには紆余曲折があり、
ビルマの大軍がとうとうアユタヤを包囲したとき
アユタヤ軍は雨季の洪水を利用して長期戦に持ちこんだとか。
徐々に北へビルマ軍を追い払ったが、
昔からの友誼を裏切るものも出たりして戦闘は激しさを増していく。
そのいきさつが「あのときに撮ったものだ」とか「こういうシーンを撮ったろう、あれだよ」とかの説明で繋がっていった。なあるほどぉ。
そしてビルマとの戦いはしばらくの間、十数年間、一応おさまる。
「まあ、そのあたりまでが第4部だ」と、バードさんは言った。
しばらくの間。
「で、第5部はね……」
私は派手にずっこけた。
第5部があるのぉ!?
その場にいた一同、爆笑。
どうやらほんとにあるらしい。「ナレースワン大王第5部」……。
第1部の撮影開始からすでに7年余、
いつ終わるんだ? えっ、いつ終わるんだよ?
大王が五〇数歳のとき、タイとビルマ間で再び大戦が起こる。
その戦に赴く途上、大王は病に倒れたとタイの歴史は綴る。
西欧の歴史書では「キング・オブ・ファイヤー」とか「ブラック・キング」と
表記されることもあるらしいこの大王、色黒だったとか、怒りに任せて2万人の
敵方住民を焼き殺したとか、ビルマの歴史書では「タイの兵隊は死ぬことよりもナレースワンの怒りに触れることの方を恐れた」とか書かれているらしい。
なにはともあれ、まだ続くのだ。
わたしが演じている「オークヤ・セナピムック」、日本人傭兵隊長山田長政。
山田長政なんて、実在も怪しい人物ではあるけれど、付き合わなくてはなるまいね。
|
一芝居うつ
[ リスト | 詳細 ]
パントマイム以外の演劇、芝居など
|
テレビ番組シリーズ「モアッド・オーパス」にチョイ役で。
日本人料理店主の幽霊役。もちろんコメディw。
主役の、えー、ごめん、名前忘れた。
市内の某ホテルの日本料理店を借り切っての撮影。
それにしても、幽霊って、タイじゃあイメージとしてこんな感じなのかね。
|

- >
- エンターテインメント
- >
- テレビ
- >
- ドラマ番組
|
タイ映画『ナレースワン大王』第3部、いよいよラストスパート。
ビルマ(ミャンマー)との国境に近い要衝カンチャナブリの町の郊外が撮影場所。
タイ国軍の基地がある町。
エキストラは本物の兵隊さんたち。
たぶん兵役中の若者たちです。
映画会社から食事を配給され、
メーキャップされたり、
ほんで、衣装を与えられて、
役はアユタヤ船団の漕ぎ手。
夜戦のシーンなのだが、午前3時を過ぎると全員寸暇を惜しんで仮眠をとる。
わたしたち役者がNGを出すたびに元の位置へ漕ぎなおし、また漕ぐ。
ありがとうございます。すんません。感謝。
|
|
やっちゃいました。
落馬しちゃいけないシーンで落馬。
当然、スタントマンではなく私本人。
タイ映画「ナレースワン大王 第3部」
いよいよナレースワン大王を先頭に敵陣に突っ込むというシーン。
いい場面なのに。
馬たちのスピードが最高潮に達したそのとき。
あっ、と思ったときには、意識がどこかへ飛んでいました。
いったいどうやってどの方向へ落馬したかも、今となっては思い出せません。
両目のまぶたあたりと頭部の右側、右肩に打撲・擦傷があるところから察するに
地面にぶつかったのは頭部から、ややうつぶせ気味に、だったのでは。
ほかに右手親指の付け根と左手中指の先が打撲、
両足の甲も打撲と裂傷で、満足に歩けません。
不思議なことに他に痛いところはまったくなし。擦り傷さえない。
一夜明けて、
やや頭痛がするので大事をとって映画会社が病院へ運びこんでくれました。
頭部レントゲンの結果は異常なし。少し、ホッ。
それにしても
「落馬の時には体を一本の棒のようにし、決して手綱を離さないこと」
などと聞いてはいたのですが、なぁんにも出来ませんでした。
面白かったのは、落馬直後、控え室にて自分で傷の写真を撮ろうとしたとき。
自分のデジカメの使い方がまったく思い出せなかった。
一時的な記憶喪失というやつでしょうね。
それにしても、スタントマンの記事を書いた矢先にこれとは…。
馬に乗ることへの恐怖が次からの撮影にどういう影響を及ぼすか、
それだけが心配。
|
|
タイ映画「ナレースワン大王」第3部。 落馬シーン。
敵に囲まれてしまった大王を救おうと側近たちが馬で駆けつけるシーン。
しかし敵もさるもの、槍ぶすまの前で行く手をふさがれ
わたしが演じるオークヤ・セナピムック(山田長政)は落馬。
さて、馬に満足に乗れないわたしに落馬シーンが出来るはずもない。(泣)
そこで、私のスタントマンをやってくれたのはこの人。
似てると思います、ハイ。
さてこの人たち、実は馬の調教師でもある。
映画撮影用の馬たちは彼らによって調教される。
周りで刃物を振り回している兵隊のなかでも動じないように。
爆発や炎や粉塵のなかでも恐れないように。
水のなかに飛び込み、藁壁に向かって突っ込み、騎乗の人が落馬してもそれは「演技」なのだよと落ち着いていられるように。
と同時に、この調教師たち自身も撮影の際は馬に跨って演じる。
スタントだ。
戦闘シーンでの落馬は周りにほかの馬もいるので危険中の危険。
撮影前にはしっかりと線香を手に持って無事を祈願しておられました。
その横で、私は一人、「自分が落馬するシーンを見たい」という
無責任な好奇心でわくわく。
ところがこの日は時間が押してしまい、結局シーンは別の機会へお流れ。
現場では彼らのことを「ライダー」と呼んでいる。
|

- >
- エンターテインメント
- >
- 映画
- >
- 俳優、女優



