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やっとこさ読み終わりました。いやーでも楽しかったわー。
と言いながらもやはり衝撃です。読み終わって嫌というほど
感じたのが「日本は大丈夫だろうか」です。いや、正確に
言うと「日本の労働者は大丈夫だろうか」です。
今日、最近テクノパークで働き出した日本人とご飯を食べた
のですが、その人がすごいことを言っていました。背景は、
いちおう旦那が日本語をしゃべれて、そして子供との会話
が日本語だ、ということですが、こうおっしゃいました。
「私、ほんとうに英語ができなくてー。子どもがインターに通って
一年で、旦那と英語で話している内容がわからなくなり出した」
これを他人事のように話をされる姿をみて、少しぞっとしました。
それでも本気で英語を勉強する気はなさそうです。私なら今後も
ずっと日本語で押し通せるだろうか、と不安になるけどな。
ならないからそういう姿勢を貫けてる訳だが、この姿勢は
日本人にすごく多くみられると思う。
その人は日本人向けの電話やメールを担当しているのでこっちで
英語をしゃべる必要はまったくない仕事をしているので、一応ここでも
仕事が可能です。しかしその仕事がなくなったら他の仕事を得ることは
ほとんど不可能でしょう。だって英語ができないから。こういう
日本人もすごく多いと思う。
逆に、私は教員になってすぐに「CELTA」という英語ネイティブが取る資格を
取りに、一年で一つ目の職場をやめ、その資格が安く取れるタイへ行った。
これをとった最大の理由は「どこでも英語教師として食べていけるように」と
保証の一環としてそれをとった。「日本が沈没しても生きていけるように」
というと、311前は「お前馬鹿?」位の目で見られたが、今はそういう見方は
変わってきているのではないかと思う。自分の選択が変だったとは思わない。
ちなみにインドまでその資格の「原本」をもってきている。これさえ
あれば一応はどこでも路頭に迷うことはないから。
話は変わるが、先日自分の会社の工場見学を通訳しながら思った。
「ウチの工員3人分の給料を日本人一人に払うメリットは、ない。」
一部内部事情をばらしてしまうと(対外的にも言っているのでOKでしょう)
GMが「自社工場」的にウチに生産を委託している。卸先にはうちから
ダイレクトに送る。それも人命に関わる「医療機器」が製品だ。それを
ウチの工場にあずけるくらい、信頼を得ている。工員に腕がある。考えて
みて欲しい、もし浜岡原発で直下型地震が起きて放射能漏れて日本に
住めなくなったら、日本人はこの世界で生きていけるのだろうか。世界で
仕事を得られるのだろうか。私は、多くの日本人が皿洗いとかごみ処理とか
掃除とかいわゆる「低熟練労働」で、難民やいわゆる下層レベルの人と
仕事を奪い合う事になるのではないかと思っている。少なくともウチの
会社の工場に、あの日本人向けの給料をもらう工員はいない。
金も英語力もない日本人が、なぜ相手にされるのだろうか。
どんなに凄い技術や日本語での営業力があっても、会社に入って
上司の指示を理解して同僚とディスカッションして英語で報告書が
書けなくては仕事はないだろう。もちろん外資系の会社の中には
「日本人課」をつくって、全部日本人で固めて「班長」みたいな人に
英語力を求めるという形を導入する会社も出てくるかもしれない。
でも、それも500万人は雇えないだろう。
極端な話、ドイツもフランスもロシアでも過去の植民地の絡みで
自国の言葉を話す人がいる「外国」がある。ポルトガルでも、ブラジル
がある。でも日本にはそれがない。日本人の職場って、実は砂上の
楼閣なんだよなぁ。
逆に今は言語障壁で守られている方だと思う、でも徐々に徐々に
途上国が爪を研ぎ、少しづつ日本の職が失われていくだろう。
せめて、ここで自分のスキルを磨いていかなければ。でも、
日本が崩壊したら通訳翻訳の仕事も相当要らなくなる。その
先をどうするか、ですがここがなかなか努力しているのですが
進まない。まあ、なんか動きがあったらお知らせします。
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