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2011年04月18日
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1942年6月、ナチス・ドイツが計画した「パストリアス作戦(Operation Pastorius)」は米国の道路や線路、工場の爆破を目的としていたが、実際は作戦開始前からコメディー映画のような展開になっていた。
工作員の1人、ヘルベルト・ハウプト(Herbert Haupt)氏はお別れの晩さん会の後、パリ(Paris)のバーで泥酔し、周囲に自らがスパイであると打ち明けてしまったのだ。 ■潜水艦は座礁、工作員は発見され賄賂で逃れる 作戦が開始し、特殊任務を帯びて米国に到着したナチス・ドイツの潜水艦は、ニューヨーク(New York)州のロングアイランド(Long Island)島の沿岸に工作員4人を降ろす際に、砂州に乗り上げて座礁してしまった。 さらに上陸した工作員たちは、物資を砂浜に埋めているところを米沿岸警備隊員に発見されてしまった。だが、気にするな、と言われて300ドルを手渡された沿岸警備隊の隊員は、そのまま帰ってしまったという。 MI5の防諜部門トップ、ビクター・ロスチャイルド(Victor Rothschild)氏は「この潜水艦が米軍に攻撃されなかったのは、ひとえに米国沿岸警備隊隊員のいい加減さ、愚かさに起因している」と、注釈した。 ■リーダーがFBIに電話「工作員だが長官と話をさせろ」 作戦が失敗に終わったのは、工作部隊のリーダー、ゲオルグ・ダッシュ(George Dasch)氏が米連邦捜査局(FBI)に電話をかけ、自らが工作員であることを明かし、ジョン・エドガー・フーバー(John Edgar Hoover)長官(当時)と話をさせろと詰め寄ったためだった。 しかも当初はFBIに相手にされなかった。だが、長い聞き取りの後、ダッシュ氏とその仲間たちはようやく拘束されたという。 大変にお粗末な作戦のようにみえるが、MI5は深刻な脅威だったと指摘する。「この破壊工作遠征隊は、われわれが知りうる限り最高の機材を有し、最高に訓練された人材を擁していた」と、ロスチャイルド氏は評価した。 AFPBB News
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