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魔王コント

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稽古場では 将棋けん玉部が発足!?
小林 昨日、稽古が終わって、みんなで呑みに行ったでしょう?
  (小林)且弥さんが俺の名前で、知り合いの小洒落たイタリアンの
   お店を予約してくれて。
   アンサンブルに出てる若手も含めて6人で行ったんだけど。

伊勢 バルみたいな小洒落たイタリアンで呑みましたね。

家城 昨日の呑み会って、顕作さんがLINEで行ける人は誰でもって
   誘ってくれたじゃないですか。篠原さんも行ったんですか?

篠原 僕は覚悟が決まらないと行けないんです。
   それに今、アルバイトが忙しくて。

家城 なんのバイトをしてるんですか?

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篠原 新聞配達です。
   稽古のあとは一旦、家に帰って寝てバイトに行かないと
   生きていけないんで……。配達先にはカブで行くんですけど、
   団地の階段を走って昇り降りしながら配っていて。

小林 新聞配達か!なるほどね。
   そういうことでもしてなきゃ、こんなふくらはぎにはならないね。

家城 (笑)確かに篠原さんのふくらはぎ、おかしいなと思ってました。

篠原 ただ、舞台で階段を昇り降りするのは疲れるんです、この足。

伊勢 なんでだろう? 

小林 乳酸が溜まる速度が速いのかもね。アメ車みたいなふくらはぎだね!

家城 だから呑みに行きづらかったんですね。
   あと、稽古場へ来ていつも思うのが、
   結構な人数がけん玉やってるなっていうことで。

篠原 けん玉と将棋部がありますよね。
   けん玉は石田(明)さんがやっていたのが始まりで。

小林 将棋は前回からやっていた流れで、将棋けん玉部っていうのがね? 

伊勢 うん、昨日つくられました。石田さんがけん玉の先生です。
   篠原さんは両方観てるだけですよね? 

小林 新聞配達が忙しいからね〜。 

篠原 いやいや、けん玉やってますって! 

家城 早いっすよ、イジるのが(笑)。

伊勢 且弥さんと(矢崎)広さんも、けん玉にハマり出しました。
   将棋は僕、相手になるレベルじゃないんで。

小林 だから、ショウダイ(アンサンブルの1人)くらいかな。
   篠原さんは新聞配達があるからね〜。

家城 イジってんなぁ!(笑)
   篠原さんは今回、全員初めましてなんですよね。
   舞台の現場って初めての人が多いもんなんですか? 

伊勢 そうじゃないですか。
   僕がやったことあるのも顕作さんと家城さんだけですし、
   同じ人ばかりとやっても……っていうのはある気がします。 

小林 俺は、現場に馴染むのが早いねってよく言われる。

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篠原 顕作さんは気にかけてくれるんですよね。
   例えば、僕がみんなの輪の後ろから観ていたら、
   たまに話を振ってくれたりとか。 

小林 だって、一人ぼっちは淋しいじゃない?(笑)
   早く馴染んでもらったほうがいいしね。

家城 みなさんがコミュニケーションを取ってくれているとありがたいです!


描いているのは 
絶対的な敵がいる理想の世界 
家城 僕、役についてとか物語の全体像とか、どういう意味でつくったのかを
   もっと丁寧に話をしておきたいんですよね。
   脚本・演出家として初めての作品だから、僕としてはこういう芸風で、
   想像して書いたものをいろんな役者さんに表現してもらえたらいいなっていう、
   一発目なんだっていう気持ちがあって。内容的には、第3次世界大戦は
   始まっちゃいけないって本気で思っているというか……。

小林 恥ずかしいくらいのメッセージが詰まっている作品だよね。
   それは伝わっていますよ。

家城 誰かが言っていたことなんですけど、仲が悪い人同士は共通の敵を
   つくったほうがいいんですって。そこで、人間同士が争いをやめる理由は
   絶滅もしくは共通の敵をつくるしかないって。以前考えたことがあったから、
   今作では魔王っていう絶対的な敵がいる理想の世界を描いている。
   そういう熱い気持ちが入っている作品で、
   2010年に初めてやったものなんですけど。

小林 初演は東日本大震災前で、今回はあとだから。 

伊勢 意味合いがいろいろと変わってきたってことですよね。 

家城 はい。このタイミングで濃くやりたいなと思ったんです。

篠原 僕は、コントというつもりでのお芝居をここ数年やったことがないから、
   最初どうしょうかなと思ってたんです。けど、今回のような掻き回す役は
   演じていて楽しいですね。ただ、周りにお笑いの方がいるのは怖いっていうか。
   どう観られてるんだろうって気になります。

伊勢 僕も同じことを思ってますね。

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家城 それは稽古場でってことですか?

篠原 それもそうだし、いざ本番が始まってからお客さんがどういう目線なのかも気になります。

家城 初日で笑いが起きるかどうか。反応がリアルにあるわけじゃないですか。

伊勢 シビアに感じる部分ですもんね。

家城 はい。もちろん笑いが起きると思って組み立てていきますよ。
   まぁ、ウケなかった部分を修正する初日の夜を考えると怖いですけど(笑)。

小林 ははは! 
   でも笑いは波であって、芝居の面白さについては一概に語れないと思うよ。
   作品って不思議で、ガンガン笑い来てんなっていう回でも友達に
   「あんまり面白くなかった」って言われることもあるんだよね。
   逆に、笑いが起こらなくてもむちゃくちゃよかったって言われる日もある。
   だから俺が思うに、家城くんは何も考えないほうがいいよ。
   もう(作品を世に)出しちゃったんだから。 

家城 考えてもしょうがないから覚悟を決めろということですね。
   笑いがあったらいいなっていう意識はどうしても強くなっちゃうんですけど、
   単純にこういう日なんだってデータとして捉えていけばいいと。 

小林 そうそう、心の中の落合監督を出していけばいいんだよ。 

伊勢 俺流でね。

小林 大山康晴っていう将棋の名人が、必ず勝率は7割に留めておくみたいな
   言葉を残しているんだよ。全部勝たないで、3割は負けるんだって。 

伊勢 なんでだろう? 

篠原 勝ち続けると研究されちゃうからってことですかね。 

家城 隙を与えるってことですよね。がむしゃらな時期はあってもいいとは思う。
   20代とか全部勝つくらいの気持ちでいたほうがいいけど、僕も40代に入って
   それだけではどうしようもなくなるというか。
   だから、引き算とか余白があるといいっていうことですね。 

小林 うん。全部を埋めようとはしない。
  (両手を大きく広げて)埋めるのは、お客さんさっ!くらいの気持ちで。

伊勢 そんな役者のヤダ! ヤダっていうか、俺はそうなれない。
   全力でしかないです。

家城 まだ全力期だもんね。

伊勢 はい。いつまで経ってもまだまだ抜き方がわからないので、さっきの
   小林さんの話すごいなと思いました。 

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家城 俺、今回ちょっと肩の力が入っているんですよ。
   この世界に入って21年目くらいなんですけど、
   脚本・演出家としては1年目だから。
   でも、よかった。今までの話で、自分と自分が培ったものを信じて
   より加速しようと思いました。言いたいこともバシバシ言って、抜くとこは
   抜いていきます! ありがとうございました!



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