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THE YASHIRO CONTE SHOW「ReLOVE」

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12月7日(木)〜17日(日)紀伊国屋ホール(新宿)にて公演する 
THE YASHIRO CONTE SHOW 「ReLOVE」主演の平野良、押見泰憲、脚本・演出家城啓之による座談会の模様をお届けします。

 
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長寿の国の恋に恋した姫の物語


家城 以前、ラジオドラマを書くにあたって、一度(出演者である)平野さんとお食事しましたよね? で、僕はテクノロジーとか近未来の話が好きなんですけど、平野さんもそういう話が好きだと言っていて。

平野 「どういう本を読むの?」みたいなところから、そういう話をしましたよね。

家城 そうだ、そうだ。この犬の心・押見っていうヤツも、テクノロジーとか本が好きなはずです。ね? 量子力学とか詳しいっしょ?


押見 いや(笑)、詳しくはないですけどドキドキはしますし、そういう話は好きです。

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平野 最近、パラレルワールドとか8分違いの世界があるとか、話題になってますよね? 8分ずれてる世界があって、それは過去とか未来ではないっていう不思議な話なんですけど。あと、テロメアの話は知ってますか? 細胞分裂を止めちゃえば、歳は取らなくなるっていう。で、脳の老化が止められれば、不老不死は完成するらしくて。

家城 アルツハイマーも、脳にミューズ細胞みたいなのを注射すれば治るとか言われてますよね。死んだ脳を戻す実験が……


押見 ……これ、席が悪い! 話が飛び交ってるけど、付いていけない!


家城&平野 ははははは!


押見 好きなんですよ? 好きなんですけど、用語が全然わからない!

家城 ふふふ。興味のある2人なので、僕の作りたい話にはすぐフィットしてくれると思います。
僕、命や愛を題材としたパラレルワールド的な話をずっと書いていて。今回は、長寿一族と病気を治す細胞が過剰にある一族との間に生まれた王国の姫が出て来て、その姫は恋や愛に憧れていて恋愛をしようと訴え続けているんですよ。で、平野さんと小西さん、押見、長井さん、魚地さんっていう5人、加藤さん、小林さん、六角さんっていう王国の大臣を演じる3人とで、恋愛と時事ネタをミックスさせたようなものができればと思っています。

平野 面白そうですね。

家城 役柄としては、平野さんは頭が良い人で、ヨーロッパの国から留学を終えて帰って来て国家事務を行なう部署で働くエリート。で、押見は侍女と付き合っている男なんだけど、すぐに平野さん演じる男が現れて、姫はすぐそっちに気が移っちゃうみたいな。他人のものが欲しかっただけで、別にカッコよくないぞって思われる役です。

押見 ……そんなことだろうと思った(笑)。だって、共演の方の写真を観たら……そりゃあそうでしょうって。

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家城 ふははは! 簡単に言えば、押見はよこしまな人物で、平野さんは真っ直ぐな人物です。押見の役に関しては、恋と権力の狭間で揺れる気持ちみたいな物を描くことになるんじゃないかなと。で、平野さんの役では片思いと人間の成長みたいなものを描きたいなと思ってます。



学生時代の恋愛は三者三様の思い出


押見 不老不死ような話って、興味のない女性も多いですけど、恋愛要素があると物語として取っ付きやすそうですね。


家城 そうだね。平野さん、学生時代はどういう人がタイプでした? 僕は白いワンピースに麦わら帽子みたいな。

平野 あぁ、清楚な感じ?

家城 はい。で、ちょっと病弱みたいな感じの子に、勝手に憧れてたんですけど。
押見は?

押見 僕は部活やってるような、スポーティな女の子と付き合ってたような気がします。

平野 あぁ……どうなんだろう? 毎回、好きになるタイプが違うねって言われていたので、これと言って理想像はなかったですね。……ちょっとヤンチャな子とも付き合ってたし。

家城 ふはは! ギャルですかって聞こうと思ってたのに、その2つ上くらいの答えが来た!(笑)

平野 その一方で、私立のお嬢様みたいな子とも付き合ったりして。

家城 真逆じゃないですか。ってことは、両サイドいけるってことですね(笑)。

押見 すーーっげぇ! そこまでの振り幅はないなぁ。


家城 オレ達の立場から考えると振り幅だけど、よくよく考えれば真逆の女性からオッケーをもらえる平野さんってすごくない? オレ、ヤンチャな女の子から絶対オッケーもらえないもん。

押見 確かにもらえない……(笑)。平野さんは付き合う人に合わせられるタイプなんじゃないですか?

平野 結構そうなんだと思います。こんなの自分じゃないって苦しんだことはないというか、全然違う自分も自分なんだって納得できます。

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押見 それって強みですよね。バイタリティあるというか。僕はずっと引っ張っていきたいなと思ってたんですけど、結局、尻に敷かれるんですよ。結婚した今、それがオレなんだなって気付いたんですけど、敷かれ心地のいい尻じゃないとしんどいだけで、どの尻でもいいわけじゃないんです。

家城 大事なのは、尻探しだと(笑)。俺も女性が主導権を握る家庭のほうが、平和だと思うよ。

近い未来、ぶち当たるかもしれない問題に予備知識を与えたい


押見 家城さんは以前からファンタジーものを作ってますけど、歳を追うごとにどんどん哲学的というか、頭のいい少年みたいになってきてるなって

家城 なんで少年なの?(笑)

押見 大人になると、リアリティのあることばかりになるんじゃないかなって思うんですよ。

家城 どうだろう? 

平野 ただリアリティを追究すると、破綻している部分も見えてくるから大変そうですけど。

押見 確かにそうなんですけど、僕、コントでネタを書くじゃないですか。若い頃はSFみたいなコントも書いてたんですけど、想像していることを人に伝えるのが恥ずかしくなって書かなくなったんですよ。で、結局ありきたりな設定にしてしまうというか。

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家城 40歳で、まだこんなことを考えてるのかって言われるのが恥ずかしい、みたいな。

押見 はい。共感を得たいんだけど、共感を得る自信がないっていう。でも、家城さんは伝える技術がアップしてるので、周りとかお客さんが付いて来られるから書けるのかもしれない。

家城 どうかなぁ? 久しぶりに『プルートゥ』を読んだんです。10年くらい前に出た漫画と思うんだけど、当時はめちゃくちゃファンタジーだと感じたのに、今読むと超リアルに感じたんですよ。僕がちょっと前から思ってるのは、10年後、20年後に観に来てくれた人が生活していてリアルにぶち当たるかもしれない葛藤とか悩みを提出したいというか。もしかしたら10年後、今回書く話のようなことを選択する時が来るかもしれない。その時に、予備知識のようになる作品を作れたらと思ってます。

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