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THE YASHIRO CONTE SHOW「ReLOVE」

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THE YASHIRO CONTE SHOW 「ReLOVE」座談会 第3弾です!
 
今回は、モデルとしても活躍をしている長井短と脚本・演出の家城啓之による座談会の模様をお届けします!
 
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ヒロイン役のイメージにピッタリだった
 
家城 今日はよろしくお願いします。ちょっと緊張してます(笑)。

 

長井 よろしくお願いします。実は中学生の頃、(家城がパーソナリティを務めていた)『SCHOOL OF ROCK』を聴いていて。1回、番組に電話したことがあります(笑)。

 

家城 マジっすか!? 僕と放送中に話しました?
 

長井 はい、ちょっとだけ。Toppaモデルをやっていて。
 

家城 あぁ! ロッテのToppoが受験の時だけ合格にかけてToppaって商品に変わるんですけど『SCHOOL OF LOCK』とコラボしていて、パッケージの裏に載る男の子と女の子が毎年3人ずつ、オーディションで選ばれるんですよね? 長井さんはその1人だったということですか。なるほど! ありがとうございます! 長井さんに今回お願いしようと思ったのは、雰囲気があるのとお綺麗なのと……あとは役の話になるんですけど。

 

長井 はい、プロットは読ませていただきました。
 

家城 本当はブスじゃないのに、周囲からブスだと扱われている姫の役で。恋愛推進者ですぐ人を好きになるし、世の中の人にも「もっと恋をしていきましょう」って薦める人なので、ちょっと癖があるというか個性的な方がいいなと思っていたんです。だから、長井さんはイメージにピッタリだなと思っちゃいました。僕の舞台を何か観ていただいたそうですね。

 

長井 あ、はい。すごく仲のいい女優さんが以前、家城さんの舞台に出られていたんです。梨木(智香)さんなんですけど。

 

家城 あぁ!『時代に流されろ!』に出ていただきましたね。

 
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長井 で、本多劇場で観させていただいたら、すごく面白くて。梨木さんからいろいろと話も聞いて出てみたいなと思ってたので、今回オファーをいただいて嬉しかったです。

 

 

 

長井短がモデルを始めた意外な理由

 
家城 長井さんって、根本(宗子)さんの舞台に出られてますよね?『時代に流されろ!』っていい悪いとかではなく、そろそろ起きるだろうと思うことを善悪意識しないで書いたんです。で、アンケートだったかな? Twitterか梨木さんから聞いたのかなんだったのか忘れましたけど、根本さんから「家城さんは真面目で優しい本をお書きになりますね」って言われて。

 

長井 へぇ!

 
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家城 そういうつもりじゃなかったからあぁ、そういうふうに受け取る人もいるんだと思ったんです。長井さんはどういう感想を持っていただけたんですか?

 

長井 うわーーーって、字がたくさん出るところがあったじゃないですか。あそこがすごく気持ちよかった。演劇って部活で言うと文化部ですけど、理系っぽかったというか。理系っぽい演劇が好きなので、カッコいいなと思いましたね。

 

家城 言われてみれば、確かに演劇って文系ですよね。モデルさんですよね? お芝居はなぜやろうと思ったんですか。

 

長井 中学生のとき、大人計画を観て演劇をやろうと思って。

 
家城 中学生で大人計画って観るもんですか?

 
長井 動画で観たんです(笑)。で、高校生のときにちょっとやってみたんですけど、20万円くらいぼられてやめて。高校卒業して小劇場に出始めたんですけど、芝居ではお金があんまりもらえないので、モデルをやろうと。

 

家城 はぁ! ざっくりとまとめると、役者を続けるための金稼ぎの手段としてモデルを始めたということですか。すごい! だってバイトでしょ、モデルが(笑)。みんな、なりたくて必死に目指してるのに! ふはは! それ、めっちゃいいっすね。

 

長井 モデルにはなれたんですけど、アルバイトの面接は一切受からなくて8つくらい落ちました。

 

家城 落ちたのは、なんとなくわかります。仕事ができなさそうということではないんですけど、店長サイドからすれば頼んでいいのかなと思いそうっていうか。

 

長井 ウソ!?(笑)

 
家城 僕が店長だったら、雇ってみたい気持ちと持て余す気持ちと両方ありますもん。アルバイトに受からないっていうのは人と接するのが得意じゃないとか、何か理由はあるんですか?

 

長井 普通に人見知りですけど、社会生活がままならないタイプではないと思います。

 

家城 ブログか何かに載せているご自身のプロフィールに、引きこもってたみたいなことを書いていませんでした?

 

長井 はい。バイトも受からないから外に出ないで、漫画を読んだり、ゲームをしたりしていたっていうポップめの引きこもりでしたね。

 

 

 

コントと演劇の笑いは似ているようで別種目

 
家城 さっきも話したように、数年後にこの問題が浮き彫りになるだろうなという物語を、お客さんに真っ先に体験して欲しいっていうコンセプトでつくってるんですね。で、台本を書き進めてるんですけど、今のところは笑いが全然なくて。“THE CONTE SHOW”って付いていることにふと気付いて、ヤバいなと思ってるところなんですけどね(笑)。

 

長井 あ、そうなんですね。昨年10月、「弱い人たち」っていう作家さん1人と芸人さん3人のユニットでのコントに混ざらせてもらったんですれど、コントってむちゃくちゃ忙しいですよね。ほぼ着替えだなぁと思って。あと、演劇で笑いを取るのとコントは違うんだなと。私が今まで出た劇団では笑い待ちはしなかったですし、基本、台本通りに進めていってましたけど、芸人さんと一緒にやるコントは日によって毎回違うふうになるのが面白いなと。空気の読み方が全然違うんだなと思いました。

 

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家城 似ていて、別の種目ですよね。僕がやってきたのはお笑いなので、自分が胸を張って見せられるものは笑わせる部分だと思うんです。でも、ここ1年くらい、いろんなところで直接的にだったり、間接的にだったりで「家城さんの舞台って、お笑いでも芝居でもないですよね?」って言われて。で、半年くらい、どうしたらいいのかなってグーッと考えてたんですけど、今までつくってきたものとか身に付けたものとかを全部出し切って、この先、一生舞台やらなくてもいいくらいの気持ちでやろうかなと思って。演劇だとかお笑いだとか、どうでもいい。自分のやりたい話をプレイヤーの皆さんに伝えて一緒に構築して出たものをお客さんに観てもらえればいいやって割り切れたんです。だから、今までは役者さんに遠慮していた部分もあったんですけど、今回は謝りながらも言いたいことはいっぱい言おうと思ってます。……稽古中、なんだこいつ、芝居わかってねぇなと思うこともあると思いますけど。

 

長井 ふふっ、そんなことはないですよ。私、そういうの、恥ずかしくて言えないんですよ。わからないときはもちろん訊きますけど、何が言いたいのかがわかるならばそれでいいかなって思っているので。

 

家城 あぁ、そうなんですか。でも、前は芝居よりのことを言ってたくせに、今日は同じシーンで笑いを取りに行くような演出を付け始めたとか、いろいろあると思うんです。だから、「納得いきません」とか言ってくださいね。

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