マーケティングの現状と未来を語る

2014年ヤフトピに8度の記事掲載。わかりやすい裏読みでメディア取材多数。マーケティングコンサルタント。個別相談も受付中

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「広告業界の現状と未来」を語るという大きな視点から今日は少し離れて
現在コンサルティングや広告会社として経営者や宣伝部の方々と話す中で
出てくることが多い「口コミ」というものについて述べたい。

「最近は、口コミが重要です」という言葉は、広告に携わらない人たちでも
一度や二度は耳にしているのではないだろうか。

広告が以前よりも効かなくなった。
企業にとっては製品が以前よりも売れなくなった。

このような背景が多かれ少なかれ影響している。

この「口コミ」というもの。以外に曲者である。
例えば「口コミ」を使ったバズマーケティングを展開しましょう。
そのためには、有力ブロガーのネットワークを使ってキャンペーンをしましょう、とか。
SNSを使ったキャンペーンのほうが有効です、とかを聞く。

あまり突っ込んで枝葉末節に入りたくないのだが、聞いていると有力ブロガーやインフルエンサーと
考えている人たちは、月に2,3度ブログを更新し、しかもPVもそれほどとれない人たちで
あったり、ただの小さな仲間のネットワークであったりということのほうが多い。

今回はそのような枝葉末節の話ではなく、もっと重要な前提の話をしたい。
「口コミ」の使い分けである。

今の消費者の購買行動は5年前と比較して相当変化している。
また、購買行動に伴う参考情報源も当然ながら変化している。
結論から言おう。

製品によって重視すべきポイントが違うのである。

一言に「口コミ」「インフルエンサーマーケティング」等と言っても、
ブログやSNSの場合もあれば、レビューなどを重視するような場合もある。

他社製品と比較して、強烈な個性がない場合には、丁寧なアプローチが必要になる。
つまり、消費者は比較サイトで購入検討商品を絞ってくることが多いため、
そこでの口コミレビューのようなものが重要になってくる。

一方で、他社製品と比較して、強烈な個性がある場合には、トレンドへの導火線に
火をつけるために、まず濃さをもったグループにアプローチすることが重要になる。
それはSNSだったり、特定のターゲットが集まるサイトや場所でのアプローチになる。

「比較」のためと「導火線作り」のための「口コミ」戦略は異なるのである。
だから、消費者の心を考えずに、AISAS理論や「口コミ」という言葉の響きに押される
形で、あやふやにやってみようは避けるべきなのである。

戦略を決めることが出来れば、リーチを狙う必要はない。
同時にリーチを狙うことを考えいくと、結局はマスとのバランスを取ることになり、
結果的には本来狙っていた効果を得ることが出来なくなるからである。

自社の売上ではなく、広告主の売上を上げることが広告会社の存在意義である。
そして、技術やサービスありきではなく、消費者の心を根底から理解し、
戦略に繋げていくことが、過去から未来になっても、変わらぬ重要なポイントである。

閉じる コメント(2)

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そっかぁ・・・それが現実ですね。広告って難しいんですね。

でもなんか、インパクトがあって、ガツンとくるものがあって、ヒット商品になるというようなCM制作も期待したいところですよね。

2008/5/6(火) 午後 5:52 [ ココトビ ] 返信する

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>自社の売上ではなく、広告主の売上を上げることが広告会社の
>存在意義である。

昔からの当たり前の事が最近失われてきてますね・・・。
出版の世界もまるで同じです。

2008/5/7(水) 午後 9:19 [ canon_a1_chichichi ] 返信する

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