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最近、ネットで検索をしてもなかなか欲しい情報に辿りつけないという話を良く耳にします。
年々加速度的に増えていく「情報」、なかでもインターネット内の情報は最も加速度的に
増えていくものの一つです。
リスティング広告やSEO対策は、ネット広告を考える上で、ホームページ作りそのものや
LPO対策とともに、企業にとって必要不可欠な施策です。一方でリスティング広告や
SEO対策の進化は、ユーザーの利便性以上に、企業へのメリット誘導をもたらす面を
生み出しました。結果として、加速度的に増えていく情報量と、適切に取り出しにくくなった
情報質によって、ユーザーにとってのネット検索の精度は低くなっていると言えるのです。
今後の流れとして「検索」そのものがなくなることはないでしょう。「検索」そのものの
利便性を否定するつもりはありません。しかし、今後の潮流としては「レコメンド」機能が
より重宝されていくことになります。自分のライフスタイル、嗜好を理解して、
推薦してくれる「レコメンド機能」は検索に疲れたユーザーにとって、なくてはならないものに
なります。そして、その傾向は今後ますます加速していくことでしょう。
すでにアマゾンを筆頭にレコメンドエンジンをサイトに採用しているショッピングサイトは
ありますし、自社サイトでレコメンドエンジンを採用する企業も増えてきました。
今後、さらに利便性を上げたレコメンド機能を持つためには次のような要素の強化が
あることでしょう。
① 自分の行動履歴(検索/行動)からのレコメンド
② 自分の行動履歴に近い人の行動履歴からのレコメンド
③ 時間軸を取り入れたレコメンド
④ 場所軸を取り入れたレコメンド(GPS)
⑤ 関係属性軸を取り入れたレコメンド(誰といるか:通信会社)
当然ながらレコメンドがもたらすものは広告内容にも関係しますし、広告形態そのものにも
関係してくることでしょう。かつて「どこに(メディア)出稿するか」だったのが、
今は「誰に向けて出稿するか」になりつつあります。今後は「いつ、どこの、誰に出稿するのか」
まで精度が上がる事でしょう。①ー④と違い、⑤はハードルがいくつかありますが将来的な
可能性は0ではないと思います。
レコメンド機能の精度向上によって、ユーザー自身以上に、ネットがユーザーのことを
知っているという面が今後強まっていきます。将来、通信と放送が融合された時、
これらのデータが基礎となります。テレビやサイトというのは、これら重要なデータを
元にした情報を映し出すための手段の違いという感覚が正しくなってくるのではないでしょうか。
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