マーケティングの現状と未来を語る

2014年ヤフトピに8度の記事掲載。わかりやすい裏読みでメディア取材多数。マーケティングコンサルタント。個別相談も受付中

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ここ最近、もっとも勢いのあるサービスの一つがグルーポン系サービスです。実際にサービスを利用したことがない人でも、グルーポンというサービス自体はご存知の方も多いと思います。リーマンショック以降、新興国だけでなく欧米も経済復興の兆しを見せる中で、最も復興の立ち後れている国の一つである日本。私たち消費者にとって、商品検討購入時における”価格”というもののプライオリティはますます増していると言える状況です。アメリカからスタートしたグルーポン系サービスですが、スタートアップしたばかりの日本企業をM&Aするケースもあり、本サービスの日本でのポテンシャルを世界が感じていると言っても良いでしょう。すでにマーケットは「だれがマーケットリーダー」になるのか熾烈な争いとなっています。最大手リクルートの「ポンパレ」はヤフーのブランドパネル広告やツイッター広告にとどまらず、テレビCMも行っています。数の多さが生き残りを決めるネットの時代だからこそ、スピードとボリュームを一気にかけることが重要ですから、王道を行く戦術です。

グルーポン系サービスは「消費者に”体験”してもらう」という意味で大きな効果があるでしょう。チラシを撒いたり、ネットやアフィリエイト広告などを行って一人あたりのお客様を獲得する単価とグルーポン系サービスを使ってお客様ひとりを獲得する単価を比べると80%程度はグルーポン系サービスのほうが効果が高いと推測できます。この先は、効率とパーセンテージは落ちていくのはマーケットの必然ですが、現段階では「消費者に”体験”してもらう」という意味では効果があると言えるでしょう。業種で言えば、リピート購入の多い飲食系、日常生活品系、店舗系サービスが最も効果が出やすいと思いますが、耐久消費財に関しても戦略の立て方で十分な効果を得ることが可能です。

情報過多の時代に”体験”機会を効率よく作ることは重要ですがリスクもあります。それは”商品のポジショニング”の取り方に影響するものです。”体験”してもらうため、目に見えて”価格”を下げる。それは期間限定であっても、多くの消費者から”安い”という印象をもたれます。ディスカウントをする上で留意しなければならないのが「ブランドイメージと認知度」のトレードオフの関係です。もちろん、最近では「価格の安いことを安いイメージにしない」ための戦術も多々あります。重要な事は、グルーポン系サービスを使うということを点で考えないことなのです。自社のマーケティングコミュニケーション戦略の中できちんと整理することが担当者には必要です。

今まで企業の広報宣伝担当者へのお話でしたが、最後に広告業界の方々へのメッセージです。すでに広告はメディア前提のコミュニケーション作りが成立しにくい状況にあるのは肌で感じていることと思います。その中で、グルーポン系のようなディスカウント戦術に対して広告領域ではないという意見もよく耳にします。しかし、広告業界関係者に今必要な事は既存の広告領域を一度白紙にして戦略を立てることも必要だという意識を持つ事です。広告費をかけるより価格を安くするほうが効くという事実があるのであれば、そのメリット/デメリットを検証して、より効果を発揮する提案を検討すべきなのです。

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