マーケティングの現状と未来を語る

2014年ヤフトピに8度の記事掲載。わかりやすい裏読みでメディア取材多数。マーケティングコンサルタント。個別相談も受付中

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アベノミクスの生みの親の一人である浜田宏一内閣官房参与(エール大学名教授)が、2014年4月に予定されている消費税率の引き上げについて慎重論を唱えるようになっている。個人消費への影響を考慮し、このタイミングでの消費税増税は「危険な賭け」と発言した。

消費税率は、2013年4月に8%、2015年10月に10%に引き上げられる予定だ。政府は今年10月ごろに景気などをもとに最終判断する方針だ。それに対して浜田氏は増税で景気が落ち込む可能性を指摘した。

また浜田氏は「長期で見た時に日本の財政の状態がこれでいいとは誰も思わない。だからどこかで増税しなければならない」とも述べ、将来的な消費税の引き上げは不可避との見方も示した。

自らもアベノミクス推進側にいる浜田氏の発言には大変好感を持った。私もマーケティングコンサルタントなので浜田氏と同じく、自らの発言には大きな責任を伴うと思っている。ただ、状況が変われば、発言した内容に、補足を加えなければならない時もあるし、修正しなければならないこともゼロではない。そういう時に、きちんと発言することが出来るかどうかが、本当に誠実かどうかのポイントだと思う。

浜田氏は、その意味でとても信頼出来る方だとこの発言で感じた。

問題は政府だ。

もっとも信頼していたブレーンが責任を持って発した言葉だからこそ、流すのではなく真摯に向き合うべき問題だ。それをきちんと理解して、検討し、判断することが出来るかどうか。これがポイントだ。よくある失敗例は「ここで元々の話を修正したりすれば、自分自身の立場を弱くするのではないか」という保身やメンツにまつわる話だ。

こういう話は大企業でも往々にしてある。社内の様々な部署や上長の承認を取り付け進めた提案を、状況の変化があるから、引っ込める訳にはいかないという話はよくある。本当は、修正する方が企業にとってもプラスになるのだが保身やメンツの問題で、結局そのまま行くケースが多いのが実情だ。

安倍首相が自らのためにアベノミクスをしているのか、それとも国民のことを考えて浜田氏の発言を尊重するのかには大いに注目だ。残念ながら、個人消費は伸びていないのが今の日本だ。一部の富裕層が株高による恩恵を受けているからデパート売上高は好調だが、実際の消費状況はまったく良くない。その事実をきちんと把握している浜田氏の貴重な提言を受け入れる判断を安倍首相には期待したいものだ。

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