マーケティングの現状と未来を語る

2014年ヤフトピに8度の記事掲載。わかりやすい裏読みでメディア取材多数。マーケティングコンサルタント。個別相談も受付中

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南アフリカのケープタウンにザ・カーブという地区がある。南アフリカにはサファリ、身近にペンギンの群生を見られるビーチ、テーブルマウンテン、ゴルフなどのアクティビティ、昔からヨーロッパの人のリゾート地として愛されて来たことによって培われた質の高い宿泊施設と食事、現地の文化、素晴らしいゴルフコースなど旅行に必要な要素のほとんどがある。まだまだ日本からの旅行先としては遠いイメージを持つ人もいるかもしれないが、旅行者数は急激に増加している。そんな魅力的なスポットが溢れるなか、ザ・カーブ地区は観光人気スポットになっている。今まで上に上げたような要素はなく、ただの居住地区と言っても良い場所だ。人気の理由は、ポップな色でカラフルになった家の町並みだ。

ここに日本各地で広がっているシャッター商店街、観光資源の乏しい地方都市を活性化するヒントがある。

地方が活性化するためには、観光的な資産などがあった方がやりやすい。しかしすべての地方にその資源があるわけではない。そして私は日本全国各地を訪問するなかで気づいたことがある。歴史的資産を無理矢理観光資源にしたりしようとして、一般の人からしたら何の魅力にもならないことを無理矢理伝えようとして失敗しているケースが少なくないのだ。「歴史」や「自然」にこだわるあまり、どうしたらお客さんが”来てくれ、喜んでくれるのか”という視点が落ちてしまっているのだ。地元への思い入れが強すぎることもあり、お客さん視点が抜けていまっているのだ。とても残念だ。

ザ・カーブ地区のまわりには、いやというほど観光スポットがある。それでもザ・カーブ地区が人気になるのは、そのデザインによってだ。

日本でもこのような取り組みは簡単に出来るはずだ。デザインやカラーは街に魅力を与える。それは京都のような歴史的な町並みでなくても、白川郷のような建造物ではなくても可能だということをザ・カーブ地区は教えてくれる。

ザ・カーブ地区の他にもカラーによって人気になっている場所はある。それはモロッコのシャウエンだ。街全体がブルーに彩られており、とても美しい。

街に観光資源や特徴がなくても、工夫一つで人気になるヒントがここにはある。

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