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ソーシャルゲームの成否によって、企業の業績が大きく上下する事例がいくつも出ている。
倒産まであるか?!とさえ言われていたミクシィは「モンスターストライク」のヒットで一気に業績を回復した。その一方、GREEやDeNAはコンプガチャ騒動以降、業績が下がり続けている。そしてGREEは住宅リフォーム事業などあらたな事業に参入し、DeNAも遺伝子検査サービス事業などに参入した。GREEやDeNAはソーシャルゲームによって大きなプラスを得た一方、ゲームがヒットしなかったり、規制一つによって企業の存続そのものが脅かされるという苦い経験もした。その結果、ソーシャルゲームに頼らない新たなビジネスの軸を打ち立てようとしているのだ。逆にミクシィは窮地に立たされた中で、業績を向上させるのではなく急上昇させるためには、ソーシャルゲームのヒットしかないと判断したのだろう。大規模な配置転換を行い、ソーシャルゲームのヒットに賭けるしかなかったのだ。結果としてミクシィは賭けに勝ち、復活を果たすことになった。しかし復活した今、今度はミクシィがGREEやDeNAが直面した課題に直面しているのだ。
若い人だけでなく40代くらいまでの人は、アニメやゲームに抵抗のない人が多い。なぜなら、子どもの頃に少年ジャンプや少年マガジンなどの漫画を読み育ち、ファミコンに親しんで育った世代だからだ。現在、電車の中を見ていても、若い人達だけがスマホでLINEをしたり、ゲームをしたり、SNSをしたりしているだけでなく、40代のサラリーマンまでもがソーシャルゲームを楽しんでいる姿は珍しくない。これから、ますますソーシャルゲームは浸透していくはずだ。
それだけではない。これからの日本は高齢者がどんどん増えていく。これから高齢者になっていく世代は会社でパソコンを触り始めた世代である。彼らにもスマホやタブレットが普及していくことで、頭の体操的な意味も含めてゲームの効用性が高くなっていくことだろう。それに伴い、高齢者向けのゲーム開発も進んでいくはずだ。
少し微妙だなと感じることは、レディースコミック的なタイトルや内容を思わせるゲームのCMが増えていることだ。今まで述べて来たようにソーシャルゲームは当たれば大ヒットになる。そしてビデオ、DVD、インターネットが普及した背景を見れば、その裏にエロ系コンテンツがあるのも事実。しかし社会的に大きなインパクトがある業種になったからこそ、該当企業には企業としての健全性が必要だと感じるし、CMを放映するテレビ局には適正な放映時間の選定やCM考査の実施など健全性の維持を意識してもらいたいと感じるのだ。
さて、これからどんな企業が爆発的ヒットを飛ばすのか注目だ。おそらく今は無名の企業でも、数年後には日本市場で時価総額上位に上がってくるも不思議ではないだろう。
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