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大阪府茨木市のコンビニエンスストア「ファミリーマート茨木横江店」で、店員の態度に言いがかりをつけて土下座させたり、携帯電話の新品交換を要求したり、たばこをせびったりして、実行犯4人の男女が恐喝容疑で逮捕された。
この事件で、実行犯の男性が勤務する会社がホームページに謝罪文を出した。その理由は、動画サイトにアップされた恐喝の様子の中で、実行犯のウェアに企業名が入っていたことによるものだ。企業側は謝罪し、厳正な処分をすると発表した。
■ 企業と個人の責任範囲
昨今、ソーシャルメディアの普及によって情報はあっという間に拡散されるようになった。企業にとって良いニュースはもちろんだが、悪いニュースほど広まり方は早く、広い。したがって、不祥事があると、ソーシャルメディア上で炎上しないよう、迅速に謝罪を行うことが危機管理広報の鉄則だ。
しかし今回の件は、どうだろうか。企業に所属しているとはいえ、一人の男性が常識を外れ、法律を犯し、人としてあるまじき行為をしたものだ。企業というよりも個人の問題である。
今回は企業名の入ったウェアを着ていたため、企業側は謝罪をせざるをえなかったのだろうが、本来は企業側が責任を追うべき話ではないと私は考える。
■ モンスター○○の構造
今回の件で企業に責任を追わせるとするのは、生徒に問題があった時、すべての責任を学校に追わせようとする親、つまりモンスターペアレンツが生まれる思考とベースは同じだ。また、何か小さなミスにつけこみ、企業に難癖を言うモンスターカスタマーともベースは同じだ。企業は従業員を雇用するし、学校は生徒を教育するが、親でも家族でもない。人間としての最低限のモラルやマナーが守られていない問題は個人の問題であるべきだ。ここを曖昧にするから、モンスター○○が世の中にどんどん増えていくのだ。
幸い、今回の件では企業側に大きなクレームは行っておらず、炎上騒ぎにはなっていない。この事件をきっかけに、私たち一人一人が「企業と従業員の適切な関係」「ソーシャルメディアでの振る舞い方」などについて考える機会が増えることを願いたい。
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