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政治サイト「どうして解散するんですか?」をNPO法人「僕らの一歩が日本を変える。」青木大知代表の大学生が小学4年生になりすまして開設・運営していたとして騒動になった問題が騒ぎになっている。安部首相も「批判されにくい子供になりすますもっとも卑劣な行為」とFacebookで厳しく批判した。
遊び半分でやったのかもしれないし、意図的にやったのかもしれない。このことに対して、ネット界隈だけでなくテレビのコメンテーターまで賛否両論が分かれている。
この問題には2つの側面があると私は考えている。一つ目は「匿名での情報発信の弊害が出たこと」もう一つは「モラルの問題が出たということ」だ。
一つ目の「匿名での情報発信の弊害が出たこと」について。このサイトが小4の製作ではないと思われ、青木代表の関与が疑われた当初、彼は関与を否定したのです。その後、問題が大きくなったから謝罪せざるをえなくなったのです。大学生と言えども、すでに大人です。特に選挙権があり政治を語るならば、大人と同じです。青木代表としたら、ここまで大きな話題になるとは思わなかったのかもしれないが、事の大小ではなく、小4になりすました形で情報発信したのは問題があるのです。
これは匿名での情報発信が許されるネットの弊害があらためて出た形です。自分は安全なところにいて、誰かや何かの批判をするという、ありがちなネットの弊害なのです。実名でソーシャルメディアを使っている多くの著名人が、このような匿名からの情報発信に悩まされた経験を持ちます。中には脅迫に近い発信をする人もいます。会ってみると悪い人ではなかったりするのですが、匿名のネット人格というものは別なのです。今回の件も、青木代表とすれば、さすがに問題から逃げられくなったのでカミングアウトして謝罪をしたのだろう。ただ、こういう情報発信は許されるべきではない。だから猛省を促されるべきだ。
もう一つの問題は「モラルの問題」だ。正直驚いたのは、この問題について賛否両論分かれたことだ。目的を達成するためには、この程度の嘘は良いではないかという意見。小さなことだから大目に見れば良いではないかという意見。今回の件を擁護する意見もあった。実は、大人がきちんとモラルを教えられないため、子ども達がこのようなモラルハザードを起こしているのだ。正しいものは正しい、悪いものは悪い、このことを大人自身がきちんとわかることが出来ていない。だからモンスターペアレンツやモンスタークレーマーのような、明らかに間違った人達が、正しいという主張をし、世の中にまかり通ってしまうケースが増えているのだ。大人がこれでは子供に教えることは出来ない。これは20歳の大学生だけの問題ではない。大人の一人一人が自分たちの行動を振り返る”気づきの機会”でもあるのだ。
この先、このような稚拙な問題が起きないことを祈りたい。
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