マーケティングの現状と未来を語る

2014年ヤフトピに8度の記事掲載。わかりやすい裏読みでメディア取材多数。マーケティングコンサルタント。個別相談も受付中

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2014年の「新語・流行語」大賞が発表された。今年の大賞は「集団的自衛権」と「ダメよ〜ダメダメ」だ。率直な感想として、「ダメよ〜ダメダメ」は妥当だが「集団的自衛権」はどうだろうという印象だ。まずは、あらためてトップ10を見てみたい。

「集団的自衛権」
「ダメよ〜ダメダメ」
「ありのままで」
「カープ女子」
「壁ドン」
「危険ドラッグ」
「ごきげんよう」
「マタハラ」
「妖怪ウォッチ」
「レジェンド」

本当に流行ったのかという疑問の言葉もあるが、毎年いくつかはそういう言葉もある。もともと「現代用語の基礎知識」がやっていた年間アワードに通信講座大手のユーキャンが加わった形である。「現代用語の基礎知識」の認知度を高め、部数を伸ばすとともに、ユーキャンの通信講座への資料請求や申込の増加が目的でもある。多少「えっそうかな?」とか「この言葉はなんだっけ?」といった適度に心を掻立てる要素を作るのは、選考者の運営側への配慮でもあるだろう。

他にも「ゴーストライター」とか「STAP細胞(もしくは「STAP細胞はあります」)」などが入ってもおかしくないような気はするが、このあたりは黒要素が強く、取り上げ方が難しいのだろう。

■ 「ダメよ〜ダメダメ」を登場させた空気

「ダメよ〜ダメダメ」が登場した空気感を考えてみる。これは「明美ちゃん、いいじゃ ないの〜」という言葉とセットだから流行ったものだ。本当はセットで受賞が妥当なのだ。なぜならば、それが世の中の空気を反映した言葉だからだ。

年々、世の中には発言しにくい空気が漂い始めている。2014年の流行語大賞にも入っている「マタハラ」を始めとするハラスメント問題。「セクハラ」「パワハラ」など、今までは大丈夫だった発言が今は許されないということも多々ある。もちろん、基本的には良いことだ。ただ、あまりにも行き過ぎた統制によって、そもそも異性を話すこと自体に気を遣いすぎるという人も増えている現状もある。

「モンスターペアレンツ」「モンスターカスタマー」なども似ている。不適切な発言、気に入らない発言、間違ってしまった発言をすると、すぐに問題化されてしまう世の中だ。

「言いたくても、言えない」モノが多くなった。これが今の空気だ。

その反動として、ソーシャルメディア上において、匿名で誹謗中傷をしてみたり、人格が変わったような発言をする人が多くなっているとも言えるだろう。

■ 「ダメよ〜ダメダメ」が大賞になった理由

「ダメよ〜ダメダメ」が流行語になったのは理由がある。「明美ちゃん、いいじゃ ないの〜」と中年男性の細貝さんが言うシーン。今の世の中の空気感から言えば、こういう言葉自体、なかなか言いづらいものだ。それに対して100%拒否をする明美ちゃん3号の「ダメよ〜 ダメダメ」だ。誰かの言葉を100%否定することは、そもそも難しい。まして今の世の中、はっきりモノを言い過ぎることによって多くのマイナスを被る危険性があるので、ますます難しいのだ。

日本人の誰もが難しくなってきたと感じている否定の言葉。「ダメよ〜ダメダメ」は、完全否定をコミカルにしたことによって、多くの人の共感を得たのだ。現実世界においても”この言い方ならば、波風立てずに断ることが出来る”と感じているのだ。だからこそ、小学生の子どもたちだけでなく、大人までもが「ダメよ〜ダメダメ」を使っているのだ。

まさに東京エレキテル連合の「ダメよ〜ダメダメ」は、言いたいことが言いづらくなった今の時代の空気を絶妙に反映している。「流行語大賞」らしい「流行語大賞」が生まれたと言って良いだろう。


不動産開発の森トラストは、アメリカのスターウッドが手がける最高級ブランド「翠嵐 ラグジュアリーホテル 京都」を2015年春に開業することを発表した。スターウッドは「シェラトン」や「ウェスティン」を展開しているホテグループだが、最高級ブランドを日本で展開するのは初めてとなる。

このニュースを聞いた翌日、私は京都の嵐山にいた。そこで外国人観光客のあまりの多さに驚いた。原宿、表参道、渋谷などを毎日のように見ており、観光客が戻ってきたなと感じていたが、観光客数はその比ではない。欧米人と思しき人達だけでなく、中国人、韓国人の姿も多数確認した。渡月橋脇にある多くのバス駐車場はバスで埋め尽くされており、歩道は人混みで歩くのが大変なほどだ。このような中で外資系ホテルが続々とオープンすることは当たり前の話しだ。

■ 続々オープンするワールドクラスのホテル

昨年、リッツ・カールトンが鴨川沿いの祇園近くにホテルをオープンさせた。2016年にはフォーシーズンズがオープンする。フォーシーズンズは、昨年、東京目白の椿山荘の運営から撤退したばかりだ。東京からは手を引くが、京都には進出する。まさに京都に世界の名だたるホテルが集結している。日本のホテルも頑張っている。もともと俵屋旅館や柊家旅館など老舗の名旅館はあるが、今一番人気のあるのは星のや京都だろう。嵐山で小舟に乗って宿まで行くという独特のスタイルが評判で、星のや系列の中でも最も予約が取りにくいのだ。星野リゾートは海外への進出も始めた。まさに世界を代表するホテルグループと日本を代表するホテルグループが真っ向から勝負する。それが今の京都なのだ。

■ 京都の今後の可能性

次に京都に狙いを定めてくるのは、世界的リゾートであるアマングループだろうか。それともアメリカを代表するホテル、ウォルドルフ・アストリアを買収したような中国企業だろうか。いずれにしてもアジアからの観光客が増える中、アジア系の高級ホテルの進出が今後は予想されるだろう。2015年春、東京大手町に日本初のホテルをオープンさせるアマンなどはその筆頭格だろう。

■ 京都人気が圧倒的な理由

最後に、京都が他の観光地と比べて大きく盛り上がる理由を説明したい。紅葉が終わったシーズンでもこれだけの盛り上がりがある理由はなんだろうか。

理由1:どの季節に来ても四季おりおりの自然の魅力があること
理由2:外国人の興味が高い日本の伝統文化を至るところで感じられること。世界最高の観光都市パリと同様、歩いているだけで楽しめること
理由3:世界遺産が数多く点在していること
理由4:和食を中心とした料理が美味しいこと
理由5:外国語で対応できる人が他の観光地よりも多いこと

他の観光地が真似しようとしても、すべての要素を揃えることは不可能だ。ただ、このうちいくつかの要素を意識し、実行するだけでも観光客数は増加させることが出来るはずなのだ。

フィギュアスケートのNKH杯が終わった。羽生結弦選手は総合第四位、なんとかグランプリファイナルへの進出を果たした。スケーティングそのものは本来の力の半分も出せていないように感じたが、それでも出場し第四位になり、目標であったグランプリファイナルへの出場権を獲得したことは、彼にとって良かったと思う。ここから少しづつ心身の調子を取り戻し、グランプリファイナルでは圧倒的な演技を見せ、金メダルを掴んでくれることを祈りたい。

負傷した中国大会。羽生選手のフリー出場の是非を巡って日本中で議論が沸騰した。私は前回のブログで、あの時点で羽生選手が決めたことを最大限尊重すべきであることを中心に伝えた。


NHK杯の出場時の会見で羽生選手はこう語った。「自分の意思を尊重してくれたコーチと協会に感謝している」「自分の限界に挑んでいる。ある意味、死と隣り合わせ。ここにいる事自体、奇跡に近い。自分の体に感謝している」と。

私も先のブログで書いたが、あの時点で不祥事の明確な出場規定がなされていない以上、最終的に判断できるのは選手だけなのだ。それも生半可な覚悟ではなく、世界のトップとして、人生をスケートにかけてきた羽生選手は、すべての責任を自分で背負うという覚悟で決断したことなのだ。中国大会でも、NHK杯でも羽生選手のスケーティングは万全ではない。ただ、羽生選手自身、そのことについては、すべて自分の責任として言動を行っている。若干19歳の彼が、自分の言動にすべての責任をもって、競技に臨み、人生を歩んでいる凛とした姿は、ユズリストと呼ばれる羽生ファンだけでなく、多くの日本人に清々しい気持ちを与えている。

昨今、モンスターペアレンツ、モンスターカスタマー、モンスター患者など、羽生選手よりも人生を長く生きている人達が、自分の都合だけで無理難題を言うケースが増えている。自分の言動に責任も持たず、覚悟もなく、自分の都合に合わせた権利主張ばかりをしている。若者の中には、一つのことをしっかりとやり切ることもなく、夢物語や評論ばかりを繰り返して、ソーシャルメディアやブログで目立とうとしているものも少なくない。

羽生選手は東日本大震災の際、被災地のことを考えると、スケートをしていて良いかどうか悩んだ時期もあるという。オリンピックの金メダリストという世界一を成し遂げた彼でも、自分のことではなく誰かのために何が出来るのかを考えたのだ。

羽生結弦選手を見ていると、今の日本人が忘れているもの、取り戻さなければならないことを思い出させてくれる。相手のことを尊重すること。自分の言動に覚悟と責任を持つこと。単に演技の良し悪しではない大事なことを羽生選手は伝えているのだ。
世界的にCDが売れない時代が続いている。そしてアメリカではダウンロード販売も頭打ちになった。ミュージシャン、スガシカオさんは「ダウンロードだと製作費が全部赤字、CDを買って欲しい」とも発言した。日本においては、ライブは活況だが、ライブの入場料だけでミュージシャン・音楽ビジネスが成り立つようなビジネスモデルにはなっていない。今の音楽ビジネスで大きな利益を得るための手段は、コアなファンに対してのグッズ販売なのだ。その意味では、CDにいろいろなおまけをつけたり、ジャケットデザインを数パターン作ることもグッズ販売の延長線上にあるとも言える。

なぜ音楽ビジネスは、このようなビジネスモデルになってしまったのか。

CDが売れなくなったり理由にダウンロード販売を挙げる人は多い。確かにその面もある。しかし、CDに変わって主役となったはずのダウンロード販売も頭打ちになっている事実を見て原因を語る人は少ない。

その理由について私なりに説明したい。

音楽ビジネスが頭打ちになり、現在のビジネスモデルでもがいている理由は、ダウンロード販売にあることは確実だ。ただ、それはCDからダウンロードへと販売形態が変わったことではない。ダウンロード販売において、曲が切り売りされたことだ。iTunesでは1曲が300円程度で購入できる。シングルCDの時には1000円弱程度かかっていたものが、かなり安い金額で購入可能だ。これはパッケージで届けるか、データで届けるかの違いがあるため、シングルだけでなくアルバムにおいても同じことだ。当然だが、ダウンロード販売の方が安く購入できる。しかし、アルバム1枚が3000円→2000円になるのと、シングル1枚が800円→300円になるのでは大きな違いがある。この価格差とお財布のことを考えれば、よりコストパフォーマンスに優れたシングルを購入してしまうのは普通のことと言える。

ダウンロード販売によって、楽曲がアルバムよりシングルで購入しやすくなったため、人々はランキング上位曲、ヒット曲、耳にしたことがある曲、つまりわかりやすいシングルを多く聞くようになったのです。

ミュージシャンがアルバムを作る意味は大きい。一つのアルバムの中に入れる楽曲それぞれに意味を持たせ、全体の流れに意味を持たせる。アルバムだからこそ伝えられるメッセージ、作り手の思いは必ずある。聴く方も最初はわからなくても、何度も聴いているうちに、作り手の思いがわかってくるのだ。なぜ1曲目はこの曲で、なぜ2曲目がこれでというストーリーが見えてくる。それだけでなく、一般的には知られなていない曲が、その人のベストソングであることを発見することもある。

実は、このシングルダウンロードのトレンドが、作り手が本来持っている”強い思い”や”音楽感”や”多様性”を失わさせているのだ。この結果、音楽の奥深さや楽しさを知る機会が激減しているのだ。CDも売れない、ダウンロード販売も伸びない、つまり音楽業界が頭打ちになっている本当の理由はここにあるのだ。

政治サイト「どうして解散するんですか?」をNPO法人「僕らの一歩が日本を変える。」青木大知代表の大学生が小学4年生になりすまして開設・運営していたとして騒動になった問題が騒ぎになっている。安部首相も「批判されにくい子供になりすますもっとも卑劣な行為」とFacebookで厳しく批判した。

遊び半分でやったのかもしれないし、意図的にやったのかもしれない。このことに対して、ネット界隈だけでなくテレビのコメンテーターまで賛否両論が分かれている。

この問題には2つの側面があると私は考えている。一つ目は「匿名での情報発信の弊害が出たこと」もう一つは「モラルの問題が出たということ」だ。

一つ目の「匿名での情報発信の弊害が出たこと」について。このサイトが小4の製作ではないと思われ、青木代表の関与が疑われた当初、彼は関与を否定したのです。その後、問題が大きくなったから謝罪せざるをえなくなったのです。大学生と言えども、すでに大人です。特に選挙権があり政治を語るならば、大人と同じです。青木代表としたら、ここまで大きな話題になるとは思わなかったのかもしれないが、事の大小ではなく、小4になりすました形で情報発信したのは問題があるのです。

これは匿名での情報発信が許されるネットの弊害があらためて出た形です。自分は安全なところにいて、誰かや何かの批判をするという、ありがちなネットの弊害なのです。実名でソーシャルメディアを使っている多くの著名人が、このような匿名からの情報発信に悩まされた経験を持ちます。中には脅迫に近い発信をする人もいます。会ってみると悪い人ではなかったりするのですが、匿名のネット人格というものは別なのです。今回の件も、青木代表とすれば、さすがに問題から逃げられくなったのでカミングアウトして謝罪をしたのだろう。ただ、こういう情報発信は許されるべきではない。だから猛省を促されるべきだ。

もう一つの問題は「モラルの問題」だ。正直驚いたのは、この問題について賛否両論分かれたことだ。目的を達成するためには、この程度の嘘は良いではないかという意見。小さなことだから大目に見れば良いではないかという意見。今回の件を擁護する意見もあった。実は、大人がきちんとモラルを教えられないため、子ども達がこのようなモラルハザードを起こしているのだ。正しいものは正しい、悪いものは悪い、このことを大人自身がきちんとわかることが出来ていない。だからモンスターペアレンツやモンスタークレーマーのような、明らかに間違った人達が、正しいという主張をし、世の中にまかり通ってしまうケースが増えているのだ。大人がこれでは子供に教えることは出来ない。これは20歳の大学生だけの問題ではない。大人の一人一人が自分たちの行動を振り返る”気づきの機会”でもあるのだ。

この先、このような稚拙な問題が起きないことを祈りたい。

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