マーケティングの現状と未来を語る

2014年ヤフトピに8度の記事掲載。わかりやすい裏読みでメディア取材多数。マーケティングコンサルタント。個別相談も受付中

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本日のFinancial timesによれば、ヨーロッパ最大のメディアグループの一つ、
RTLが新たなテレビ広告の形をスタートさせることを発表しました。

テレビ番組の右上にスポンサーロゴを表示するタイプの広告です。
日本だけでなく、ヨーロッパにおいても、広告費によってテレビ局の
運営は成り立っています。しかし、インターネットの進展により、
テレビのメディア的な価値が相対的に落ちた結果、広告収入が減少する
という事態が起きています。
インターネットの進展を止めることが出来ない以上、新たな収入獲得の道を
探ることが必須の状況で、発表されたものです。

例えば、日本に置き換えて言えば、スポーツ番組にナイキやアディダスなどの
ロゴを上部に表示させたり、料理番組に味の素やS&Bなどのロゴを上部に
表示させるというイメージです。

将来的には、ターゲティング機能を組み込むことも想定しているということです。
デジタルの進展によって、単なる「枠買い」から脱皮することを想定しています。

この方法を踏襲することで、「CMはトイレタイム」とか「録画してスキップする」
というマイナス点は防ぐことが出来ます。また、善悪論議は置いておいて、現実的には
Youtubeやニコニコ動画などへの自然発生的二次利用部分でも表示される付加価値に繋がります。

課題をあげるとすれば、ロゴだけで獲得できる広告価値が限定されてしまうということです。
認知度の獲得につながりますが、ブランドや企業、商品への理解促進やブランドイメージを
深めていく効果には繋がりにくいのです。

従って、これから日本の放送業界、広告業界は「従来の広告販売形式」+「新しいロゴ販売形式」
の二本立てで考えていくべきです。当然、それぞれを組み合わせた形の広告パッケージなども
作られるでしょう。新たな広告主からも引き合いが出てくるでしょう。

日本はヨーロッパ以上に、テレビが国民の間で重視されています。
だからこそ、日本はヨーロッパ以上に、テレビ広告のあり方を早急に模索していかなければなりません。
そして、新たな枠組み作り、広告販売方式作りに着手しなければなりません。
広告会社は、テレビ局に任せるのではなく、広告主のことを考えて、積極的にテレビ局に
働きかけていくべきでしょう。

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