マーケティングの現状と未来を語る

2014年ヤフトピに8度の記事掲載。わかりやすい裏読みでメディア取材多数。マーケティングコンサルタント。個別相談も受付中

過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

「社会貢献×マーケティング(社会貢献マーケティング)」を進める上で、まず重要なことは他のマーケティングアクティビティと同じように企業の目的にあった活動を選択することです。ブランディングなのか、商品やサービスの売上を上げるのか等、一口に社会貢献をマーケティングに取り入れるといっても、企業の目的によって選択すべき活動を変える必要があるのです。

社会貢献マーケティングが企業の経営計画、マーケティング計画の中に自然に取り入れられて行くためには、ボランティアではなく企業利益と結びつくことが欠かせないということは序説にも書きました。理想を理想で終わらせないために重要なことであり、本ブログを展開する大きな目的もここにあります。不況の時代だからこそ、消費者、企業、株主を始めとするステークスホルダーからも数字がシビアに求められます。しかし一方でで、この全ての人たちも環境問題、社会問題に対しての意識が高まっているのです。企業利益と社会貢献マーケティングに密接な関係ができることは全ての人たちにとってプラスの効果をもたらします。このジレンマを解消し、企業にとって社会貢献マーケティングの
プロセスを進めるためのハードルを下げることが本ブログでの最大の目的です。

さて話を元に戻しましょう。社会貢献マーケティングを進める上での目的について大分類としては次の2点となります。

1.売上向上
2.ブランディング

社会貢献マーケティングを実施しようとする企業にとって、このどちらかの目的が達成されるかどうかが導入する上での重要な基準になります。導入する上で重要なことは、どちらを選ぶにせよ、短期的視点ではなく長期的視点に立つことが必要だということです。その理由は下記の通りです。

「社会貢献マーケティングの活動・方向性=企業のビジョン」

消費者は、社会貢献マーケティングの活動・方向性に企業のビジョンを感じます。企業ののビジョンとは少なくとも5年以上のスパンで考えられるべきものであり、頻度高く変えるべきものではありません。もう一つ理由があります。それは「企業の本気度の確認」とも言えるものです。社会貢献マーケティングとは、世の中に良いことをするマーケティングです。そこにあるのは人々の美しい心です。社会貢献マーケティングの活動・方向性をがコロコロと変わる、もしくは短期間で止めてしまうということは、消費者から
見れば「偽善」と思われることすら生まれるのです。恋愛に例えば「素晴らしい人だったからこそ、裏切られた時には嫌いになってしまう」ということに似ているということでしょうか。
さて、今回のまとめです。
企業が社会貢献マーケティングを導入する際には「目的を明確にすること」です。ブランディングに寄与することを期待するのか、売上が上げることを期待するのかを明確にします(詳細は今後のブログで展開します)。そして導入する以上は「少なくとも5年は続けること」をお勧めします。

関連する部署としては広報・IR部、宣伝部はもちろんですが、CMO(Chirf Marketing Officer=マーケティング統括責任者)の役割を持つ役員と会社のビジョン決定の最終的な決定権を持つ経営者も関わるべきです。なぜならば、社会貢献マーケティングとは社員の行動規範に関わる部分も出てくるからです(詳細は今後のブログで展開します)。

次回以降に、社会貢献マーケティングを導入する目的をブレイクダウンして説明していきたいと思います。

開く コメント(1)

「社会貢献×マーケティング」をCSRやIRとしての効果に終わらせないための仕組み。その「仕組化」が、この不況時代においても社会貢献をマーケティングに取り入れていくことにつながります。不況時において、株主を始めとするステークスホルダーからは好況時以上に企業の活動内容がシビアに判断されがちです。バブル期に活況を呈した企業によるメセナ活動がバブル崩壊とともに減少していった理由もここにあります。社会貢献を企業によるボランティアにせず、社会貢献が直接的にも企業価値の向上につながることが、社会貢献とマーケティングを両立させ、企業の活動として定着させるために必要な考え方なのです。このブログでは「社会貢献×マーケティング」の実践に向けて展開していきます。マーケティングに従事する方々、経営者の方々にとって一助となされば幸いです。

本ブログでは「社会貢献×マーケティング」の理論と実践をサンプルを交えて展開していきたいと思います。

まずvol.1として、現在「社会貢献×マーケティング」の活動はどんなジャンルに分けられるのかについてご説明したいと思います。ここで言うマーケティングとは広告宣伝やPR、製品マーケティングの枠にとどまらず「企業理念、ブランディング、コーポレートアイデンティティ(CI)」の領域、つまり経営と大きく関わるものと考えてください。

マーケティングの大家、フィリップ•コトラーによれば次の6つの戦略オプションに分けられます。「コーズ•プロモーション」「コーズ•リレイテッド•マーケティング」「ソーシャル•マーケティング」「コーポレート•フィランソロピー」「地域ボランティア」「社会的責任に基づく事業の実践」です。大きくは、企業が人的資源や物的資源を活用して貢献する「直接的関与」の戦略と、販売金額の数パーセントを寄付するような「間接的関与」に分けられます。既にこれらの戦略を実行している企業は、自社のリソース/状況に合わせ実行しているのです。

次回のブログ以降では、まずこれらの戦略オプションを個別に見てきたいと思います。その後、日本国内外で実践している企業の紹介をしていきたいと思います。本ブログで書きたいのは、これらの戦略が本当に企業の満足いくような結果につながっているのか明らかにすること。そして、どうすれば満足のいくような結果が得られるのかの実践方法を提供していくことです。

「社会貢献×マーケティング」は企業にとって、消費者にとって間違いなく善の行動です。したがって、それを良いものとして語るのはたやすいのです。しかし、冒頭にも書いたように「社会貢献×マーケティング」が企業にとって本当の効果をもたらすものにしなければマーケティング活動として定着しないでしょう。地球にとって、人類の未来にとって無視することの出来ないテーマだからこそ、われわれは定着させていかなければならないのです

開く コメント(0)

全1ページ

[1]


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事