マーケティングの現状と未来を語る

2014年ヤフトピに8度の記事掲載。わかりやすい裏読みでメディア取材多数。マーケティングコンサルタント。個別相談も受付中

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不動産開発の森トラストは、アメリカのスターウッドが手がける最高級ブランド「翠嵐 ラグジュアリーホテル 京都」を2015年春に開業することを発表した。スターウッドは「シェラトン」や「ウェスティン」を展開しているホテグループだが、最高級ブランドを日本で展開するのは初めてとなる。

このニュースを聞いた翌日、私は京都の嵐山にいた。そこで外国人観光客のあまりの多さに驚いた。原宿、表参道、渋谷などを毎日のように見ており、観光客が戻ってきたなと感じていたが、観光客数はその比ではない。欧米人と思しき人達だけでなく、中国人、韓国人の姿も多数確認した。渡月橋脇にある多くのバス駐車場はバスで埋め尽くされており、歩道は人混みで歩くのが大変なほどだ。このような中で外資系ホテルが続々とオープンすることは当たり前の話しだ。

■ 続々オープンするワールドクラスのホテル

昨年、リッツ・カールトンが鴨川沿いの祇園近くにホテルをオープンさせた。2016年にはフォーシーズンズがオープンする。フォーシーズンズは、昨年、東京目白の椿山荘の運営から撤退したばかりだ。東京からは手を引くが、京都には進出する。まさに京都に世界の名だたるホテルが集結している。日本のホテルも頑張っている。もともと俵屋旅館や柊家旅館など老舗の名旅館はあるが、今一番人気のあるのは星のや京都だろう。嵐山で小舟に乗って宿まで行くという独特のスタイルが評判で、星のや系列の中でも最も予約が取りにくいのだ。星野リゾートは海外への進出も始めた。まさに世界を代表するホテルグループと日本を代表するホテルグループが真っ向から勝負する。それが今の京都なのだ。

■ 京都の今後の可能性

次に京都に狙いを定めてくるのは、世界的リゾートであるアマングループだろうか。それともアメリカを代表するホテル、ウォルドルフ・アストリアを買収したような中国企業だろうか。いずれにしてもアジアからの観光客が増える中、アジア系の高級ホテルの進出が今後は予想されるだろう。2015年春、東京大手町に日本初のホテルをオープンさせるアマンなどはその筆頭格だろう。

■ 京都人気が圧倒的な理由

最後に、京都が他の観光地と比べて大きく盛り上がる理由を説明したい。紅葉が終わったシーズンでもこれだけの盛り上がりがある理由はなんだろうか。

理由1:どの季節に来ても四季おりおりの自然の魅力があること
理由2:外国人の興味が高い日本の伝統文化を至るところで感じられること。世界最高の観光都市パリと同様、歩いているだけで楽しめること
理由3:世界遺産が数多く点在していること
理由4:和食を中心とした料理が美味しいこと
理由5:外国語で対応できる人が他の観光地よりも多いこと

他の観光地が真似しようとしても、すべての要素を揃えることは不可能だ。ただ、このうちいくつかの要素を意識し、実行するだけでも観光客数は増加させることが出来るはずなのだ。

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