マーケティングの現状と未来を語る

2014年ヤフトピに8度の記事掲載。わかりやすい裏読みでメディア取材多数。マーケティングコンサルタント。個別相談も受付中

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よく、セレブママたちの愛読書、教科書として30代には「VERY」、40代には「STORY」が取り上げられる。これらの雑誌を見て、多くのセレブが生まれると思うのは大違いだ。なぜなら「VERY」や「STORY」は最先端の情報を発信出来ていないからだ。

この背景にあるのは編集部員がそもそもセレブではないことが挙げられる。また、本当のセレブとは雑誌に積極的に出たいという人ではない。むしろ自分たちの領域にはあまり踏み込んで欲しくない人がセレブであり、最先端の情報をつかんでいる人だったりする。結局のところ「VERY」や「STORY」に出ている人は「セレブでありたい、セレブに見せたい」人達である。そして、それらの雑誌を読む人は「セレブになりたい」人達なのだ。

なぜこうしたことになっているかと言うと、メディアが情報を発信する頃にはブームのピークか少し過ぎる頃だからだ。最近、ブームの流行り廃りは以前よりも短くなっている。ブームが来てから雑誌が取り上げるまでにタイムラグが生じることで、ブームはピークを迎えて終わりに向かっている状況に変わっているのだ。本当は雑誌の編集者が誰よりも早くブームに気づけば良いのだが、その兆しを掴む能力は年々弱くなっているのだ。最近多いのはPR会社や店舗からの売り込みによって情報を入手し動くパターンだ。自分自身がセレブではない上、本当の情報を掴む力も足りないので、最先端の情報を発信出来ないのだ。

ただ雑誌社はこれでも良いと考えている節がある。なぜならブームの最先端を発信してしまったら、読者がついてこれないからだ。読者が共感できるレベルのコンテンツ、つまり世の中に広まっていたり、広まりつつある兆しが見えているコンテンツでないと、雑誌があまりにの先に行きすぎて読者がついて来られない。なるべく多くの部数を出すためには、ある程度読者のレベルに合わせた内容にしなければならないのが出版社の実情だろう。

「VERY」や「STORY」を読んでも、ほとんどの人はいつまでも本当のセレブにはなれない。本当のセレブは「VERY」や「STORY」がブームとして取り上げるアイテムを1年前に流行っているものとして使っているものだ。

「VERY」や「STORY」はセレブのための雑誌ではなく、セレブに憧れる人たちのゆるい読み物なのだ。

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