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前回の感想文が師匠の宣伝もあってか殊の外好評だったので
続編を期待される方々のために更新せざるを得ない状況に追い込まれてしまった。
何が辛いって、あの文章をもう一度読み返さないといけないということが兎に角苦痛だ。
全く以て耐え難い。私は椎茸と馬鹿が大嫌いなんだ。
まあ愚痴はこれくらいにして2010年の記述についての感想を認める。
2010年 理想と現実
物語のとっかかりにありがちなタイトルだ。
陳腐すぎてスルーしたいところだが一つだけ突っ込んでおく。
このタイトル5年を通じてのほうが良かったんじゃない?
タイトルがこの年だけだとこの後何かが改善されたのでは?
と何も知らない読者を誤導することになる。
え?野村のことを知らない人間はこんな本読まないって?
そんな突っ込みは受け付けません。 なぜなら野球を知らない人間は簡単に騙されるだろうから(笑)
就任会見
Aクラスではなく優勝を目指すと高らかにぶち上げた。
Aクラスじゃダメなんだと、5割を目指すチーム作りを進めているとの
前年までの総帥のお言葉を軽く否定する。
そして当初のチーム状況ではとても優勝なんて口に出来なかったが
今は選手が絶対に優勝すると口にする。
どうだ!俺が5年間でチームをここまでにしてやったんだ!と鼻息が荒い。
馬面の面目躍如といったところか?
次にミスについての持論を展開
当たり前のことばかり書いてあるので割愛。
そして現状分析
フォーメーションがまるでなってないと憤慨。
こんなチームが勝てるわけないとマーティーを完全否定。
僕の居なかった4年間で何があったんだ?とでもいいたげである。
しかしフォーメーションが出来ていたはずなのに最下位だった2005年には何も言及せず。
チームにインパクトを与えるために殴り込みのような意識で監督就任
昭和30年代の熱血教師でも夢見たかのような登場をしたらしい。
こんな野球をやっていて恥ずかしくないのか?と選手に怒りをもってたらしい。
我々ファンもあなたに同様の感情を持っていましたが、まさか選手のせいだったとは(笑)
そして監督就任の際にコーチ経験の無さは何も気にならなかった。
何故なら野球の勉強を現役時代からしていたし色んな指導者に学んだからだと
自分の先輩たちをもその結果を以て全否定するという暴挙に出る。
そして最後に梵と廣瀬は俺が育てたとさりげない自慢を挿入するが
彼らの活躍はこの年が最後だった事は華麗にスルーしている処は流石である。
開幕直後に7連敗
この頃はいったいどれくらい勝てるのか不安で不安で仕方がなかった
と弱気な一面を見せ読者の同情を引く。
一方我々もいったいこいつは何年やるんだろう?とえも言われぬ不安に駆られたものだ。
そしてチームの浮沈は外国人が握っていると、本質に切り込むかに見せて
ヒューバーとフィオはフィットしなかったとさらりと流す。
往年のムーディーを思わせるいなしぶりである。
特に鳴り物入りのヒューバーに一切言及しないあたりが
言い訳嫌い(責任逃れ)の本領発揮であろうか。
そして大連敗についての心構え
連敗中に観客から「お前の考えと逆をやれ」とヤジが飛んだらしい。
そして「すでにやってるんだよ」と心の中で突っ込んだとの
出来の悪いコントのようなエピソードを披露している。
そしてたどり着いた境地は「悪い流れの時は何をやっても無駄」だということ。
師匠が常々指摘されてた事だが、野村が采配しなければ勝てるという神髄は
ここにあったのかもしれない。
次にリーダー論
長々とリーダーについての持論が展開されている。
気になる人は買って読んでください。
まあ大したことは書いてません。
チーム低迷の原因を投手陣にありと分析
だらだらと自論を展開しているが肝心の投手陣崩壊の原因には触れていない。
特に前年からの大悪化について説明責任がありそうなもんだが
そんな一般通念の外においでの冥監督は意に介さない。
いや、この文中にある「僕は投手には特に厳しかった」というこの一文に
全ての原因を集約するという高等テクニックを駆使しているのだろうか?
投手と野手の心理の違い
大したことは書いてないので割愛。
前田について
前項の中に美学という凡そ茶者が持ち合わせていない言葉を用いて
前田論を導入するという強引な展開をする。
前田を怒れるのは僕だけという自慢と代打の代打を出したというエピソードを誇らしげに披露している。
そんなのはチームの勝利を優先すれば当たり前のことなのだが
実は前田から前々から頼まれてたらしい。
予定調和の三文芝居だったというわけである。
マエケンについて
チームというのは誰かが抜ければ誰かが育つということを
過去の例を引いて誇らしげに語っている。
この部分は球団側の代筆、プロパガンダの可能性が高い。
この年カープをまともな野球で唯一盛り上げたであろう
マエケンとダルビッシュの対決を興味無いと切り捨てるあたりは
一年目で既に大監督の風格すら漂う。
エンディング
何故負けたのかの言い訳が客観的につらつらと述べられている。
寝る間を惜しんで考えたオーダーや作戦が機能しくて
「俺は馬鹿なんじゃないか?」と真実に一歩近づいたと吐露しているあたりは爆笑を誘う。
そしてメディアにこっぴどく叩かれたと、全てを忘れてくれてる暖かいファンの
記憶をすり替えるさりげないテクニックが心憎い。
オーナーに辞意を伝えたが「悔しくないのか?」と言われて
心に火が点いて契約書にサインしたらしい。
訪問販売に簡単に引っかかりそうな単細胞ぶりを示して
読者に親近感を与えることでこの年を締め括っている。
あれ?
これで終わり?
と読者の皆様は思ってらっしゃることでしょう。
この年を彩った大万馬券ヒューバーや投手陣大崩壊
梅津1イニング10失点の晒し首の刑、そして史上最大の羞恥プレーDH今村については
一切の言及がありません。
これらは今後出てくるのか?
それは次回のお楽しみということで(笑)
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