大文字山を食べる

『大文字山を食べる』(改訂増補版)が、螢灰肇灰箸ら出版されました。

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松茸の碑、再訪

3月14日のキノコ観察会。
宝ヶ池でお弁当を食べた後は、洛北の岩倉に移動した。
尼吹山にある「松茸の碑」を見に行くためである。
この碑は、日本菌類学の草分けの一人:濱田稔先生を記念してつくられたもの。
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松茸碑は、2008年9月に、ムックきのこクラブのメンバーと探しに行った。
だが、正確な場所が分からず、さんざん探しまわったが、結局 見つけられなかった。
※その時の記事「キノコ三昧の一日」はこちら。↓
http://blogs.yahoo.co.jp/yasudaimonji/17240247.html

その後2008年11月、わたし一人で踏査をした。
図書館で見つけた『洛北 岩倉誌』という本に載せられた簡略な地図だけが頼りだった。
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そして二度目に、ようやく松茸の碑を見つけ出すことができたのだった。
※その時の記事「松茸の碑を探して(前編)」↓
http://blogs.yahoo.co.jp/yasudaimonji/19169832.html
同じく「松茸の碑を探して(後編)」↓
http://blogs.yahoo.co.jp/yasudaimonji/19213588.html

今回は、わたしが皆さんを松茸の碑まで案内しようということに。
2年越しの雪辱戦なのだ。

   ×  ×  ×

めざす尼吹山は、実相院の裏山。
隣接する墓地を抜けて、不明確な山道に入っていく。

わたしも久しぶりにやって来たので、最初、道を間違えた。
メンバーに一瞬
「またも迷走か!?」
と不安が走ったのだった。

正しい道がわかり、登っていく。
高さはそれほどでもない山だ。
濱田先生のマツタケ研究のために、所有者が全面的に提供したマツタケ山だという。
しかし、かつてここがマツタケ山だとは思えないほどの変貌ぶり。
今は何もない。
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10〜15分で松茸の碑と御対面できた。
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久しぶり。
前面には「松茸の碑」と書いてある。
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裏面には金属の板がはめこんであり、「濱田稔博士に教えを受けた者 この碑を建立する」と書いてある。
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皆さん、写真を撮る。
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「想像していたよりも小さい」というのが皆さんの感想だった。

   ×  ×  ×

上でも触れた『洛北 岩倉誌』には濱田先生の研究生活について書いてある。
そして、病床にある濱田先生の手記からの引用が、わたしの胸をうつ。
以前の記事にも書いたことだが、長年通いつめた尼吹山に登れなくなり別れなければならない哀しみが綴られている。
濱田先生と尼吹山との関係が、わたしと大文字山との関係とダブってくるのである。

わたしが、そういう“しんみり”した話をしていると、H嬢がカバンから何やら出してくる。
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「松茸の香り」って何だと思います?

それは線香だった!
碑前にお供えする。
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別に墓じゃないんだが。
隣の幼菌にも…
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まぁ、ここまではいいんだが、「じゃあ…」ということで、キノコ青年が松茸の風呂敷を出してきて、さらに松茸の「匂い紙」まで登場してくる。
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いやはや、みんなマメで、驚かされる。
わたしは、あんまりこういう「モノ」には凝らない、コレクションしないほうなのだ。

なんか、キノコ・アイテムの展覧会みたいになってきた。
山の中で、いい歳した大人たちがキノコ・グッズではしゃいでいると、
「いったい何の騒ぎかいな?」
とキノコの精までが顔を出してきた!
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いやはや、せっかく“しんみり”した話で感傷的になってもらおうと思ったのだが、完全に悪ノリしたおバカな集団になってしまったのだった。

この記事に

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ご無沙汰してます。こんにちは。

最近の記事、いろいろ拝見しました。

安田さんの記事は、目のつけどころが違って
しかもユニークで、ついついわらってしまって・・。
(失礼でしたら、ごめんなさい)

パソコンの「ようこそ」も今まで、気がつかなかったのですが、
考えてみると、おそろしいですね。
われわれは、そうして機械文明に使われているのかもしれません。

昨日の記事、「妖精」に引かれて一番初めに見ました。

きのこの精・・・

ビアトリクス・ポター(ピーターラビットの著者)が、もともとは、きのこの学者になりたかったのに、当時は、女性だから仕事にはつけなかったようです。
でも、きのこの絵は絶品でした。・・・
それを思い出しました。

2010/3/19(金) 午後 5:02 [ 開運サリー ] 返信する

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☆和子さん。
こちらこそ御無沙汰しています。
ありがとうございます。
せいぜい笑ってくださいませ。
わたしにとっては、ごく自然な道理に思える話でも、皆さんからは「ユニーク」とか言われて、
「自分って、そんなにズレているのかなぁ〜」
と思ったりします。(笑)

ビアトリクス・ポターは、きのこ学者だった年数と絵本作家だった年数とが同じくらいで、その後、農場経営者・自然保護運動家…という道をたどったようです。
彼女の絵はあまり知らないのですが、生き方には憧れますね。

2010/3/19(金) 午後 7:36 安田陽介 返信する

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山のなかを歩いてると、自然の気やパワーを感じられそうですね。
マツタケが全然なさそうなのは、ちょっと残念ですけど・・・
最近、ずしっと、疲れとストレスが、心身にきてるのですが、
そういうときこそ、自然のなかでリフレッシュできたら良いんでしょうね。
なかなか姿を現してくれなさそうだけど、私もキノコの精に遭えるかな・・・☆

きのこグッズ、色々ありそうですね。きのこって、可愛いですもんね♡ 削除

2010/3/19(金) 午後 11:34 [ のり ] 返信する

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☆のりちゃん。
疲れとストレスがたまっているようで…
ぜひ自然のなかでリフレッシュしてください。
遠くの山じゃなくても、公園とか川の土手とかね。
そういうところでも、その人の感性次第で自然が感じられると思います。
キノコの精にも出会えると思いますよ。

2010/3/20(土) 午前 2:14 安田陽介 返信する

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あははは!!とっても楽しそうですね^^
悪乗りなんかじゃないですよ!!正しい大人の遊び方!ですよ^^
山へ行くと、性別年齢関係なく楽しくなっちゃいます^^
キノコの精には大爆笑でした〜〜〜。
ぜひ、出会ってみたいです^^

2010/3/20(土) 午前 9:01 [ ikarinotekkenn100 ] 返信する

◇いかりさん。
楽しさが伝わりましたか?
それにしても、わたしは正しい大人の遊びばっかりしておりますね〜。
「不純異性交遊」なんてとんでもないですね。(笑)
キノコの精は、わたしも初めて見ました。
幻じゃないかと思ったのですが、その場にいた全員が目にしましたので間違いありません。
きっと、いかりさんもいつか出会えると思いますよ。

2010/3/21(日) 午後 3:25 安田陽介 返信する

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ぶはっ。妖精さん・・・、うちのザックに潜んでたんですが、
そんなところに・・・w今うちのパソコンの陰におられます。

何はともあれ、僕を含めてあの面子が集まったら
しんみりしようが無いのが困ったもんです。

今回もご案内してくださり、ありがとうございました。
風呂敷を出したあたりからヤバかったんですが、
こういう方向で松茸を楽しんでいる輩が訪れるのも・・・ねw 削除

2010/3/22(月) 午前 7:58 [ 仝radical仝 ] 返信する

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☆仝radical仝さん。
あの面子、キノコの現場ではしんみりしようがありませんが、その後の酒の席では結構 シビアな話をしますねぇ。
いろんな方向からキノコを楽しんでいる人が集まってきて、それはそれで楽しいものです。

2010/3/22(月) 午後 10:19 安田陽介 返信する

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