|
娘たちが「花見!花見!」と煩いので、先週行ってきた。
花見がしたいと騒ぐなんて、娘たちも大人になったなぁ。
その時はまだ五分咲きというところ。 時折突風が吹く中、もう一歩の桜の下でお弁当を食べて
満足する娘たち。
大人の中の大人の私としては、アルコール無しの花見なんて
今一つ盛り上がりに欠けるわ…。
今年の桜は開花が遅く、咲いてからも気温が低めだったので
例年になく長持ちした。
満開を迎えようとする頃から雨が続き、一番いい頃の桜を
じっくりとみることはできなかった。
雨上がりの翌日、見に行ったらもう葉が。
多くのブロガーさんたちが桜の写真をアップしているので
桜の画像はもうお腹いっぱいかもしれないけど、載せちゃう。
桜は好きなんだけど、夜桜は怖い。
これはトラウマ。
C型肝炎を発症し、インターフェロン治療をしていた母が
意識障害になったことは過去記事に書いている。
幻覚幻聴で狂ったようになった母は
何かに怯え、真夜中に家から逃げ出すことが度々あった。
「殺される!」と喚き、悲鳴をあげる。
ちょうど桜の時期。
白いガウンをはためかせて、闇の中を裸足で走る母。
街灯に照らされた満開の桜が
ひらひらと花びらを舞い散らす。
その下を駆け抜けていく母は亡者のようだった。
その意識障害は2か月近い入院生活で消えたけれど
毎年桜の時期を迎えるたび、母は狂人に変化した。
「私には超能力があるから、あんたたちの悪だくみは
全部お見通し!」
「あんたたちに殺される前に殺してやる」
妄想の虜となって、私たち家族を恨み憎しむ。
脅迫、恐怖、苦痛、疲労、抑圧…
春が来るたび、母の妄想と戦わなくてはならなかった。
母の死後、ようやくその春の呪縛から解放され
恐怖の想い出もだんだんに薄らいできている。
それでもまだ、夜桜を見ると
その下を母が駆け抜けていくようで、鳥肌が立つ。
夜桜がきれいと見れるその日がきたら、
それは母の記憶から解き放たれた時だと思う。
その狂人の血を引いてる不安はあるわけで…
|
過去の投稿日別表示
-
詳細
2017年04月11日
全1ページ
[1]
コメント(59)
全1ページ
[1]




