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Yasumin side
みんなみんな いい日になぁれ

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奥方は取り立て屋


15日の晩、マト家へ泊りに行った。

夜10時くらいに到着したのに、子供3人は起きて全員でお出迎え。
いつもなら夢の中なのに、
「まだかな、まだかな」と待っててくれたらしい。
嬉しいことだが、座って珈琲を飲んでる間に
私の髪の毛は何か所もゴムで結ばれた。
長女は人の髪を結ぶのがマイブームになってるもよう。

へんてこな頭にさせられたまま、
「明日は彼、ひとりで子守できるかな」と小声でマトちゃんに聞いた。
子守を押し付けられて渋い顔をしてないか、心配だった。
「うん、大丈夫だよ。行っておいでってお小遣いもくれた!」
おおーー、できた夫じゃないか。
「でもね、『俺は何用意したらいいかなぁ。下着?着替え?』って
本音は一緒に温泉に行きたかったみたいだけどねー(笑)」

そうだよね、マト婿はお出かけ大好き。
前日も下関まで家族を連れてドライブ。
昼間は水族館、夜は関門海峡の花火大会に連れて行ったらしい。
マトちゃんが一言、「あそこに行きたい」と言えば
「よし!」と、遠かろうが混んでいようが連れて行く。
ここは感心する。夜勤明けで寝てなくても、どこへでも連れてく。

しかし、一日子守をする上にお小遣いまでくれるとは。
いや、待てよ…マト婿の小遣いは1日ワンコイン…500円ですよ?
貯金なんてできないだろうに。
財布の紐はマトちゃんがしっかり握ってるし。
「今日は勝ったんだって」うほほと笑うマトちゃん。
マト婿、一日子守する代わりに「遊びに行かせてください」と
マトちゃんに頭を下げ、4000円もらったそうだ。
そう、4000円を握ってパチンコへ。
彼の唯一の楽しみだ。楽しみと言っても頻繁に行くわけじゃない。
盆正月とGWくらい。それも軍資金に貰えるのは2000円。
マトちゃんいわく、今回は「奮発した」らしい。

朝一で出かけ夕方戻ってきたらしいが、
帰宅時にほんわか笑顔浮かべていたので
「勝ったな」とマトちゃんは察知したそう。
勝ったら軍資金は当然返還。
でも、マトちゃんはそれだけでは許さない。
勝った分は全額没収。
その中から2000円だけ特別小遣いとして渡すそう。

「いくら勝ったの?」
「んーっと、3万…」
「じゃ、3万出して」
渋々財布をあけるマト婿の横で目を光らせていたマトちゃんは
一瞬で4万入っているのを見抜いたそうだ。
「4万じゃん!」と財布を取り上げて、諭吉さん4人没収。
血も涙もない…。
話を聞いてた私とわらしは「かわいそー!」と叫んだ。
「いや、今回はお小遣いとして1万バックしたから感謝されてもいい(笑)」
感謝ねぇ…。怖い嫁だ。

…ということは、お小遣いを貰ったわけではなく
強引に徴収したってことね(汗)。
それでもマト婿は充実した笑顔だったから、いいんだろう。
マト婿も大勝した時は誤魔化してあちこちにへそくりするらしいが、
おバカなのか毎回マトちゃんに見つけられて没収されている。
それでも喧嘩にはならないし、あっさり渡すので
お小遣い稼ぎに行くのではなく、打つのが楽しいだけ…なのかな?
ちなみに、パチンコを覚える前のマト婿の趣味は
UFOキャッチャーだった。


16日朝、子供たちは出かけるマトちゃんに後追いするでもなく
パパと4人で手を振って見送ってくれた。
朝食は作り置きしてたみたいだけど、
「お昼と夕飯はどうするの?」
「パパが何か買って食べさせるよ」
「食事代、置いてきたの?」
「昨日1万あげたから大丈夫!」マトちゃんは高らかに笑った。
…怖い。あの1万から出させるとは。
なんだかマト婿がかわいそうになってきた。
家計も亭主の財布の紐もしっかり握ってる娘。
私、こんなきつい娘に育てたっけ?(笑)


さーて、わらしの運転で出発。
温泉は夕方行くとして、それまでどこをドライブするか。
時間はありそうでない。
1時間半ほどで行けそうな大分の日田へ向かった。
過去、私が隠遁生活を送った懐かしい土地。


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まずはサッポロビール工場へ。
うちの娘たち、アルコールは飲まない。誰に似たのか…。
「ビール工場行ってもつまんないんじゃない?」
マトちゃんも飲まないと思っていたので、他へ…と言いかけたら
「飲む飲む。私、お母さんと飲みたかったんだ〜」
へぇ、飲めるんだね。

普段一切飲まないのは飲めないマト婿が
「嫁が飲むのは好きじゃない」からだそう。
マトちゃんは化粧もしない。これもマト婿が「化粧は好きじゃない」せい。
しかし、強制されているわけじゃなく、
「パパが嫌いなら、やめとくわ」程度のノリ。
他人が聞いたら、かなりの亭主関白の家庭なんだと思うわね。
でも、いろいろ話を聞いていたらリードに繋がれているのは婿みたい。
かわいそう(涙)。

ビール工場を一回り。見学と言っても素通りしたに等しい。
お目当ては飲むことだもん。
午前中から生ビールをいただくとはね。

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贅沢だわー、好きなだけいただくわーと思っていたのに
やはり朝早くから飲めるものじゃない。

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おまけに、わらしが注文したノンアルコールビール
「なんか、飲みにくいから飲んで」と言われ、残りを飲んだものだから、生ビールは1杯でお腹いっぱいになってしまった。


次は、諸事祈願成就にご利益があると言われる高塚地蔵尊へ。

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蝋燭と線香を買い、鐘を打つ。
境内にはびっしりと願い紙が納められていた。
「病気回復」「志望校合格」「子宝願」「結婚成就」
「商売繁盛」などなど…。
どれも一言ではなく、同じ文言を呪文のように書き連ねていた。
中には「宝くじが当たりますように」と百回も書いてある願い紙も。
皆、願い方が半端ではない。
お地蔵様の数も凄いが、私たちは願いを乞う気持ちに圧倒された。
次に来るときは、真剣に願いを書いてこよう…毎回そう思う。
そして毎回忘れる(笑)。
私の願いって、大したもんじゃないんだな。

まだ時間があったので、日田の豆田町散策…しようと思ったが
急に雨足が強まったので、数件の店を見ただけで温泉へGO!


日田温泉の外れにある琴平温泉。

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観光バスなんて付けられない渓流沿いにある小さな温泉だから
隣国の外人観光客もいなくて、ゆったりと温泉に浸かれた。
3人で湯船に浸かるのはどのくらいぶりだろう。
こけしも一緒に来れたらよかったのに。

マトちゃんは
「こんなにゆっくりお湯に入れるなんて、すごく久しぶり」と上機嫌。
子供ができてからは一人でお風呂に入ることなんてないからなぁ。
私も娘たちが小さかった頃は、ひとりでゆっくり風呂に入るのが
夢だった。
そうなんですよ、世のお父さん方。
奥様たちは、ひとりでお風呂に入りたい。
それもバタバタとではなく、心ゆくまでお湯に浸かりたいの。
それを叶えてあげるだけで、奥様に感謝されるわ。
安いもんでしょう?
マトちゃんは身も心も癒されたみたい。よかった〜。


みんなで出かけると、いつも財布を開くのは私。
だが、この日は全て「いいのいいの、私が払う!」と
マトちゃんが支払ってくれた。
「でも…」と言うと
「いいの。お小遣いもらったんだから!」
いや…貰ったんじゃなくて、取り上げたんでしょう?と思うが
お言葉に甘えた。
でも、ちゃんとマト婿に感謝したわ。
ごめんね、せっかくへそくりができそうだったのに。

帰りの車の中、マトちゃんは助手席で爆睡。
疲れてたんだな〜。
1日中満面の笑みで笑い声をあげていたけど、内心では
残してきた4人が気がかりだっただろうと思う。
「また女だけで出かけようね」と別れ際に言ったら
「そうね、1年後くらいにね」ですって。
どうやら、単独行動は1年に1度と決めてるようだ。
だったら、マト夫婦ふたりでお出かけさせるか。
子供3人は私が預かって…。
考えただけでも身震いするけど(笑)。


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