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朝晩肌寒くなってきた。
夜はこれまでタオルケットで過ごしてきたけど、
昨日は肌布団を出した。
北の地方で暮らすブロ友さんの話では、もうストーブを
点けだしたらしい。
どうか秋はゆっくり進みますように。
涼しくなってきたので、鍋にした。
うちは夏場も平気で鍋をする家庭なんだけど
さすがに今年の夏は鍋を出す気にもならなかった。
火を使う料理はなるべく避けたかった。
鍋なんて頭にさえ浮かばなかったわ。
4か月ぶりににカセットコンロを出した。
ガス、入ってるかな〜と取り出し振ってみたら
残り少なくなっていた。
一回分、足りるか足りないか、ぎりぎりってところ。
久しぶりの鍋は美味しいねぇ。
鍋がそれほど好きではない若いわらしも箸が進んだ。
そろそろ火を消してもいいかな…って頃
小さくなってたコンロの火が消えた。
ボンベを取り出して、じっと見る。
これ、じじいさまが遺した最後のガスボンベ。
亡くなって3年過ぎてようやく全部使い切ったの。
このブログの開設当初から読んでくださってる方は
わかると思うけど、じじいさまとは実父。
生前は振り回されてストレス溜めまくりで
くそじじい!と言いたいところを、ぐっと堪えて
じじいさまとここで呼んでいた。
私の品格が疑われちゃうからね(笑)。
亡くなってしまえば、今は恋しいと思う。
消耗品を買いだめする人で、亡くなった後の
部屋の片づけは非常に大変だった。
ガスボンベも大量に遺された。
マトちゃん、こけし、うちと3軒で分けたのに
消費するまでに3年かかったのだから、どれだけ多かったか
想像してもらえるかな?
その最後の一本が無くなった。
なんだか、切ない。
頑固で家族や周りの言うことを一切聞かす、
母が亡くなった後は、私に丸ごと依存。
半ボケで「明日もう死ぬかもしれん」と言っては
私を呼びつけて振り回してくれた。
喜怒哀楽を表情にあまり出さない人だったけど、
想い出すのは笑顔だけ。
想い出すと胸がきゅんと泣く。
最後のガスボンベが空になった直後、
液晶の部屋時計の文字が消えた。
電池が切れたのだ。
これもじじいさまが遺した時計。
じじいさま亡くなって初めて電池が切れた。
続けざまにじじいさまが遺した消耗品が切れるなんて。
なんだか、本当に「さよなら」って言われた気がする。
朝晩、仏壇に向かっているけど、私の声は届いているだろうか。
生きている時に何もしてあげられなくて、ごめんね。
そちらの世界で幸せになってね。
今日はいつもより長く仏壇に話しかけた。
ああ、気持ちが沈んでしまったわ。
よいしょっと重い腰をあげて、布団を敷くべく
押し入れの襖を開けた。
押し入れ下段の中で寝ていた猫たちが飛び出してくる。
奥の段ボールの上で寝ていたのだ。
段ボール…
はっ!
そう言えば、と箱を取り出してみたら。
いやーーー! ここにもじじいさまの遺物が。
中身は、ガムテープ、クラフトテープ、セロテープ…。
それらが段ボールいっぱいに詰め込んであった。
まだ使えるのかな…。
これは先で捨てることになるかもしれないな。
でも、じじいさまが残したものだと思うと
腐っても捨てられないかもしれない。
わがままじじいさま。
私の心の中に、じじいさまはたくさんの想い出を
遺して逝った。
多分、それは
私が死ぬまで消えないもの。
消せないもの。
オイラたちが温めておくよ
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2018年09月11日
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