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遺品整理



人間って、自分の死期がわかるものなのかな。

先月、じじいさまが「俺はあと30日で死ぬから」と言いだした時、
「またか…」と相手にもしなかった。
「急いで全部を処分しないと、迷惑かけてしまうから」と
身の回りの物を突然捨て出した。
買ったばかりのものまで捨てようとした。

私はゴミ袋に入れられたそれらを「何してるの!」と怒って取り出した。
「もう、死ぬからいらん」そういうじじいさまを怒り倒したわ。
「みんなに迷惑かけたくないから、もう死にたい」
訪問介護のヘルパーさんたちにも、そんなことばかり言ってた。

「頭がおかしくなりよう」と言うのは、私は認知症が進んでるのだと思ってたけど、じじいさま自身は小脳の脳梗塞の気配を感じていたのかもしれない。


余命30日と日にちを切って言いだしたのは先月だった。
そう口にしたのが何日だったかは覚えてないけど、さかのぼって日数を数えたら、多分30日の前後になるんじゃないかと思う。
私は死ぬ死ぬ詐欺と言って取り合わなかったけど、じじいさまにはわかってたんだろう。


母も父も、救急搬送されて3、4日で亡くなった。
どちらの時も、「これからいよいよ本格的な介護になる」と決意した矢先。
私たちの間には根深い確執があったけれど、
両親は私の手を煩わせることなく旅立っていった。
すべて、私を想ってのことと思いたい。

立ち止まって、じっと後ろを振り返っていたいのに
時間は少しも待ってくれない。
それどころか、余計に時間の経過が早く感じる。


昨日はじじいさまの部屋の、とりあえずの整理に行ってきた。
じじいさまはぼちぼちと片付けをしていたものの、部屋には大量の捨てるべきものが遺されてた。
買いだめした洗剤、トイレットペーパー、食品…。
消耗品でも捨てるのは勿体ないと言う人もいるだろうけど、
洗剤は固まってるし、トイレットペーパーは変色してるし、食品は賞味期限がかなり過ぎたもの。
ゴミ袋、ざっと20袋分にはなった。

考えていても進まないので、どんどんゴミ置き場の小屋に運んでいった。
すると
その様子をじっと見ていた住宅の老婦人がついてきて
「それ、いただけませんか?」と。
「すきなだけ持っていってください」と言ったら、何度も往復してけっこうな数をお持ち帰りしてくれた。
物を捨てるという罪悪感が少し解消された。

マトちゃん夫婦と孫のチビふたりも手伝ってくれて、ゴミ処分ものは一通り片付いた。
あとは大物家具や家電の処分を残すのみ。


今日からは、役所関係の手続きに回る。
まだまだすることいっぱいで、じっくり亡きじじいさまに向き合うことはできない。

遺影のじじいさまは少し若い顔で微笑んでいるけれど、
あの世では「もったいない」とぶつぶつ言ってるだろうなぁ。

急変

昨日、昼すぎ
じじいさまの容態が急変。

昏睡状態です。

もしかすると今夜、と医師に言われました。

私には眠っているとしか思えません。

個室に移って、今夜から付き添います。

同じ部屋で寝るのは、子供の時以来。


おやすみなさい。


なんてこった


じじいさまはしばらく入院。
入院すれば、少しは気分的にも体も楽になると思ってた。

…全然だよ。

昨日、見舞いに行ったら看護師さんに捕まった。

「お父様、昨夜は大変だったんです。
 自分で起き上がってベッドから離れようとしたのか、点滴の針を自
 分で抜いちゃって」

げろげろ…。
パジャマもシーツも血で汚したんだとか。

「頻繁にナースコールも鳴らすし、何度もベッドから出ようとする
 し、ベッド脇の柵までご自分で外そうとしてたんですよ」

ひぃーーー、困った爺さんだわ。

「夜寝ないで動こうとするので、睡眠導入剤を与えたんですが全く効かないんです」
…ゾウに打つ睡眠薬でもいいのに。

「今日は“娘が来るのが遅すぎる。早く来るよう電話してくれ”と何度
 も訴えられて」

看護師さんはにこやかに話してくれたけど、額の端にはきっとイラッとマーク出てるんだろうな。
看護師さんには「お手間かけて申し訳ありません」と何度も謝ったわ。
「いえいえ、気にしないでください」って言われたけど、気にしない方が変。

「看護師さんがダメって言うことは、やっちゃだめなの。ちゃんと言うことを聞いて!」
面倒見きれないって、強制退院になったらどうすんのよ…。

「あまりにひどい行動がみられたら、軽い拘束をすることもありますので」と
その同意書にサイン。まずは手にミトンをはめられるかも。
娘としては、ミイラなみにぐるぐる巻きしてもらっても構わないんだけど…。

じじいさまは入れ歯を外されてるので、ふがふがなにを言ってるんだかわからない。
会話もこれまでより大変になっちゃったわ。
私とこけしがいる間も、何度もベッドから降りようとして、そのたびに降りかけた足を戻す。
んー、先が思いやられる。

病院へは一日おきに行くつもりだったけど、毎日行かないといけないみたい。
困ったじいさんだわ…。

119


朝一番に母にお茶とご飯を供えて、線香を焚く。
手を合わせて、少しの感謝の気持ちを伝え、今日が平和であることをお願いする。

さささ、今日はなでしこの試合よ〜。
スマホの充電は100%。
これで通勤途中も大丈夫。


そして試合が始まった。
と同時にスマホが鳴る…。
父のケアマネさんからだった。

明後日の担当者会議の打ち合わせかと思った。

「朝食配膳のヘルパーさんから連絡があり、お父さんが倒れているとのことです」

ええええええええええええええええええええーーーーーーーーー!

「ベッドへ運ぼうとしましたが、動かなくて倒れた玄関先に寝せたままになってます。
至急来られますか?」

すぐに向かいますと答えて電話を切った。
直後に再びケアマネさんから連絡が入る。
「来られるより先に救急搬送した方がいいとヘルパーが言ってるので、救急車を呼んでください」

髪の毛が逆立ちそうだった。
すぐさま119番を入れたけど、なにしろ詳しい状態がわからない。
聞いただけのことを伝えて、父の住む高齢者住宅へ向かう。

タクシーの中で、何度か救急隊から連絡をもらった。
名前、生年月日、住所、既往症、現在かかってる病院やその病気。
を聞かれるんだけど、慌ててるとあれね、スムーズに出てこない。
頭の中が真っ白になってる自分に気がついた。


救急隊が苦手なの。

母が亡くなる二日前、実家から119へ電話した。
母は座り込んだまま動けなくなっていた。
ゴミ箱で体を支えて座っているのがやっと。
会話はできたものの、それまでの母とは明らかに声も表情も違った。

やってきた救急隊員は
「どこが悪いのか?どこがおかしいのか?」と不審な顔をする。
肝臓がんであることを告げても、こちらがタクシー代わりに呼んだのではないかと疑っていた。
身内から見たら正常な顔付きではなかったのに。
搬送された先も小さな総合病院。
バイタルは安定しているからと、2時間点滴を打っただけで帰された。
その二日後に母は亡くなった。
ある意味、救急隊員恐怖症。あの時のトラウマは今でも残ってた。


救急隊員とのやりとりは震えが止まらない。
だが、今回の3人の隊員はとても親切だった。
これが普通?


じじいさまはかかりつけの総合病院へ運んでもらえた。
搬送された時点で血圧は200越え。
意識はあったけれど、会話が成立しなかった。

MRIで小脳部分の脳梗塞が認められた。
幸い軽かったので、大事には至らなかった。


後悔よ。
ずっと頭がおかしいと訴えてたのに、それは甘えているだけだろうと思ってた。
ちゃんと聞いてあげればよかった。
病院を拒否しても、引っ張ってでも連れて行くべきだった。


なにやってたんだろう。

なにやってたんだろう…。



でも、大事なのはこれからで、反省するために立ち止まってはいられない。
これから先のじじいさまを大事に扱おう。



みなさん、いつも訪問、コメント、ナイス、ありがとう。
少しの間、ブログは休むかもしれない。

じじいさまの容態が安定したら、また出てきます。

と言っておいて、明日もまた記事アップするかもしれないしね(笑)。

みなさんのところへ伺うのも少し遅れるけど、落ち着いたら伺います。

待っててね。捜索願は出さないでよ(笑)。


演技性老人障害

イメージ 1


…なんて病気はないだろうけど。


最近の不幸の電話少し変わってきた。

「頭がおかしいなりよう」「もうだめかもしれん」
と訴えてただけなのが、
「頭がおかしいなったけん、明日来て」
「もうだめかもしれんけん、今日絶対来て」

数日、じじいさま宅行きを拒否してた私のところへは日に数本電話が入るという状態。
電話を取らないと娘たちのところにまで電話攻勢に出るので、拒否するわけにもいかず渋々出るんだけど、
「今日来て」「明日来て」としつこい。
いい加減、私の頭が禿げちゃいそうだよ。

禿げたら彼とお揃いになっていいかぁ〜♪
なーんて言えないよぉ(泣)。

そういう電話に負けて、昨日行って来たんだけど
行ったら部屋内からチェーンかけてる(怒)。
チャイムを鳴らせど、外から呼んでも気がつかない。
電話のコール20回くらいで漸く気がついてくれたよ。

チェーンを外すまでに20分も玄関前に立たされてた。
どんな罰ゲームなのよ…。


部屋に入ると、弱々しいじじいさまがよちよちふらふら歩く。
チェーンのかかったドアの隙間から、ささっと歩くじじいさまを見たのよ。
演技じゃん…。
よちよちふらふらのじじいさまに罵声を浴びせたくなるのを堪えて、
「どこがどう悪いのか」と聞いた。

するとため息を連発。私の問いには答えず
探し物をしたり、血圧を測ったり、あっちに座り、こっちに座りなおし…
何がしたいのか、何が言いたいのかわからない。

朝、昼、夜、寝る前に分けた薬箱を見ると、空…。
あと3日分は残っていないといけないのに、空。

「薬、飲み過ぎてるじゃない!」
「分けがわからんごとなっとうとよ」
「時計に日にちも時間も出てるんだから、ちゃんと確認して飲まなきゃ」
「うーーん、ヘルパーさんたちがごちゃごちゃにしていったから、分けがわからん」

そんなはず、あるわけなかろう。
ヘルパーさんたちは処方薬をきちんと分けて入れてくれているのに
昼夜の区別がなくなっているじじいさまが勘違いを重ねて飲み過ぎてるんだ。

「頭がおかしいなら、貴重品持って帰った方がいいの?」
「うーーーん…」
唸るだけで、返事もせず部屋の中をうろうろする。
時にふらふら、時におっとっととよろよろを演技。
歩幅も10センチから20センチといったところ。

ムカムカを通り越して、吐き気すら覚える。
なんたって、チェーンを開ける前のじじいさまの歩行を見てるからね。
実に、こどものするような演技。

こういう場合はどうしたらいいんだろうなぁ。
優しく「大丈夫?」つらいね」と背中を撫でてあげるのがいいんだろうか?
半年前の私ならできただろうが、今は無理。
怒鳴らないだけでも孝行娘だと言ってほしいわ。


じじいさまはバッグを探して、狭い部屋の中をのろのろと動きまわる。
探してるのかと思うと、座って薬箱を覗いたり血圧を測りだしたり時計を見たり。
この様子を、口を真一文字に結んで見ていた私は
頭のてっぺんからもわもわと煙を噴き出す寸前。
「いい加減にせんかぁ!ゴルァァーー!」のセリフをごっくんと飲み込んで
「いい加減にしてね…」という言葉を絞り出したわ。

「血圧、高いみたいやけど、測ったら大したことないなぁ…」

「血圧は普通だよ。それより貴重品はどうするの?自分で持ってていいの?持って帰ってくれって、昨日も電話してきたでしょう?だから来たんだよ」

「んーーーーー」と返事ともため息ともつかぬ声を上げて
その後はまともな返事もしない。
悪いことをした子供を叱ってる気分になる。

部屋には1時間いたけれど、貴重品の話になると聞いてるのか聞こえてないのかわからない態度に私も我慢ならず
「もう来ないからねっ!」となかば怒って部屋を出たわ。


そんなことがありながらの今朝、またじじいさまに起こされる。
話は毎度毎度の「頭がおかしいなりよう。貴重品持って帰って…」

オオカミじじい…。何十回同じことを言って人を振り回すんだ。

「昨日もそう言われてそっちに行ったでしょう?行ったら貴重品は渡してくれないから、もう行かないよ。振り回すのは止めてね。しばらくは行かないから」
「お前が持って帰らんかったんやないかー。勝手に持って帰ればいいのに」

ムカムカムカムカムカ…

キレました。ブチキレました。何を言ったのか覚えてないけど
電話口で怒鳴りましたわ…。早口で喚いたので何を言われてるかわからなかっただろうけど。
なのに、気にも留めない風に
「今日来て。必ず来て」と言うので
「もう、お父さんのところには行かない!」と電話を切った。

目覚めが悪かったのと、じじいさまの扱いにほとほと困り頭痛再燃。

今日はデートのはずだったんだけど、私の頭痛は引かないし
ちょうど彼も胸の痛みが引き切ってないということで、デートは取りやめ。


昼を回って、あまりに気分が悪かったため
こけしに車を出してもらって、またじじいさまのところへ行ってきた。

すると今回は貴重品をそろえて袋に入れてた。
「これ、持って帰って」
昨日より、じじいさまはしっかりしてた。
何十回目の正直か、回数は覚えていないがようやく受け取れたわよ。
後期高齢者医療証などの中に宝くじ120枚が入ってたわ…。
宝くじが貴重品。まぁ、当たるならね。

頭がおかしいのなら、食事の用意も買い物も行けないだろうし
夜の食事も夕食配達してもらえばと言ったけど
「いや、自分でできるからいらない」
入院を勧めたけど
「入院はいやだ」
介護老人ホームを勧めても
「そんなところには入りたくない」

すべて拒否よ。
当座の食料を買ってきて、冷蔵庫に詰め込んだわ。買い物代はもらってない(泣)。

こんなことがいつまで続くんでしょうねぇ。
出口の見えない迷路の中に落とされてる気分。
まだ始まったばかりだから、今の時点でそんなこと考えちゃいけないわね。


帰り際、じじいさまが「ありがとう」って言った。
寂しいんだろうな…。わかるけど、わかっているけど
この先どうなるんだろうなぁ…なんて考えないわよ!
悪くなったら病院に相談して、即入院してもらう。

介護老人ホームの資料集めなきゃなぁ。



イメージ 2

いつかあなたにGive me Ten



☆今日の一日一善
・そりゃ、じじいさまのところに行ってあげたことでしょう。
 甘やかしてるのかなぁ。

★今日の一日一悪
・じじいさまの食良品代もらってないから、通帳から引き出して
 やろうかと思ってる。交通費ももらっちゃおうかなー♪

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