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今日はうだるような暑さ。
昨日の午前中は風がとても強く、台風の影響かな?と思ってたけれど
今日は風もなく、突き抜けるような青空だった。
台風が近づいてるとは思えない。
海に行きたかったなー。
「なるべく早く弔問に伺いたい」と言ってくれてた元彼。
一段落するのを待ってくれて、今日お悔やみに来てくれた。
暑いさなか、片道2時間かけてね。
じじいさまとは面識がなかったのに、来てくれるなんて感謝よ。
半年ぶりに会ったけれど、全然変わっていなかった。
細い体は以前のまま。
頭は薄くなってきたと言ってたけど、禿げそうな気配はない(笑)。
「地元の薬局からはリアップが消えてしまってね…」
と後頭部の髪を撫でつけながら照れ臭そうに笑ってた。
彼の地元では、髪に見切りをつける男性が多いのだろう。
10年以上前から薄毛が気になっていた元彼。
誕生日やクリスマスにはよくリアップをプレゼントしたものだ。
育毛剤とはいうものの、横でじっくり観察していた私の目に
育毛の効果は感じられなかった。
『現状維持が精いっぱい』と冷ややかな視線を送っていたのだけど
「現状維持でも立派な育毛効果を果たしている!」と
元彼はリアップ信者を辞めなかったっけ。
今でもケアを続けているのには少し驚いた。
薄毛と言っても、短めに刈っているから言われないとわからない。
髪が少なくなったら、もしくは逝ってしまったら
やはり短くした方が潔いし目立たないんだな〜。
誰かに教えてあげたいくらいだ。
ミニ祭壇のじじいさまに、線香をあげて手を合わせてくれる。
静かなその時間、私は元彼がどんなことを思いながら手を合わせてるのだろう?と考えた。
何も考えてないのかもしれないし、私から得た情報を繋ぎ合わせて
知人としてお別れを言ってくれたのかもしれない。
会ったこともない人がお悔やみに来てくれるなんて、じじいさまはどんな気持ちなんだろう?
孤独だと思っていたから、嬉しいよね?
コーヒーを飲みながら、しばしお互いの近況を話した。
「わらしちゃん、仕事がんばってるんだろうなぁ」
元彼は4歳からのわらしを知ってる。
「これは遅くなったけど、わらしちゃんに渡して」と
就職祝いまでいただいた。
その時わらしは…休みだったため自室でお昼寝していたよ…。
「そろそろ昼になるから、外に食事に行きましょう」と誘われて外へ。
お昼は焼き肉をごちそうになったわ。もちろん生ビール付きで♪
昼食を終えて、そこからほど近いモールへ誘った。
じじいさまが息を引き取った翌日が元彼の誕生日だった。
今年の誕生日はそういうことがあったため、プレゼントもしていない。
もちろん、おめでとうすら言ってない。
元彼と別れて、すでに6〜7年は経っているけど
未だに私たちはお互いの誕生日にプレゼントし合ってる。
元彼は「プレゼントなんていいよ」と言ってたけど、引っ張っていってプレゼントを選んだ。
一番プレゼントしたいのは、彼の趣味の釣り具だったんだけど
私の住む街の周辺には釣り具屋はないし、ネットで見てもわかんないしってことで、今年も無難な洋服にしてもらった。
元彼が選んだのは長袖のシャツ一枚。
それだけでは少ないから「他にも選んで」と言ったのに「これで十分」と言う。
仕方ないなとレジに向かってたけど、途中引き返して
元彼が最後まで悩んでいたTシャツを掴んでレジへ行ったわ。
来年は釣り具のひとつでもプレゼントできるといいんだけど。
家へ戻り、元彼のUSBメモリーの中に入っている曲をもらう。
アレルギー鼻炎持ちの元彼は鼻水がひどくなる。
やはりネコは良くないらしい。
鼻水ずるずるやってる時に、イヴが顔を出す。
まだ元彼を覚えているのか、しきりに体をなすりつけていた。
猫たちにも愛情深い人だったからなぁ。
帰り際に
「水道の浄水器、カートリッジちゃんと替えてる?」って聞かれた。
ああ…そういえばしばらく替えてない! さすが、細かい人(笑)。
夕方のラッシュが始まる前に元彼は帰って行った。
余計な気を使わなくていいし、ありのままの自分で接することのできる友人。
この数週間、緊張してたんだろうなぁ。
久しぶりに元彼とゆっくり話をして、気持ちが凪いだように思えた。
きっとこの元彼とは、じじいとばばあになっても最後までお友達でいれると思ってる。
来月一区切りついたら、懐かしい田舎へ遊びに行こう。
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元彼
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先週、元彼が遊びにやってきた。 隣県から2時間かけて。
のんびりした田舎から、運転マナー全国ワースト3位の福岡へ。
小動物の心臓を持つ彼は、確実に寿命を短くしてるに違いない。
それでもハンドルを汗で滲ませてやってくる。
半ば疲れた顔で「ひさしぶりー!」
どっこいしょと下ろす荷物は、
米5kg、猫の餌2kg、猫のトイレの砂。
これ定番。
この他にビールだったり、カップ麺だったり
その日入ったスーパーの特売品をおまけにつけてくれる。
今回は混ぜご飯の素だった。
会社で無理やり買わされたものだったらしいわ。
「いつもいつもありがとう」とありがたくこれらを頂戴する。
遠慮なんかしない。差し出された好意は全て受け取る。
それが私(笑)。
娘たちは首をかしげる。
「なんだって未だにこんなことをしてくれるの?」
元彼は、一時期でも結婚を考えた女が飢えないように
少しでも支えになればと思ってくれてるのね。
元彼の好きなブラックコーヒーを出して、しばしお話。
彼の地元の話とか、仕事の話とか、病気の話とか。
押し入れ奥深くで寝ていた猫が起きだしてきて、彼にすり寄る。
昔馴染みの匂いをまだ覚えているみたい。
「おー、まだ覚えているのか」と元彼も笑いながら猫を撫でる。
でも、30分も経たないうちにくしゃみと鼻水で苦しみだすの。
なんたって猫アレルギーの人。うちには苦しみに来るようなもの。
元彼と別れてかれこれ……
指を折って数えていかないとわからない。
いえ、あなたたちの手まではいらないわ。
両手で十分間に合うから。
足し算引き算ができないわけじゃないよ。
定規をつかって直線を引いて、ここでお別れって書いてないの。
手書きだったから、その線の位置があやふやなんだ。
そうね多分8年前。
時期が不明確なのは、別れてからも元彼がずっとうちに出入りしてたせい。
別れはしたけど、ずっと私たち親子を心配してくれてた。
自然の中に身を置いて、おひさまと一緒に
リハビリを考えてくれた人。
私の体調のことは、元彼が一番知ってるし
今も一番心配してくれてる。
元夫や今の彼は、病気を根本から理解しようなんて思ってもないから。
わらしのことはとても可愛がってくれたわ。
こけしはちょうど反抗期真っただ中だったので、お互いに嫌ってた。
それを目にするから、わらしは可愛がってもらってるにも関わらず
彼のことを嫌ってた。
引っ越しの時、わらしの机をひっくり返したら
「○○のバーカ」とマジックで書いてあったの。
それだけ元彼を嫌ってたのね。
娘たちが自立したら結婚しようねと約束してたのよ。
彼はその10年が待てなかった。
今すぐにでも結婚しよう。
でもその前に、父親とは完全に縁を切ってくれ。
子供たちは養子縁組して自分の子供にしたいからと。
そんなこと、できるわけがない。
娘たちの父親は元夫しかいない。
紙の上で縁を結んだって、父娘の縁は切れない。
元彼は私を鎖でつないでおきたいような
屈折した愛情を持ってた。
でも、そこは私。おとなしく繋がれてなんていない。
唸ったり、引っかいたり、齧ったりと反抗するうちに
私たちの愛情は断ち消えてしまったの。
いい人だったんだけど、束縛は受け入れられない。
私のような自由な女に首輪をつけるのは無理があったのよ。
それに小姑並みの口うるささ。
子供のことでも揉めて揉めて、愛情も冷めるわけね。
元彼の愛は、ペットに対する愛と同じ。
彼もまた、不器用な男だったのね。
別れてからも何かにつけて、向こうにいた間はサポートしてくれたわ。
たとえば、病気で寝込んだら病院へ運んでくれる。
食事を持ってきてくれたり、買い物に行ってくれる。
数日留守をすると聞けば、猫の餌やりに訪問。
その頃、昼夜働いてた私の体を気遣って
職場への送り迎えもしてくれた。
帰りが深夜になっても、夜中に起きだしてきてくれた。
奉仕の心は満点の人だった。
これまた、妙な関係よね。
元彼のくしゃみが出だしたら外に出て、食事をごちそうしてくれる。
買い物に付き合って私を家へ送り届けたら
「またね」と言って帰っていく。また2時間かけてね。
元彼にもらったものを娘たちにおすそ分けするんだけど、
次女の彼が不思議がる。
「なんでヤスミンちゃんは男を引きつけて離さないのか」って。
それは、付き合ってる間に依存性の高いヤスミン毒を注入してるから。
別れると全身に毒がまわるらしいわ(笑)。
お米は無くても大丈夫。餌も自分で買いに行けるわ。
誕生日プレゼントも一人分なくても構わない。
お年玉だって、もらえるのはうれしいけど…娘と同額なのは納得いかないわ(笑)。
恋人だった時間は4年ぐらいだったけど、
元彼は、私が死ぬまで友達でいるような気がする。
きっと、私が死んで焼かれるまで、そして骨を拾うまで。
元彼と私は、静かなお友達関係。
あ!今日の彼とのデートは取りやめたのよ。
なぜか?
フフン、教えなーい(笑)。
いい男は足の裏もきれい
☆今日の一日一善
・ある本の帯の言葉、
「正しいことを言う時は、相手を傷つけやすいものだ」に頷く。
彼にもうちょっと優しい言葉を使おうかと思った。
★今日の一日一悪
・そう思ったのは夜まで。彼に諸刃の剣を振るった。ワタシモイタイ…。
まだとどめは刺してないぞー。 |
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