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千葉周作。
日本史が大の苦手な私にとって、あまり聞き覚えのない名前ですが・・(苦笑)
表題の事について、実はこの間から少し気になっていて
文部科学省が発行しているメールマガジンに、
ちょうどこんな逸話が紹介されていたことを思い出しました。
(以下、文部科学省発行のメールマガジンより抜粋)
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幕末の刺客で名高い千葉周作が、ある晩、門弟を連れて
品川へ魚つりに出かけた時のこと。
小舟に乗り、松明(たいまつ)を照らして、
沖へ沖へと魚を求めて行くうちに方角を見失ってしまった。
どちらが陸か。
さすがの周作も狼狽して,多くの松明をどんどん燃やさせ、
四方をうかがったが,まったく見当がつかない。
焦りながら海上をさまよううちに、頼りの松明が尽きてしまった。
「いよいよこれまでか」と観念した。
ところが「窮すれば転ず,転ずれば通ず」で
あたりが真っ暗になるにつれ,闇の中にくっきりと
濃い陸地の影が見えてきたではないか。
一同歓呼の声を上げた。
後日,周作がその体験を知人の漁師に話すと,
「先生らしくもないことです。松明で陸は見えませぬ。
松明は足元を照らすもの。
遠い方を見るときはかえってその光が邪魔します。
そんな時わたしたちはワザと松明を消すのです」と言ったという。
松明に頼っている間は遠い陸地は見えないのだ。
目先のことに一喜一憂しているだけでは
遠大な未来を見通すことは出来ないのである。
教育委員会月報平成6年6月号「ひとりごと」
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困難なときは、誰でもつい何かの道具にしがみつきたくなる。
そうやって、これまでやってきたのだから。
けれども、それを捨てる勇気を持てたときに、
また違った景色が見えてくるのかもしれないんですね。
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