子ども英語・英語教育

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中学3年までは実は英語嫌いだった私。今では私の専門分野となった幼児英語教育・小学校英語活動について独自の視点で語ります。
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指導力より、共感力!

英語をいかに自然に、楽しく、効果的に習得するか、
というのは私の職業にとっての一番bigなテーマなんですが、
やっぱりそのテーマの原点は、
「いかに学習者の身になれるか」につきると思う。
例えば、大学の授業が最もひどい・・。
居眠りする生徒だけが悪いんじゃないもん!
だって「先生の授業がつまらないから」 (先生ごめんなさい、でも本音!)
大学の先生だって、もっと授業を魅力的にするために
頑張ってほしい・・と思っているのは、私だけでしょうか(><)


学生時代から今に至るまで、ものすごくお世話になっている
経営コンサルタントのK氏は、本業以外に
関西のある大学の講師も引き受けていらっしゃるんですが、
その大学でも、学生の授業中のマナーや、やる気のなさが
近頃問題になっているそうです。
けれども、彼の経営学の授業は1限目にも関わらず、
満員御礼(^^) 居眠り生徒はゼロ。だそうです。
私はそれを聞いてとても嬉しかった♪
K先生は、ほら学生のせいじゃないじゃん!と証明してくれたんです。



教員指導力の低下が問題になっているけれど
先生のもっと大事な素質は、まず「共感力」を備えているかどうか。
例えば、分からないと頭を抱える子に向かって
「何度言ったら分かるんだ」と怒鳴ったところで、一向に解決しない。
なぜこの子はつまづくんだろうか?と共に感じる、その瞬間こそが、
まさに先生という仕事の「スタート地点」のような気がする。
だから例え子どもが好きでも、
人の気持ちに無関心な人は向いてないと思う。
極めて高い専門性より、極めて高い共感力を持った先生のほうが
教室では優秀だといえると思います。



さらに、この共感力の必要性は、学習する人が大人に近づいていくほど
無視される傾向にある気がします。
大人は「自分の意思で」その場所を選んできているんだから
熱心にやらないのは、「学生が悪い」と。
そういった意味で、児童英語は子ども相手だから
その辺がものすごくシビアです。
我慢して聞いてくれませんからね(笑)
本当に面白い、と子ども達が感じることしか熱中してくれません。
だから、私たちはそれに必死になるわけです。



児童英語指導法は、日本だけでなく世界的にも
まだまだ未開拓な分野ですが、
子ども相手だからって、侮れないんですね。これが。
先生にとっては最もチャレンジングな相手ですから(笑)
なので、英語指導法において、もしかしたら児童英語が
一歩リードする日がやってくるのでは、と密かに思ってます(企んでます)(^-^)

今日は体験レッスンに来た5歳の男の子の話をしたいと思います。

まず簡単な挨拶から始めようと思い、
"How are you ?" と聞いてみました。

するとA君はその後に続いて
"How are you ?" と聞き返しました。

"I'm very good. Thank you. "と私が答えると

同じようにA君も
"I'm very good. Thank you. "と言おうとします。

おっと・・これはまずいかも・・・


今度は動物の絵本を一緒に見ることにしました。
知っている物があったら、よく子ども達は自分で言おうと
するので、今度は何か教えてくれるかな?と思っていたのですが
黙々と絵本を眺めているので(^^;)では少し質問しようと思い、
"What's this ?"とtiger を指さして聞いてみました。

そうすると、やはりA君は

"What's this ?" とリピートします。

私が、"It's a tiger ! "というと、それに続き"It's a tiger ! "

困りました・・・。
A君は、自分が質問されていることに気づいていないのです。

まさか、これは大げさなケースでしょう?と思われる方も
いらっしゃるでしょうが、そうではありません。
実はこのように全てを「オウム返し」してしまう子ども達を私は
過去に何人も見てきました。
そしてその度に、何だか悲しい気持ちになっていました。


相手の言葉のオウム返しは、決して「自分が話したい言葉」
ではないはずなのに・・・。



中学でやった
"Everyone, repeat after me. "のイヤ〜な授業を
思い出してしまいます。
私は、"Repeat after me." が大嫌いでした。
そこには英語を話したい気持ちがあるはずもなく、
ぼ〜っと意味のない呪文を何度も唱えている気分でした。


しかし当時の私とは違い、A君はまだ5歳です。
英語を早いうちから習っているのになぜ
こんなことになってしまうのでしょうか・・・?


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■  オウム返しレッスンのツケは大きい


(先生) "It's a monkey."
(生徒) "It's a monkey."

一見、子ども達は英語を話しているように聞こえます。
ですが、いくら上手で、発音も完璧にリピートできても
英語を話せるということにはなりませんよね。
話せる=自分の意思や考えが表現できること のはずです。


なぜこういうことが起きてしまうのかというと、単純な理由です。


先生が毎週このようなオウム返しを強要しているからです。
リピートする練習は、定着を図るために私達もレッスンで行いますが
それに終始してしまうと、A君のように
リピートする=英語レッスンでしないといけないこと
と感じてしまうでしょう。
もちろんその楽しさなんて、分かるはずがありません。
「したいこと」ではないからです。


覚えた単語や表現は、実際に子ども達がそれを使って
言いたいことが言えるように、発展させなくてはなりません。
子ども達の気持ちを無視したオウム返しを続けると
後で大変なことになってしまいます。


例えば・・・
" I like lions. " を全員でリピートさせる意味は果たしてあるでしょうか?
ライオンを嫌いな子だっています。

" I have a kite." 持っていなかったら?
(今時、凧をあげる子もあまりいませんね)

" How are you ? " I'm fine, thank you."  元気じゃなかったら?

" I can play baseball."  できない子がいたら?


子ども達は言いたくありません。もし言っているのであれば、
「言わされているだけ」です。

言わされるだけの言葉なんて、誰が積極的に
学ぼうとするでしょうか。当たり前のことのように感じますが、
実際に、英語を「言わされている」子ども達が存在しているのです。


早いうちから英語を習う。
それには多くのメリットがあると思います。
でも、間違った環境や教え方で、同じぐらいのリスクが生じると
いうこともあるのです。

(2005年に書いたものを編集して掲載しています)

(*このブログは2005年、児童英語教室を運営していた頃、
書いたものから抜粋、編集しました)


昨年末、大阪の唯一の村、千早赤阪村にある、赤坂小学校を訪れました。
この小学校は文部科学省の研究開発指定校で
全学年にコミュニケーション活動を重視した英語教育を行っています。
そこで各学年の授業風景を見たり、先生方と英語活動の取り組みについて
お話を伺ったりしました。


まず何より驚いたのは、彼らの英語力の前に
「人前で堂々と話す態度」でした。 


例えば6年生の授業で「わたしたちのまち」というトピックで
各グループに分かれ、写真やPCを使って英語でプレゼンテーション
をするという内容がありました。
子ども達が発表している内容は、英語にすればとても難しい内容でした。
(歴史や地理のことなど)
それでも立派に英語を使ってプレゼンテーションをしていたのです。

とても素晴らしい生徒さん達だったので
是非担任の先生にお話を伺おうと思いました。


==========================

私 「発表の内容は子ども達で自主的に考えたものですか?」

先生 「そうです。最初は英語で言えるレベルの内容をと私は考えたんですが、
子ども達から、それだと本当に言いたいことが発表できない
という意見が出たんです。」

私 「それで子ども達の英語力よりも、言いたいことを重視しようと
いうことになったんですね。」

先生 「ずいぶん迷いましたが、そうすることにしました。
内容は学校に来ているALTの先生に
添削してもらったり大変でしたが、子ども達は調べたことを
英語で言えるんだ、という気持ちで前向きに取り組みました。」

私 「私も見ていて子ども達の目が輝いているな!と感心していました。」

先生 「やはり自分たちが発信したいことを、自信を持って
言うということが当校の取り組みの一つであったので、その点では
成功したのではないかと思っています。」


==========================


さらにこの生徒たちは、一方的に発表するだけでなく、
発表が終わったら、
"Do you have any questions ?"と堂々と大人に聞くのです。
素晴らしい成果が出ている学校だと思いました。
子ども達は笑顔で自信に満ち溢れていました。


今議論になっている週1回の小学校英語活動。
確かに少ない時間と少ないリソースではできることは限られています。
そして英語力というレースで見れば、そんなに進まないかもしれない。
だけど、もし十分に時間があったとしても
私たち大人は子どもをゴールまで引きずって歩いていける訳じゃない。
ゴールまでたどり着ける子は、自分の意思で、自分の力で歩ける子です。



どれくらい進んだかという評価だけではなくて、
どれくらい自分の力でやっているのか、そういう子ども達の
心のポジティブな動きもちゃんと褒めてあげたいですね。
そうしたら子どもも、また自信を持って
次に進んでいけるようになると思うのです。



「ここができてないね、頑張ろうね」の前に
「ここまで自分でよく頑張ったね」を
子ども達に言ってあげましょう。

小学校教員を対象に、小学校英語必須化のときに向けてトレーニングを
はじめる自治体や教育機関が増えてきました。
とても前向きな取り組みですね。
ただ、私にはひとつの気がかりがあります。
指導法や英語力アップのために研修を受けるその先生たちに
「これを何のためにやっているのか」という本来の目的まで
伝わっているのかということ。

HOW TOだけじゃなくて、何のために小学校で英語をするのか、
何を目指すのか。
その芯な部分がぼやけたまま、バンドエイド方式の指導ワークショップを
やっても、実施に授業が始まってすぐに行き詰ることは目に見えている気がします。

どうやって教えるかをやる前に、
なぜやるのか、を先生が一度立ち止まり、自分なりに考える時間が必要では
ないかなと思います。
クラスの子ども達とどんなことができるだろうか。
どんなことをチャレンジさせてみたいか。
英語を通じて、この子たちに何を伝えてみたいか。
そのようなビジョンなくしては、子ども達の心には届かない。
それは文部科学省から与えられた大義名分ではなくて、
先生一人一人が考え、感じるものでないと実際の授業には生きてこない。
どんな教科でも同じことだと思います。


英語力、指導力の不足ばかりに目をやる「足りない=研修」という
埋め合わせの発想よりも、子どもたちのことを考え、共に話し合う時間を通じて
先生一人一人のよさ、個性を最大限引き出すような内容であって欲しいなと思います。

実現英語を学ぼうよ!

■ 受験英語、結局役に立つの?


あなたは、受験英語についてどう思いますか?
文法ばっかり、ひたすら暗記で使えない?つまらない?

私は受験英語とか、そういう垣根自体がなくなれば一番いいなと思いますね。
受験英語は役に立つか、立たないか、みたいな議論をよく聞きますが
私は基本的に学ぶ内容と、それがその人にとって役に立つか、
立たないかとは関係がないと思っています。


要するに何をどう学んだにせよ、どう活かすか、どう役立たせるかは自分次第。
受験英語は役に立ったという人は、きっと自分なりに活かすことが
できたんでしょうね。
本当は大学みたいな場所で、こういう部分をもっと教えてもらえるといいなと
思います。知識の積み上げではなくて、知識の使い方にフォーカスをして。


■ じゃあどうしたら英語が「使える」ようになるの?
 

英語を勉強したけれど、いつまでたっても話せない。
だから学校英語はだめだ。よく聞く不満ですね。
ですが、これは私が思うに、外国語は物理や日本史などと違って
習ったことを自分なりに応用し、活用しないといけないことが多い。
これは英語の専門家じゃなくても、だれでも身近にそういう機会があるわけです。
だから、英語だけが問題ではないんですよね。英語で実感する人が多いだけ。
他のことすべてに共通する問題なんです。


じゃあ、どうすれば使えるモノになるのか?
誰もが知りたいところですよね。実はこれ、私の研究テーマのひとつです。
とても難しいテーマのように感じるけれど、本当はとてもシンプル
じゃないかと最近考えています。
例えば、「受験英語」なんて、
「あぁ、しんどいけど、とりあえず今だけしのぎで頑張ろう」
みたいなイメージだけど
それがもし、自分が将来やりたいことに繋がっていると気付けば、
「実現英語」になる。


人間って不思議なもので、とっても些細なことで
やる気を起こすことのできる素晴らしい動物なんですよね。
でも些細といっても、目の前の人参をめがけて走る馬みたいに
外からのご褒美(これができたら○○あげるね、のように)から来る
やる気ではなくて、
「やってみたいな」のように心の泉から湧き出てくるものでないと
長続きしません。
その原動力は何なのか?
それは是非また別の機会に考えてみたいと思います。


年齢問わずいくつになっても、心の泉からたくさん水が湧き出ている
そんな人生を送ってみたいものですね。

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