生活の柄

「歩き疲れては、/夜空と陸との隙間にもぐり込んで寝たのである/草に埋もれて寝たのである/ところ構わず/寝たのである ( 生活の柄 ) 」。 山之口獏の詩「生活の柄」に出会ったのは 1970 年。高田渡がギター弾きながらこの詩を歌い、 14 歳の心はふるえ、この場所以外ならどこだっていい、と夜空と陸の隙間で寝ることを夢想しました。 幾年も過ぎて、神学校で学んでいた頃、初代教会の実像を見直す聖書学論争が盛んで、神学教師も神学生も「 Sitz im Leben= 生活の座」という言葉を口角に泡飛ばしながら使っていました。 オリエント学や諸学を縦横に用いて、聖書の社会層を掘り起こす「生活の座」研究。ただどちらかというと私の関心は、いつの時代のことでも集団ではなく個すべて表示すべて表示

その他の最新記事

すべて表示

記事がありません。



.


みんなの更新記事