谷津矢車観察日記

〜存在そのものに意味はない、意味を決めるのはこれを読んだあなただ〜

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なんだか最近このブログ、妙に騒がしいんですが何かあったんですか?
え? はあ、谷津さんの小説が話題になっていると! それはそれはありがたいことですねえ。

「まったくです。書評を下さった皆様、ありがとうございます」

いや、めでたい。

「で、なんですけど」

はい?

「実は、ぼちぼち『曽呂利!』とか『からくり同心景』とかのプロモーション活動でこのブログが埋まってしまいそうな気配なので、同人誌関連の販促活動をしようかと思うんですよ」

ええ、それってまさか!
『異世界居酒屋のぶ』シリーズで高名な蝉川夏哉先生原案、『艦これの一番長い日』の企画でこれまた有名な糸畑要さん企画、不動産関連のαブロガーDJあかいさんといった豪華な面々の中でなぜか谷津さんが末席を汚している、あの!?

「説明口調乙」

しかし、豪華なメンバーや……、マジでなんで谷津さんこの中に紛れ込むことが出来たの?

「これはもはや原案の蝉川先生とか企画の糸畑さんが冗談のわかる方だったとしか…」

で、そんな素晴らしい同人誌の末席を汚した自作のライナーノーツをUPする気なんですか!

「ええ!(にっこり)」

ああもういいけどさあ……。
というわけで、今回は「アンソロジー『東京定年』」の谷津さんテクスト「そう、それは灰色の未来」のライナーノーツをお送りします。

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っていうか谷津さん、なんであんたのテクスト、論文調なのさ。

「やりたかったから、としか言いようがないね!」

あっそう……。

「いや、一応内容について糸畑さんに相談したら、『まあそれでいいんじゃないでしょうか』というお答えだったので、そのままやってしまいましたよHAHAHA」

ああ、この人はもう…!

「でも、ただ論文調ってわけじゃないのでOKです」

あっそう…。
気を取り直しまして。
まず、本作の下敷きになっているインテレシャフトってあれはいったい。

「ああ、わたしが考えたものです。なので、実際の社会学には存在しませんよ。ただし、そのモデルとなったゲゼルシャフト、ゲマインシャフトは存在します」

『興味が集団を形作る』っていうのは面白い考え方でしたね。

「ええ、ああいう事情で人々が社会から切り離されてああいう動きが出てきたとしたら楽しいよね、と思ったのが本作執筆の動機だったりします」

でも、実は谷津さんがしてやったりなのは「都市飽和説」のほうじゃないんですか。

「どきっ、なぜそれを!」

だってさ、これ書いているときに、『どうやって老人たちを東京から追い出すべえかな…!』と鬼畜のようなことをつぶやいていたではないですか!

「おいおい! 敬老の精神は大事だよ! その辺のことは黙っとけ!」

とまあ冗談はともかくとして、日本は居住の自由が認められているので、その自由をはく奪する理由が要るんですよね。それが「都市飽和説」だったと。

「詳しくは原典に当たってください!」

続きましては、それぞれの村の実情についてですが……。オイ谷津さん。最初の「釣り村」って、これ、完全に「川のぬし釣り」じゃねえか。

「ばれましたか」

そりゃわたしはあんたの分身だしな!

「でも、川のぬし釣りってなんか世界観がいびつで怖いですよね、冷静に考えて。猫も杓子も釣りしてますし、みんな釣のことしかしゃべりませんし。そんなぬし釣りワールドのいびつさを思い浮かべながら書きました」

ちなみに、釣り村にいる釣り人たちの多くはモデルが谷津さんの知り合いだったりします。これ豆な!

「やめろ!」

さて、引き続きましては天文村ですが……。

「個人的には、A君がかわいそうすぎると思っています」

え、そーなの!? その割にA君の扱いが悪い気が。

「そうでもないと思うけど…。むしろ、突然落下傘のように田舎にやってきた老人たちに押しつぶされるA君を描いた一篇です。ただし、A君は行方知れずなので結局偏向的な形での取り上げられ方をしているわけですね」

それに……オチで……ですもんね。

「それは秘密!」

さて、続きましては文芸村……ってオイ。銀英伝ネタをなぜ入れた。

「誰も気づいていないからいいんだよ」

さらに、なぜ谷津さん自身が取材に答えてるんだよ!

「そうなんです。実は谷津矢車が文芸村の住人として取材に答えています」

でもあれか。谷津さんって東京定年施行時に……。

「ぼちぼちお世話になる年齢ですよね。もしわたしが行くとするなら、きっと文芸村だろうなあと。ああいうドンパチやってるところであったとしても、わたしは一人で小説を書いていると思います」

つまり、あれは谷津さんが三十年ほど後の自分を思い浮かべて書いた自画像であると。
では次ですね……。ってオチか。

「こわたしはね、時代に良し悪しなんかなくて、ただ灰色の未来が待っているんだと思うのですよ」

灰色の未来?

「いいとも悪いともつかない、ってことです。要は、その時代に適応しているかしていないか。あるいは最適化しているか否か。それだけだと」

はあ? よくわかりませんが……。

「まああれですよ。時代時代がいいか悪いかを決めるのはあなたです! ということですよ」

なんかけむに巻かれてしまった……。


とまあ、こんな感じで谷津さんの寄稿作「そう、それは灰色の未来」が掲載されている「アンソロジー『東京定年』」、なにとぞよろしくお願いいたします!
とらのあなさんで委託販売いたしております!(リンク貼ろうとしたら弾かれたので、申し訳ありませんが検索してみてください)

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