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おや谷津さん、自分のテクストは宣伝しないくせに、他の催し物は宣伝するんですか?
「特にお世話になった企画様ですので、何がしかの貢献がしたいといいますかなんといいますか」
ほう、じゃあ谷津さん、どうぞ!
「現在、空想科学祭FINALの作者募集をしています! みなさん、どうぞお越しください!」
しかし、本当に空想科学祭さんにはお世話になりましたねー。
「ええまったく。実は歴史小説家としてもすごく勉強になりました」
どういうことです?
「筆者が提出したテクストに、仏生寺弥助さんにタイムマシンに乗って会いに行くという大怪作(「弥助さんへの屈折した愛情」)があるんですが、この際に読者の皆さんから総ツッコミをいただいたんです。中にはツッコミ待ち扱いまで」
ほう、そんなこともありましたねー。
「あのとき、歴史小説家としての筆者、少し開眼した部分があったんです。ああ、読者様がこういう風ならああいうことができる、こういうことができる、って。それが今回の受賞にもつながっているわけで」
なるほど、歴史小説家として成長したってことですね。
でも谷津さん、それって自爆ですよね。
「うるせえやい!」
とかいいつつも、谷津さんは相当空想科学祭に感謝をしているらしいです。とにかくも。
「最後の空想科学祭のご成功をご祈念しまして」
……特に何もしないのが谷津さんなのです。
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