|
はい、今日は告知ですよ! ああうれしいなあ!
「ええ、半年ぶりの新刊ですからね、うれしいです」
まあ、ようやくこれで小説家として戻ってこれたような気分ですね。
「ええ、某件でさまざまな方にご迷惑をかけてしまい申し訳ございませんでした。いずれにしても、あの件の際にお支え下さった皆様のおかげで今があります。厚く御礼申し上げるものです」
おかしいな、目から汗が止まらないよ……。
しかし、告知だッ!
------------------------------------------------------
幻冬舎さんより「しゃらくせえ鼠小僧伝」が刊行されました。
------------------------------------------------------
おお、新刊。で、どんな話なんです?
「ええ、鼠小僧を主人公ににした人情ものです」
え? 谷津さんが、人情もの? マジで?
「マジで」
いや、谷津さん、凄い勢いで白目見せてるけど大丈夫ですかい?
「安心しろ、人情ものだ」
はっ、谷津さんがこうやって強調するということは、これはただの人情ものではないということだなッ!?
「ぴーぴぴー(口笛)」
この野郎……。
いずれにしましても、著者言うところの人情もの、「しゃらくせえ鼠小僧伝」をお願いします!
「おなしゃす!」
|
全体表示
[ リスト | 詳細 ]
|
はいどうもー。戯独堂でございます。最近告知が多いのか、このブログの回転率が良くて素晴らしいですねえ。いやはやいやはや。
「そうか、そんなにうれしいか」
出たな! 谷津さんめ。
「ええ、今月は今日のほかにもう一回くらいは出没しますんでね、なにとぞお願いします」
そうかそうか、それは何より! 年末以来、出版の動きがほとんど何もなかったもんなあ……!
「ああまあいろいろありましたから」
んじゃ、さっそく告知と行きましょう。
「オール讀物6月号」(文藝春秋)に短篇『だらだら祭りのころに』が掲載されました!
んで、この話は一体……?
「実はこのお話、松本清張先生のトリビュート企画ということでこさえたものです。近々わたしの手による江戸の犯罪ものが発売することを知ったオール讀物編集部の方が『じゃあ、谷津さんに”江戸の犯罪”で一本書いてもらったらどうだろう』と提案してくださり、そのまま形になったようです。あざっす! じつにあざっす!」
なるほど。つまり、このお話も江戸の犯罪をモチーフに?
「ええ。オール讀物の編集者さんからは『江戸の犯罪というテーマでお願いします』と言われたんですが、わたしの中で『清張先生といえば女だよなあ……』と謎の縛りを設定してしまい、女性犯罪者を探した次第です。もし大坂屋花鳥が思い浮かばなければ、八百屋お七を書いていたはずです」
なるほど……。で、大坂屋花鳥って誰?
「ですよねー。んじゃあ、その辺はキャラクター紹介で、ということで」
○キャラクター紹介など
・大坂屋花鳥
「この人は、流人の島である八丈島から江戸期を通じて唯一島抜けに成功した一団の紅一点、という、とんでもないレコードをお持ちの方です」
実在するんですか!?
「ええもちろん。ただし、大坂屋花鳥というのは彼女が落語で取り上げられるようになってからついた名のようで、実際のところはわかりません。けれど、彼女の経歴については、おおむねわたしが書いたとおりです」
しかし、こんな女性がいたんですねえ。
「江戸っていうのは決して住みやすい街じゃありません。こういう不如意を抱えて生きていた人なんて山ほどいます。今作においてわたしはその不如意を描き出したく思い、彼女を主人公とした次第です」
・佐原喜三郎
「この人も実在します。しかし、本作においては田舎者の頭の足りない人みたいに仕上がってしまいましたが……」
実際はどんな感じな人なんです?
「今でいうインテリヤクザです。ヤクザなのに儒学を勉強していた形跡がありますし、八丈島を抜ける際にも天文学やら操舵術やら……、とにかく知識を吸収しまくったという人です。さらには、島抜けして捕まったのち、奉行所あてに『俺たち、こうやって島抜けしましたぜ! 今後のご参考になればげへへ』という報告書を仕上げたことで罪を許され、なんと釈放までされる人です」
インテリじゃないっすか!
「しかも、ヤクザになったにもかかわらず、堅気である父親との仲は良好でして」
なんかこう……。
「そう。喜三郎さんって、なんでヤクザになったのかよくわからないスペックの人なんですよ。そういう意味で、彼の陽の気が花鳥の陰の気を浮き彫りにしてくれたともいえ、非常にいいコンビです」
それにしても、谷津さんの書く喜三郎さん、頭が足りない感じが……。
「シャラップ!」
・佐吉
「彼は実在しません。歴史上の人物である花鳥の父親なので、当然いたはずですが名前は伝わっていません」
そうなんですか……。ちなみに、日本橋浜町にいたというのは?
「ええ、諸書によれば、花鳥たちは島抜けしてから親のいた浜町に潜伏していたとのことだったので、それを採用しました」
へえ、どこに住んでいたのかもわかっているのに、親の名前が分からないんですか。
「そりゃそうです。江戸は当時世界一の人口を誇る町で、町人の何割かは江戸に流入してきた人々です。戸籍もない時代ですからまあしょうがないといえます」
けど、こんなに仲が悪いんですか?
「いえ、この辺りは著者のフィクションです」
よかったー。
・だらだら祭り
ところで、だらだら祭りって何?
「ですよねー。東京にお住まいの方じゃないとピンとこないですよね。だらだら祭りというのは東京・芝にある芝大神宮(江戸時代は『芝神明』)の秋祭りです」
しかし、なぜ”だらだら”?
「ええ、この神社、祭神が天照大神ということで、伊勢信仰の高まりとともに人気になるんですよ。東北の伊勢講の目的地が伊勢じゃなく芝神明に切り替わるなんてこともあったようで。なので、そういうお客さんを見込んでお祭りがどんどん長くなっていって、十五日余り祭りが続いたそうなんです。それを見て、江戸っ子が『だらだら祭り』と呼んだとか(諸説あり)」
ほう、面白いお祭りですねい!
「ええ、詳しくは本作を参照していただければと思いますが、生姜を売っていたり、太太餅を売っていたり、芝居小屋が建ち並んだりと江戸の人気観光地だったようです」
というわけで、なにとぞよろしくお願いします!
「お願いします(土下座)」
|
|
いやー、今日は暑いですなあ。
「何そのいい加減な時候の挨拶」
ツッコむでないよ。ていうか、今日は谷津さんのほうが色々と浮足立っているんじゃないの?
「ええそりゃもう。実は今日、エアースタジオさんの公演で以前わたしが原案を書いた「蒼い季節」のA班を観劇してきたんですよ。それで、なぜか演じてくださっていたエヴァーグリーンのタレントさんを前に話すことになっちゃいまして」
ああ。失敗したわけね。
「当たり前でしょう! タレントさん特有のキラキラ感に押しやられて「あー」だの「うー」だのしか言えませんでしたよ」
でしょうねえ。で…。
「そう、ここで言いたいことを言うのだ。実は三年前にあとがきを描いているんですが、三年前のわたし、相当かっこつけてるんでね、何言ってるか分からないんですよ」
リベンジということですか。
「おう。ってなわけで4649」
ふ、古い……。
------------------------------
「蒼い季節」は、『見送られる人』と『見送る人』の話です。
その視点から本作の人物を切り分けてみると、ほぼどちらかに分かれますよね。本作に出てくる未来ある高校生たち、彼ら/彼女らは『見送られる人』です。
『見送られる人』は、ただ先に広がる未来に向かって羽ばたいていけばいいのです。けれど、そうやって飛び出していく『見送られる人』の背後には、手を振ってその門出を祝う『見送る人』がいます。
けれど、『見送られる人』は往々にして、『見送る人』がどんな顔をして手を振っているのか思い出せません。なぜそんなことが言えるのかと言えば、わたしだって誰かに見送ってもらった人間で、わたし自身、わたしを見送ってくれた人がどんな顔でわたしを送り出してくれたのか覚えていないからです。
このお芝居の原案の仕事を頂いた時に、「若い演者の皆さんが成長できるような作品を」と指定がありました。その際にわたしが本作原案を通じて、僭越ながら演者の皆さんにお伝えしたかったのは、
『見送った人の顔なんて覚えていなくてもいい。けれど、想像できる大人になってください』
ということだったりするのです。
このお芝居でメインの役柄についておられる皆さんは、まだまだ『見送られる人』ですし、そうでなくてはいけません。
でも。
だからこそ、『見送る人』がどんな顔をしているのか、想像してみてください。
---------------------------------------------
「とまあ、こんな話でした」
おいおい、これはこれでよくわからんではないか。
「いいんだよ。わたし、頭の中がすっからかんなんでこれくらいでいいんだよ!」
そうなのか。
「っていうか、正直、劇を見ながら『きっとあの頃のわたしはそんなことを思っていたのだろうなあ』と想像しちまったんだよ」
え、あの頃の気持ちじゃないのこれ。
「もちろん。この原案を書いたの、2012年だよ? 細かく内容を覚えているわけないじゃん」
ひでえ……。
「いずれにしましても! エアースタジオさん公演「蒼い季節」、よろしくお願いいたします」
いたします!
|
|
いつもお世話になっております。谷津矢車です。 普段楽しく書かせていただいているこちらのブログですが、本日は不愉快な注意喚起をしなければならず、極めて遺憾であります。こちらをお読みの読者の方のほうがよっぽど不愉快かと存じますが、わたしの(というよりわたしの妻の)仕事に関わる話なのでご容赦頂けると幸いです。 業界の狭い範囲で、「谷津矢車が同妻の仕事に口を出し、取引先を制限しようとしている」という流言が流れているようです。 しかし、そういった事実は全くございません。事実無根のデマであると宣言いたします。 わたしの妻は出版業界などで活動しているフリーのクリエイターです。 どの業態でもそうだと思いますが、フリーランスというのは個人事業主です。いかに配偶者だからといって、門外漢がその“経営手法”や“商品”、“取引先”に口を出すことなどはあってはいけませんし、ありえません(クリエイター同士の結婚だと二人で一つの会社をつくるというのが定石としてあるそうですが、わたしたち夫婦は諸般の事情でそうしておりません)。 実際、わたしは妻の仕事に口を出すことはありません。なぜなら、その仕事は妻が個人事業主として得たものだからです。 それに、自分の恋女房が世間の皆様に認められて成果を上げているというのに、喜びこそすれ、仕事を制限しようとする旦那がどこにいるというのでしょう? (個人事業主から離れていち生活者として言わせていただければ、妻の稼ぎの一部がわたしの生活費にもなるわけですから、妻の仕事を制限することはわたしの生活にも影響を与えます。わざわざ自分の首を絞めるようなことはしません。単純な計算ですね) 今回のこの流言、どう取り扱おうか悩んでもおりました。しかし、この流言が既成事実化してしまうと妻の仕事にも差し障りますし、わたしの仕事にも悪影響が出ます。フリーランスの個人事業主にとって、この流言を放置しておくのはかなりのダメージになると判断せざるを得ず、こうして注意喚起をさせていただくこととしました。今の世の中、“火のないところに煙が立つ”から恐ろしいものです。 いずれにしましても、この流言はまったくの事実無根ですので、何とぞよろしくお願いいたします。 谷津矢車 2016/5/7記す PS 「なぜ妻の仕事に関わる件なのに谷津が出しゃばるんだ?」という疑念をお持ちの方もいらっしゃるかと存じます。しかし、本件の流言に関しては 『谷津矢車が妻に圧力をかけている』 と、わたしが妻に対してある種の“加害”をしている、という形になっているため、“加害者”として流言の中で指弾されているわたしが否定する形とさせていただきました。 |
|
最近谷津さん、随分生活スタイルが変わったようだなあ……。
ツイッターでは毎日のように平和そうなツイートばっかりしてるよ。
「はいどうも、平和ボケ星人です」
出たな平和ボケ星人、地球の平和を乱す悪党宇宙人めが!
「いやいや、今のこのギスギスした世の中だからこそ、この平和ボケ星人が役に立つのではないかね?」
いや知らんけど。
つか谷津さん、あんた、何しに来たんだここに!
「いや何しに、ってアンタ、ここ、わたしのブログなんだけど!」
だったらもっと更新をしたらどうだね更新を!
「はーい」
というわけで……。
以前谷津さんが演劇のために書き下ろした「エンドレススクールライフ」(未公開)を元にした「蒼い季節」の再演が決まりました!
くわしくはこちら! → エアースタジオさんのHPへ
おお、なんか懐かしいですね。
「そうなんです。2013年の春先に上演されたお芝居なので、かれこれ三年ぶりの公開となります」
あ、そうなの!?
「時空列としては、2013年3月小説家デビューなので、それ以前のテクストが原案ということになります」
おお! それはまた。
「しかも、デビュー前に書いた物なので、現代ものだったりするのです。さあ、どうしようか!」
そうか、谷津さん、歴史小説家のほうが知られてるもんなあ…。気づけばなろう作家でいろいろなことをやっていた谷津さんのことなんか、もうほとんど忘れ去られてますよね。
「まあ、仕方ないことです」
というわけで、なにとぞよろしくお願いいたします!
|








