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18世紀に産業革命が始まった頃
古典経済学の創始者アダム・スミスは
人々が市場で自由に競争し
分業することで
結果的に
社会全体が大きな利益を得ると
強調した
だが
同時に
市場経済システムがうまく働くためには
伝統や 道徳
慣習の存在が欠かせないとも
強調している
伝統や慣習が
市場の暗黙のルールを作る
これが
古典的な市場競争のイメージ
伝統的な共同体という
「居場所」に根を張った人々による
紳士的な競争
というのが
古典的自由主義の市場競争
ところが
近代化が進むと
伝統的な共同体は
切り崩され
大衆社会が到来
居場所を失った大衆は
極端な投機に走ったり
ルールを破っても
利益を得ようとしたりした
歴史が示すのは
市場経済を攻撃しても
失われた共同体は
取り戻せないということ
市場経済の中で
人々の居場所をつくるしかない
市民ネットワークや文化団体などの
「中間団体」の再生が
市場経済を健全にするカギ
社会経済学者の
間宮陽介氏は
そう主張する
1月6日 土 朝日新聞 総合 社説 引用要約
・物質欲は
居場所を提供しない
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