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世の中には色々な仕事がありますが、観光に関する仕事はサービス業の1つといえるでしょう。もちろん、観光の仕事と言ってもホテルや旅行業、航空関連、テーマパークなどいろいろありますが、いずれもサービスを提供するものばかりです。サービス業は、クリーニングや理美容など、人のために何かをしてあげることを意味しますので、観光ビジネスは、当然サービス業になります。
さらに、ただ何かをしてあげるだけでなく、「快適に」「スマート・スムーズに」そして時には「予期せぬ感動」などをもたらしてくれることから、「おもてなし」が大事だとも言われます。
「おもてなし」は、「ホスピタリティ」という言葉にも置き換えられます。つまり、ただ何かをしてあげるだけでなく、より相手のためになる「気配り」や「満足」をもたらす行為であることが期待されるのです。
そう考えると、観光の仕事には、おもてなし・ホスピタリティが不可欠と言うことになります。
そのような行為を行うのは「人」です。つまり、観光の仕事では、何よりも「人が大事な存在」であるのです。
わかりやすい例は、東京ディズニーランド(TDL)です。TDLのアトラクションやショーは素晴らしいです。でも、TDLの大きな魅力は、そこで働くキャスト(従業員)でもあります。キャストの笑顔、応対、気配りは、大変素晴らしく、誰もが満足できるものとなっています。
では、なぜこのような素晴らしいキャストになれるのでしょうか?しかも、その9割以上がアルバイトだとも言われます。
一流のホテルマン、旅行者を楽しませてくれるツアーコンダクター、そしてさまざまな観光場面で、素晴らしいサービスを提供してくれるサービスマン・ウーマン達。彼らこそが、実は観光ビジネスの最大の強みであり、宝物なのです。
観光学では、そのような観光人材の重要性と秘密を学びます。そして、観光人材は、実はさまざまな場面で活躍しています。最近では、金融業や製造業などのさまざまな場面でも、ホスピタリティが大事だと言われています。実際に、TDLの素晴らしい人材育成技術を、色々な会社が学びに来ているのです。
また、アルバイトのキャストを集めるためだけにインターネットサイトを解説しています。これもすごいことですね。
「素晴らしいホスピタリティがある人はどんな人だろう?」「どうすれば、そのような人になれるのだろうか?」そんなことを学びながら、世の中で必要とされる「人材」になれるような学びが、観光学にはたくさんあるのです。
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観光の話題
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先週、仕事で沖縄に行って来ました。東京はもう冬ですが、沖縄の12月はまだ秋のような暖かさです。こういう気候の違いから「避暑」「雪国への旅」「スキー」など、観光の魅力につながることもあります。冬に沖縄に行くのは、とても気分がいいものです。
仕事の合間ですが、旅の楽しみはいろいろあります。その1つが食です。沖縄の食は、個性的なものがたくさんありますが、身近で親しみやすい食の一つに「沖縄そば」があります。
そこで、名護市内の有名なお店で「ソーキそば」を食べました。(写真)
沖縄にはよく行くのですが、滞在中に1度は必ず食べますね。おいしい店、そうでもない店、それぞれで結構当たり外れもありますが、おいしい沖縄そばは、やはり魅力的です。
また、最近の話題としては、「和食」が無形文化遺産に登録されることが決まりました。日本の食文化は、海外の旅行者にとっても魅力的なのです。
旅に出かける大きな目的の一つである食、ぜひ皆さんも色々な土地で色々な食を楽しんでください。
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毎年8月に「観光甲子園」という高校生による観光プランコンテストがあります。私は毎年その審査員をしていますが、さすが本選(全国大会)に出てくる高校生の考えるプランはとても斬新で、おもしろいものです。
7月末に島根県松江市で開催された「高校観光教育研究会」に参加したときに、昨年の第4回観光甲子園でグランプリを獲得した松江市立女子高校の「Let's 縁切りふれっしゅ」のモニターツアーに参加しました。このツアーは、「縁結び」で有名な出雲大社のある島根県、そして松江であえて「縁切り」をテーマに、断捨離(過去のいやなことを捨て去ること)することで、過去の自分と決別し、新しい自分を見つけるという旅行プランです。朝見える霧を「縁霧(えんきり)」と名付け、その幻想的な風景との出会いから、さまざまなものを断ち切る体験をします(例えば、そば切り体験)。いくつかの体験を積み重ねていくうちに過去の自分と決別し、未来への思いを持つことが出来るというものです。そして、旅行が終わった後にも、また何か迷ったときには松江に来て欲しいというストーリーもあります。本当によく練られたツアーでした。
実際に今回のモニターツアーにも参加して、やはり主役は生徒達だと実感、地域に根ざした観光教育のチカラを再認識できました。 松江女子高校は、この他にも雨が降りやすい松江で「縁雫(えにしずく)」という魅力で雨を見直してPRしたり、風水の思想を取り入れて旅行日や訪問場所を決めてもらう旅を提案するなど、とても斬新なアイディアで毎年感動させてくれます。今では、松江市の観光に大きな貢献をしているそうです。
今年の観光甲子園もまもなくです。今年の観光甲子園では、本学と神戸夙川学院大学と長崎国際大学の学生が大会運営の補助をしたり、高校生との交流もする予定です。
観光を学ぶ高校生と大学生での連携も今後探っていきたいと思います。
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年が明けてから、調査で長野・長崎・福岡・北海道へと行く予定です。観光学研究は、旅を伴いますので、楽しみながら行っています。
先週は、長崎に行きました。長崎へは、3年前にゼミ生達と調査にも出ています。思い出の地です。皆さんは、長崎と言えば、何をイメージしますか?
原爆資料館、平和公園、眼鏡橋でしょうか。最近では、大河ドラマでも話題となった坂本龍馬でしょう。キリスト教の巡礼地としても最近は有名で、世界遺産の候補にもなろうとしています。
また、横浜・神戸・長崎には、「中華街」とい共通の魅力があります。
写真1は、長崎の中華街です。ちょうど、ランタンフェスティバルの開幕前でした。(写真2)
以前見たことがありますが、とてもステキなイベントです。
長崎の食も有名ですね。しっぽく、カステラ、そして長崎ちゃんぽんです。(写真3)
観光は、その土地の側らしいものを見つけて、PRし、集客をはかることで経済的効果やまちづくり、人との交流を図ることが出来ます。
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以前のブログでも、「工場見学などものづくりを見て、学ぶことも観光である」ようなお話しを書いた気がします。これを「産業観光」と言います。さらに、工場は24時間休まず稼働することから、灯りがともり続けています。これが独特の風景として「工場夜景」と呼ばれ、最近ブームとなっています。
その火付け役は、私が関係する川崎です。その川崎が全国の工場に声をかけて、2011年から「工場夜景サミット」を開催しています。
第3回目は、北海道の室蘭で開催されました。「室蘭・川崎・四日市・周南・北九州」による五大工場夜景宣言も行いました。
写真は、室蘭の工場夜景の象徴でもある「JX日鉱日石エネルギー」です。何ともいえない雰囲気があります。
このように観光の魅力となる素材は新しく生まれていきますし、それをビジネスにどのように生かしていくのかが今後の課題なのです。
本学では、このような新しい分野の観光素材への注目とビジネスの関係を学ぶことにも力を入れています。
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