れんげ草の咲くさんぽ径〜舟木一夫の世界

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「舟木さんと股旅もの〜長谷川伸の世界をたどる」の連載をしている途中ですが、番外編として、1972
年に発売された、アルバム「渡世人〜舟木一夫 三度笠を歌う」に収録されている「木枯紋次郎」という曲のご紹介をさせていただきます。
 
当時の舟木さんのイメージとしては異色とも言えるアルバム「渡世人〜舟木一夫 三度笠を歌う」です。
舟木さんには「一心太助江戸っ子祭り」「喧嘩鳶」などはじめ、日本調の粋で威勢のいいヒット曲もあります
が、「渡世人」「股旅もの」の流行歌のジャンルは舟木さんと同世代の歌手の中では橋幸夫さんの独壇場という印象がありましたから、舟木さんにこんなアルバムがあることを知った時にはビックリしました。
 
今の舟木さんのステージのバラエティに富んだ構成力と歌唱力は言うまでもないのですが、二十代の若い頃からどんなジャンルの曲も一瞬にして自分の個性と世界観に引きつけてしまう才能豊かなプロ・シンガーだったことが、このアルバムを聴いてみてあらためてわかります。
 
アルバム「渡世人」収録曲は、ほとんどがカヴァー曲ですが、ここでご紹介する「木枯紋次郎」のみが、舟木さんのオリジナル曲です。しかも、丘灯至夫作詩、遠藤実作曲という、「高校三年生」で舟木一夫を世に送り出してくださった、おふたりの名コンビによる楽曲です。
 
イメージ 1
 
上記の画像は古関裕而の楽友たち HPの「丘灯至夫と高校三年生」より拝借しました。「高校三年生」歌碑除幕式。
http://www7.plala.or.jp/edih/gakuyu/koukou3.html

他の楽曲は、時代的にかなり古い作品ですので、古典的な股旅調ですが、「木枯紋次郎」は、リズミカルで躍動感の中に、哀調も漂う、吹き込み当時の舟木さんの年令とお声に合っていて印象的でした。
陽の目をみることはなかったという意味では残念なのですが、ぜひ多くの舟木さんファンに聴いていただきたく思います。
 
イメージ 2
アルバム
「渡世人〜舟木一夫 三度笠を歌う」収録曲
 
流転
 
沓掛小唄 kazuyanさんの動画です↓(映画「沓掛時次郎」主題歌)
http://www.youtube.com/watch?v=Afrz9bGcYYY
 
 
よさこい三度笠
旅姿三人男
名月赤城山
 
 
浅太郎月夜
 
イメージ 3木枯紋次郎
 

もちろん、舟木さんを50年間ずっと支えて来られたファンの皆さまは十分にご周知の曲ではあると思いますが、私のような不肖のファン、復活組のファンの皆さまには馴染みのない曲ではないかと思い、是非ともどなたかが動画化して下さらないかと、ずっと念願しておりました。

この度、いつも拙い私のブログを彩って下さっている舟友さんのkazuyanさんに、お願いしてみましたところ
ご快諾を頂戴いたしました。
こうして皆さまに聴いていただくことで、埋もれていた舟木さんの魅力的な股旅物歌唱を共に楽しむことができればと願っております。
 
舟木さんの御自作の「さくら仁義」(この動画もkazuyanさんの作品です)と併せて、ここにあらためてご紹介させていただきます。感謝を込めて・・・

木枯紋次郎  作詩:丘灯至夫 作曲:遠藤実
昭和47年(1972年11月発売) 舟木一夫(オリジナル曲)
http://www.youtube.com/watch?v=jDnEqa4SzQY&feature=youtu.be
 
イメージ 4風が吹くたび 心がさわぐ
止めて止まらぬ 一本どっこ
男一匹 情けは無用
見たか聞いたか この腕を
その名も 木枯紋次郎
木枯紋次郎
 
堅気育ちが どこかですねた
すねて流れて 旅から旅を
涙見せるな やくざの恋は
どうせ夜明けの 空に散る
その名も 木枯紋次郎
木枯紋次郎
 
広い世間に 背中を向けて
どこへ行くのか 口笛ひとつ
やけに吹きゃがる 冷たい風が
さきは雨やら 嵐やら
その名も 木枯紋次郎
木枯紋次郎
 
 
イメージ 5さくら仁義  作詩:すずきじろう 作曲:幸田成夫 
(15周年日劇公演記念曲 1977年6月発売)
http://www.youtube.com/watch?v=ZLx3ezXDe_M  
わらじ一年 合羽で二年
長脇差(どす)を抱き寝も 三年越し
さくら仁義に 啖呵の花が
咲いて小粋な旅鴉
なぜに堅気をすねたやら
 
惚れた弱みを まぎらす酒に
いつか呑まれて 涙ぐせ
さくらつぼみの あの娘の肩に
野暮なセリフを二ツ三ツ
かけたあの日が命取り
 
笠に重たい 渡世の義理を
意地で支えて 越す峠
さくら吹雪に おふくろさんの
背伸びするよな 声がする
それがやくざの泣きどころ
 

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「木枯紋次郎」の歌があったのは知りませんでした。中村敦夫さんのクールなイメージがあるので、舟木さんと紋次郎が結びつかないですね。「木枯紋次郎」は商業演劇の舞台には上げにくいですよね。人情がある程度全面に出ないとお客さんが置いてきぼりになったりしますよね。笹沢佐保さんが「その後の木枯らし紋次郎」というのを書かれましたが、結構ハマりました。

2014/7/12(土) 午後 5:46 ゆふぎり 返信する

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ゆふぎりさん、私もアルバム「渡世人」を聴くまで全く知りませんでした。というか私は元々舟木さんのことは何も知らなかったわけなんですが(笑)アルバムのラストに「木枯紋次郎」と入っていたので、聴く前は一瞬「?」でした。紋次郎はアウトローの代名詞のようなヒーローでしたから従来の「義理人情」が柱の渡世人物の作品とは一線を画していたような印象でしたね。「帰ってきた木枯し紋次郎」というのもありましたね。私は丘灯至夫先生のイメージからは想像しにくい「木枯紋次郎」の詩がとても気に入っています。遠藤先生のリズム演歌っぽいノリの楽曲も面白くて大好きな曲です。kazuyanさんのご尽力でこうしてご紹介できて本当に嬉しく思っています。

2014/7/12(土) 午後 11:43 春日局 返信する

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春日局さんこんばんは。
♪沓掛小唄♪次男坊鴉♪花の三度笠♪木枯紋次郎…すべて行ってまいりました(笑い)
♪木枯紋次郎の歌の存在は知ってましたが、聞いたのは初めて?です。紋次郎といえば、♪だれかが風の中〜が耳に残ってます。
中村敦夫さんは、荻窪の駅で参議員選挙の運動をされてました。結構お見かけ致しました(つまらねエピソードで申し訳ございません)

2014/7/13(日) 午前 0:49 [ kaoruko ] 返信する

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kaorukoさん、「渡世人」アルバムの音源はyoutubeには今のところこの4曲がアップされています。私は舟木さんのオリジナルの「さくら仁義」と「木枯紋次郎」がやっぱり今風の股旅物の感じで舟木さんの声質にも合ってるような気がして好きです。ステージで聴かせていただける機会があれば嬉しいです。

2014/7/13(日) 午前 10:32 春日局 返信する

おはようございます。
この度は素晴らしい舟木さんの股旅歌唱曲の存在と舟木さんの年輪にも
触れ、素晴らしい感動を頂きました。
舟友さんのウェーブの爽やかさにもふれることも出来、
本当にありがとうございました。

2014/7/13(日) 午前 10:43 kazuyan_hm 返信する

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kazuyanさん、アルバム「渡世人」の中から「沓掛小唄」「木枯紋次郎」を素晴らしい動画でアップして下さいまして本当に感謝です。特に「木枯紋次郎」については舟木さんはおそらく内輪のコンサートでもステージにかけていらっしゃらないように思いますのでレコードの音源のみしか残っていないのではないかと思います。音源資料としても貴重な曲をこのようにkazuyanさんのご尽力を得てご紹介できましたことは本当に嬉しく有り難く感激しております。お骨折りいただきましたことあらためて深く御礼申し上げます。

2014/7/13(日) 午前 11:34 春日局 返信する

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春日局さん 舟木さんに丘先生、遠藤先生のオリジナル作品で「木枯紋次郎」があったなんて、、今まで気が付きませんでした。舟木さんが生みの親の先生方に甘えてお願いされたのか、可愛い弟、息子同様の舟木さんにオリジナルの股旅物を作ってあげようと、お二人の先生方が考えて下さったのか、このLPの構成を担当なさった吉岡治さんが依頼されたのか、、いきさつは分りませんが何だかとってもほのぼのとした気持ちになりますね。何てったって、”あっしにはかかわりのねぇことでござんす”の紋次郎の曲なんですもの。舟木さんは20代半ばに吹き込まれたのでしょうが、お若いのに時代劇のセリフも含めてお上手ですよね〜。あの巻舌がたまりません。kazuyan_hm さんにお願いして頂いたお陰で、舟木さんオリジナルの股旅物の曲と魅力いっぱいの動画を拝見することが出来ます。舟木さんの知る人ぞ知るといえるような魅力が、たくさんの方に伝えられますね。有難うございました!

2014/7/14(月) 午後 1:09 満天の星Lovely 返信する

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満天の星さん、私も舟木さんと「木枯紋次郎」の接点がどこなのかがとても気になってます。テレビで紋次郎を演じた中村敦夫さんと丘先生がいずれも福島県のご出身であること、1969年公開の映画「いつか来るさよなら」(原作「廃虚の周囲」)は木枯し紋次郎の原作者の笹沢左保氏であることぐらいしか思い至らなくて今もってこの作品ができた経緯は謎です(笑)どこかで「舟木一夫は股旅を歌うには品がありすぎる」・・なんて評を見たように思いますが、逆にある種本来の侠客の世界は格を重んじ言葉づかいの規律も厳しく大親分ともなれば他を圧倒する品性を持ち合わせた存在ですから、舟木さんにはそういった半端ではないスケールの大きな渡世人の魅力を感じます。アウトローであるがゆえの物事の本質を射抜く鋭さや逆に裏街道の厳しさを知る者だけが持ち得る優しさを歌にしてもお芝居にしても舟木さんの描く渡世人からは感じとることができると私は思っています。

2014/7/14(月) 午後 2:04 春日局 返信する

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春日局さん、舟木さんの股旅もの、このブログおかげで聴くことができました。ありがとうございました。舟木さんは幼い頃、お父さんの劇場でお芝居を見る機会があり、幼い憧れで(かっこいい、こんなことしてみたいな)なんて思っていたのではないでしょうかね。うちの兄などもよくチャンバラしていましたもの。その頃の少年の遊びの定番と言う感じです。男の子は何といってもかっこいいものに憧れますからね。(いや、私も三度笠と合羽には憧れましたよ、やくざとも知らず・・笑)そうこうするうちに時代も変わり男の子は皆キャッチボールや草野球をするようになってきました。舟木さんは少し上の世代ですから兄などより時代劇にもっと浸っていたでしょう。影響がいかに深かったかは高校生になっても時代劇の映画をよく観ていたということで分りますね。そういう土台があったし幼い頃の環境もあり、長谷川伸の世界に深い理解を示し魅かれていったのでしょうね。

2014/7/14(月) 午後 8:38 [ 復活舟木組 ] 返信する

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復活舟木組さん、私もこのブログを始めたことでどれほどたくさんの舟友さんと出逢い、また、多くのことを教えていただいたかしれません。ですから、せめて私にできるお返しをすることができればといつも思っています。今回、kazuyanさんにお願して新たに舟木さんの音源の2曲の股旅物を動画化していただきました。復活舟木組さんのように喜んでいただけると本当に嬉しく幸せです。こちらこそありがとうございます。私も子どもの頃、父親がチャンバラ映画好きだったのでついて行って観てたはずです。チャンバラごっこはしませんでしたが、いわゆる「お姫様ごっこ」的な空想はしました。頭の中でお姫様になってるだけですけど(笑)テレビが普及するまでは娯楽がなかったので旅回りの一座とかが空き地に簡易な舞台を設えて股旅もの芝居をやってた記憶もあります。昭和三十年代は時代劇、特に股旅ものは私たちの身近な世界だったと思います。

2014/7/14(月) 午後 9:13 春日局 返信する

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