古来節日には、朝廷で宴が催され季節の変わり目を祝う行事が行われてきました。これを節会(せちえ)と言います。
現代では、おせち料理は節会(せちえ)に供された節句料理(節供料理)のうち、お正月に食べるものだけをさすようになりました
正月を迎える準備=おせちつくりに大掃除、何かと忙しい師走です。ただ、そんな中でも日本人が大切にしてきた、これらの風習はできたら失いたくないものなのではないかな・・・・?
特に1年を迎えるにあたって、心身をリフレッシュするためにも大掃除は欠かせないし、これをやらないと普段と変わらなくなってしまう気がします。
玄関にしめ縄をはったり、葉ぼたんを飾ったり、お風呂のタイルめじを磨いたり、普段はなかなかできない天井のすすはらい、綺麗になると新たな気持ちで新年を迎えられる気がします。
また、日本人として昔から伝わるおせちつくりは、
改めて日本の食文化についても考えさせてくれます。
煮豆(黒豆)や、海老、れんこん、昆布巻き、伊達巻、たつくりが正月に出される訳を考えてみるのも・・
いとおかし(大変趣があるよ)!
海老・・・・腰が曲がっている姿から、腰が曲がるまで、ともに長生きするようにという長寿のシンボルとして。
黒豆・・・・・「黒くまめまめしく」という語呂合わせから、陽に焼けてまめまめしく良く働くようにという意味…これは、筆者が学生時代に先生から教わった謂れです。
また、「まめに暮らす=元気に暮らす」という意味もあるようです。
紅白かまぼこ・・・紅白はおめでたさの象徴としてお祝い事全般 に使われます。
蒲鉾の材料となる白身魚は、昔は非常に高価であり、白身魚で作る蒲鉾もまたご馳走でした。海のない地域にも流通 可能であるほか、なま物よりも保存がきく高級な海の幸と考えられていました。
昆布巻き・・・「よろこぶ」という語呂合わせと、「子生婦(こんぶ)」という字をあてる語呂合わせがあります。
一家の幸せと、子孫繁栄を祈ります。
たつくり・・・・・かたくちいわしの稚魚は、昔、肥料として使われ、ゴマメ(五万米=ごまめ)とも呼ばれています。田作りという名称もごまめと同様に、この魚が肥料として使われたことから来ています。豊作を祈願する食べ物です。
伊達巻・・・・・ 蒲鉾と同様、白身魚を原料とし、卵を混ぜることで黄金色になることから、豪華で見栄えが良く神様への供物としてふさわしいと考えられていました。
巻いている形状から反物(着物の布地)を連想させ、衣装に困らない…繁盛、繁栄の願いをこめてという説や、巻き物として文化的な繁栄を願っているという説などがあります。
れんこん・・・・穴があいているので「将来を見通 せるように」という願いをこめて。
またいろいろ正月や伝統文化について書いてみたいと思います!