通史に飽き足らない歴史好き

話題がなぜか歴史からロックへ。。そしてドラマへ

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なぜか見ることを勝手に禁じていた「ボーン・レガシー」を見た。なんという心変わりもないのだが、何故か手にとった。主人公はもちろんジェイソン・ボーンではなくトレッドストーン計画と同種?の超人育成プログラムのようなもので、遺伝子レベルの操作がくわえられた「もう一人のジェイソン」がいるという筋書きらしい。ジェレミー・レナーは初見の俳優だが役柄にはあっている。

導入部の雪山のシーン。主人公がかなりの判断能力と身体能力があることがほのめかされる。主人公に施されたらしい生化学的操作の関連研究をやっている研究所で不可解な研究員殺害事件が起きる。犯人は研究員役の一員で米ドラマ「ダメージ」で主人公に敵対する弁護士レイ・フィスクを演じた俳優ジェリコ・イヴァネク。どうにも変質的な役がお似合いである。

辛くも唯一生き残った女性博士がレイチェル・ワイズ。当局から逆に狙われ、主人公との逃避行が始まる。ここからフィリピンに行くのだがボーン・アルティメイタムとどうしても二重写しになってしまうシーンが続出である。アルティメイタムのタンジェ(モロッコ)の家々の屋根での逃走劇、ニューヨークでのカーチェイスが、、、ある既視感に襲われる。

もし本作にグリーングラス監督とマット・デイモンが登場していたらどう変わったのか?画面の感覚はアルティメイタムによく似ている。しかしアルティメイタムでは最後勝ちに見えたジョアン・アレンと負けに見えたデイヴィッド・ストラザーン立場が逆転している。あれだけアルティメイタムで魅力的だったこの二人に精細がない。撮影に5年の差があるとはいえ特にデイヴィッド・ストラザーンの老いぶりが目に付く。

ボーン・シリーズのひとつのスピンアウト作品としてはそれなりなのだろうが、マット・デイモンの不在がなんら作品の中で納得いく形で処理されていないだけにこれまでボーン・シリーズを見てきたものには、不思議な欠落感を胸に抱かせる。

このあと、マット・デイモンがこのシリーズに視聴者の納得する決着を提供してくれるのだろうか。
そうであることを望む。

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