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4種目の中で唯一上を向いて泳ぐのが、背泳ぎ。 天井があればまだしも、青空の下で泳ぐと曲がってしまいますよね。 どうしたら真っすぐ泳げるでしょうか? 競泳選手を長くしていると、感覚でだいたいわかるのですが、 やはり始めたばかりのころはむずかしいと思います。 人間の視野は180度とまではいきませんが、 真っすぐ前を向いているときでも、かなり左右が見えるものです。 そこで、背泳ぎをする時にちょっとだけ頭を起こしてみましょう。 するとコースロープがなんとなく目に入ると思います。 これで真っすぐ泳ぐ目安ができましたね。 ボートや船など、水上を走る乗り物は、 スピードが出ると自然に前方が少しだけ浮きますよね。 人間の体も同じで、泳ぐ速度が早ければ、頭が自然と浮いてきます。 泳ぎが上達すれば、 あまり力を入れて首を起こさなくても見えるようになるでしょう。 さらに、第3回の自由形でも説明したように、 背泳ぎも肩のローリングがとても重要です。 交互に回す手(腕)に振り回されることなく、 つねに中心線を真っすぐに保ちましょう。 体のバランスも良くなり、 フラフラと曲がって泳ぐこともなくなってくると思います。 それではここで、正しい食事のとり方について説明しましょう。 体を酷使してトレーニングに励んでいる時期は、 たんぱく質が大量に必要です。 したがって、肉をたくさん食べましょう。 けれども、牛肉には脂分が多く、 太りやすいという特徴があります。 鶏肉(ササミ)や魚、豚(脂身は別)などを 油を使わずに料理したほうが効果的です。 また、トレーニング量が多くなればなるほど、 栄養補給は食事だけでは足らなくなってしまいます。 そこで登場するのがプロテイン。 ドラッグストアなどに行くと、さまざまなプロテインが売っていますが、 皆さんが買うときは、多少まずくても 余分な糖分やたんぱく質以外の成分が入っていないものを選びましょう。 トレーニング中とは逆に、試合前は炭水化物が必要です。 むしろ、炭水化物以外の栄養素はまったく必要ないと言ってもいいでしょう。 第1回でもお話したとおり、間違ったモノ、余分なモノを入れても、 体は効率よく動いてはくれません。 試合の1週間前くらいからは、肉、野菜は切り捨て、 極力ご飯、パン、パスタなどに食事を切り替えましょう。 人間の体は、食べ物を消化するのに最低でも3時間かかります。 試合の3時間前は食べ物を口にしないようにしましょう。 海苔は消化に大変時間がかかるので、 試合当日の食事は海苔なしのおにぎりが良いと思います。 でも、試合の3時間前以降にどうしてもおなかが空いてしまったら…… バナナや健康食品のチューブ型ゼリーなどを軽く食べる程度に収めましょう。 そして、試合後は体が疲れきっています。 特に決勝を控えている場合の予選の直後などは、 疲れをとってくれるオレンジの補給を。 ここで注意! オレンジの皮やツブツブ部分は大変消化に悪いので、 口の中で汁だけ吸って、残りは捨てましょう。 |
【水泳】田島寧子のトレログ
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