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こんにちは。 前回は理想のフォームで走るためのポイントをお話しましたが、 チャレンジしていただけたでしょうか? 頭では理解できてもいざ実践となると、 なかなかむずかしいものです。 私の場合は、1996年のアトランタオリンピックを目指して、 理想のフォームに取り組み始めました。 前回ご紹介した「ローリング走法」は 骨盤を回転させながら脚を前に動かすものですが、 骨盤を回転させるといっても、 なかなか感覚としてとらえにくいと思います。 みぞおちから足が始まっている感じ、とでも言えばいいでしょうか。 ここで、骨盤を動かせるようになるウォーキングをご紹介しましょう。 (1)右手と右の腰、右足のように、同じ側の手と足を左右交互に動かして歩く (この動きを同側型といいます) (2)手を広げ、みぞおちから下の体幹部と腰、ひざが一直線になるように歩く (この動きを膝腰同側型といいます) この2つをくり返すことで、同側動作が身についてきます。 同側動作が基本ですが、 実際のランニングでは手と足は一緒に動かさず、 みぞおちのあたりからひねり合う、膝腰同側型で走ります。 何度もウォーキングで練習してから、 ランニングに移行するとよいでしょう。 大げさに骨盤を動かしながら、軽くランニングします。 頭が混乱してしまってリズムが悪くなってしまった場合は、 ウォーキングからやり直してください。 〔参考〕カンド君 私の場合は、理想のフォームを身につけるために、 認知動作型トレーニングマシン「カンド君」を利用しました。 「カンド君」はランナーのためのトレーニング施設「ハイテクスポーツ塾」でも、 小学生からトップアスリートまで多くの方が使用しており、 その98%が記録を更新しています。 電源を入れると左右のペダルが自動で動きますので、 その速度に合わせて左右の足を交互に円を描くように回転させます。 回転に慣れたら、骨盤から引き上げながら回転させます。 骨盤の動きを利用して走るには、 大腰筋と腸骨筋のような体幹部の筋肉を強化する必要があります。 着地した脚に腰から乗り込んでいくにも、 またキック後の脚や骨盤を引き上げながら振り戻すときにも、 これらの筋肉が使われるからです。 ちなみに、大腰筋と腸骨筋は腸腰筋と総称され、 身体の深部にあることから、 体幹深部筋(インナーマッスル)とも呼ばれています。 体幹部の筋力を鍛えるのにおすすめなのが、「骨盤歩き」です。 脚をを伸ばして座り、左右のお尻を順番に前に出す感覚で、 骨盤を交互に上げながら少しずつ前進します。 それをしばらく続けたら、今度は同じ要領でバックします。 このとき、左右にふらふらし過ぎないように注意し、 骨盤をしっかりと持ち上げることがポイントです。 やってみると、なかなかむずかしく感じると思いますが、 狭い場所でも気軽にできるトレーニングです。 楽しみながらがんばってみてくださいね。 〔参考〕マリノ さて、もう1つわたしが使ったマシンを紹介しましょう。 私の名前をもじって名づけられた「マリノ」です。 このマシンは一見自転車に似ていますが、 車軸の移動によって骨盤を動かすところが大きく異なり、 みぞおちから下の動きには 理想のフォームに欠かせないポイントが集約されています。 効率よく走るための理想のフォームは、 一朝一夕に身につくものではありませんが、 手に入れることができればあなたの強力な味方となります。 いまよりも速く、そして美しく走れるようになった 自分自身をイメージしながら、トレーニングを続けてください! |
【ランニング】谷川真理のトレログ
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