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どんなにしっかりトレーニングを積んで本番にのぞんだとしても、 レースでは何が起こるかわからないものです。 突然、熱が出たり、レース中に靴が脱げたり、 転倒したり……こうしたことは一流選手でも起こりえます。 ハプニングでもっとも多いのはマメができることでしょうか。 みなさんもレース中、足にマメができてしまって、 痛みを我慢しながら走り続けたことはありませんか? マメができる原因はさまざまです。 例えば、靴下やシューズの影響、路面温度、体調、走り方など、 あげればきりがありません。 私は1994年の東京国際女子マラソンで、 左足にできた足裏半分ほどの大きさの水ぶくれが破れ、 痛みを我慢しながら走った苦い思い出があります。 レース1週間前の5000mタイムトライアルでもかなりいいタイムが出て、 本番がやってくるのを楽しみにしていました。 スタートすると、いつもよりバネが効くし、 「うわー! これは相当いい感じでいける!」と思いながら、 調子よく走っていたのです。 初めはちょっとした違和感でした。 そのうち、マメは徐々に大きくなり、 水ぶくれになってしまいました。 足をしっかりけることができないまま、 我慢しながら走り続けていると、 やがてその水ぶくれが破れたのです。 破けてからは足が路面に接地しやすくなり、 より走れる感じにはなったのですが、 反面、びっくりするくらい痛みが増し、 苦しいレースを余儀なくされました。 以来、マメ対策として、 靴下、シューズのチェックは欠かさず、 またレース前には足にワセリンを塗ったりしています。 走り方もとても重要です。 マラソン練習中はつねに疲労していることが多いので足が重く、 なかなか動かなかったりしますが、 本番は疲労がほとんどない状態でのぞむため思いがけず足が動き、 ついスピードも出て、いつもと違う走りになりがちです。 海外のレースでは、気温が高い場所が会場だと、 スタート時間が朝早くなるのがふつうです。 そんなとき、いつも心配になるのがトイレ問題です。 私は1992年のゴールドコーストマラソンで トイレ問題にぶつかりました。 朝7時のスタートなので、朝食は午前3時にとりました。 ふだん眠っている時間での食事ですから、 生理現象もいつもと同じというわけにはいきません。 スッキリさせることができないままスタートラインに立ち、 不安いっぱいの中で走り出しました。 そして案の定……20kmを過ぎたあたりから、 徐々に下腹部が痛みだしました。 後続ランナーの位置を確かめつつ走りながらトイレを探し、 やっと公園のトイレに駆け込みました。 コースアウトするときは、ちょっと勇気も必要でしたね。 でも、トイレにいったおかげで 後半は気持ちよく走ることができ、トップでゴールインしました。 レース中のアクシデントは、誰にも予測がつかないものです。 起こってしまったら、あせらず、あわてず、あきらめず、 ゴールを目指しましょう!! さて、今年もあとわずかになってきました。 私のブログも今年の更新はこれが最後です。 みなさん、よいお年をお迎えください。 来年も今年以上に楽しく走りましょう! |
【ランニング】谷川真理のトレログ
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