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自転車は漕ぎさえすれば走りますが、その内容がとても重要です。 停車が可能か。 思いのままに曲がることができるのか。 正確な変速が行えるか。 この三つの動作がスムーズに行なうことができて初めて「走行」が可能になります。 スポーツ性能を求めるなら、この三要素がスムーズに行えるばかりでなく、 スピーディーに操作ができなければなりません。 そのための自転車整備は、自転車トレーニングと同等のクオリティーが必要です。 錆びやすいパーツは、錆びづらいパーツへ。 身体に一部のようなレスポンスを得るために、軽量化が必要になります。 自転車のチューニング(トレーニング)は、 身体のコンディションアップと似ている部分がたくさんあります。 錆びやすいパーツは故障を招く原因になりやすく、 不必要な軽量化はオーバーユースによる金属疲労で破損してしまいます。 まず、金属部品の使用箇所を頭に入れて、 錆びていないか短い周期でチェックする必要があります。 また、軽量な部品(アルミニウム合金)などは、サビが表面だけにとどまらず、 奥深くまで浸透していることもあるので、注意が必要になります。 むやみに自転車の部品を変えても効果が薄いことも多いので、 僕の経験から自転車を調律していく方向性をお伝えして行きます。 自転車は、左右に揺れながらバランスを保って走って行きます。 重心が高いと、軽量な自転車も重く感じることもあります。 逆に重心が低いと、少々重くても身体の一部のような軽快さが生まれます。 低重心化は、軽快感と限界速度や操作域での敏捷性に効果が高い方法です。 前後のホイール車軸より上に位置するパーツに効果があります。 とりわけ、上に位置するパーツほど効果が高いと覚えていてください。 次は、自転車に「どう乗るか」です。 身体はある順応性が高いので、ある程度の範囲であればどんな自転車にも乗ることが可能です。 しかし、ライダーが乗車したときの重量バランスは走行中の運動能力の鍵を握るので ただ「乗れる」だけでは自転車の性能を引き出すことができません。 では、どのようにしたら性能を引き出せるのでしょうか? まず、体重計とブロック(体重計と同じ高さ)を用意します。 それらを、手すりのある平らな地面に置き、自転車をそっと乗せます。 ブロックと体重計の上に自転車を置いてライダーも乗車した状態で重量を測定します。 今度は前後を逆にして前輪、後輪に掛かる重量を測定し比率を計算します。 この比率がフロント対リヤで2:8ならセッティングの必要があります。 3:7なら、定常走行でフロントタイヤが滑りやすい事を認知しておくと良いでしょう。 4:6なら、敏捷性もかなり高まり運動性も良好になります。 理想は45:55付近になります。 自転車は後輪のみが駆動するので、若干重めが良いわけです。 自転車は走行時間のほとんどを、加速も減速も行なわない定常走行で過ごします。 もちろん、ペダルに力を込めれば加速しますし、 何もしなければ空気抵抗と機械損失で徐々に減速します。 その、加速度(減速も含む)はわずかな加重移動を誘発しますが、 すぐに定常姿勢になるため静的な重量バランスはとても重要です。 どんなに軽量の自転車でも重心が高ければフラフラしてしまいますし、 重量配分が適切でないと安定を欠くことになり、力走する事が難しくなります。 逆に言うなら、車重が重くても重心が低ければ軽快で、 重量配分が適切なら高価な部品や特別なテクニックがなくても、 性能を引き出しやすくなるということになります。 サイクルスポーツは自転車に「どう乗るか」で動ける範囲が決まって来ます。 次回はポジションについて少し触れてみたいと思います。 |
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2007/10/9(火) 午前 7:53 [ col**t2334 ]