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前回のトレログ更新後、たくさんの方々から個人的なメールをいただきました。 この場をお借りして、御礼申し上げます。 ご自分の辛い体験や、僕への応援メッセージ……。 一通一通大切に拝見しました。 僕が罹患したメラノーマ(悪性黒色腫)も、 患部を摘出(手術)をして終わり、というわけにはいきません。 僕はこれからずっと定期検診が必要な身体になりました。 しかし、落ち込んだり悲しくなったりはしていません。 自分でもこんなに冷静に現実を受け止めていることが不思議ですが、 生きていればいろいろなアクシデントやトラブルがあること、 それが僕の場合、既に病名として与えられていること、 大切なことはそれらを受け入れて、そこから再び出発すればいい、 そう思えているからかもしれません。 病院の診察室で告知を受けた時、僕が慌てる前に、 同席していた妻の方が先に慌ててしまったので、その分、僕は深呼吸ができました。 そして妻は言いました。 「先生、来週レースなんです!その後、渡米して高地トレーニングが……。 行かせてくださいっ!」 僕が聞きたかった質問を、妻に先に言われてしまい、 僕は先生の目を見ることしかできませんでした。 あの時、彼女も咄嗟に、手術をすれば治る!と簡単に思っていたそうですし、 僕も実際詳しく知るまでは、とても安易に受け止めていたのです。 知識が増えてから、僕は自分の身におこった非常事態に慌てました。 告知から1週間後に手術があって、その1週間後、 まだ抜糸も済んでいない状態で僕は公式戦のレースに出場、優勝しました。 これまでのレースで一番うれしかった瞬間です。 その翌日、陸上競技などでは積極的に活用がされている高地トレーニングに挑戦するために、 僕は米国はコロラド州ボルダーへ出発しました。 あれから4年になりますが、 手術前の自分と手術後の自分とでは自転車に対する気持ちにも変化がありました。 誤解を恐れずに言いますが、いつも同じ公式戦会場のコースを走り続け、 もちろんその時々の天候や体調、メカトラブルがあったりと状況は違いますが、 どこかマンネリ化した自分の気持ちがあったことを悔やみました。 今、僕の相棒である自転車に何ができるんだろう……。 メラノーマから生還した自分に何ができるんだろう……。 今、この瞬間にもガンだけでなく、 様々な病気で治療をされている方に何ができるんだろう……。 考えて、考えて、出た答えは、やはり「自転車で挑戦し続けること」でした。 アテネオリンピックの代表の夢破れたあの瞬間から、 次の北京オリンピックまでの最初の2年間は、勝負に勝つためだけのレースはしない。 家族と僕の大事なファンの方、TEAMスタッフには申し訳ないけれど、 このMTB競技の先駆者としてその道を開拓する。 僕はそう決めて、モノ造りを始め、そして、この僕のこの生き様を見てもらうことにしました。 これまで表彰台の常連だった自分が、表彰台にあがることがない。 表彰台を狙うひとりの挑戦者になり、前走者の背中を追う。 高校を卒業して、大阪の実業団に入ったころの気持ちを思い出しました。 あの時と違うのは、勝つことよりも、自転車が好きな気持ちが勝っているということです。 この2年の経験が僕の自転車道に新しい行き先と深く広い道のありかを教えてくれました。 今シーズンからまた競技1本の生活に戻ります。 4月22日の開幕戦を前に、新しいチャレンジャーの自分で挑みたいと思っています。 今、僕が考える素晴らしい人生とは、自転車と僕を信じて応援をしてくれるファンの方、 スポンサー各社、家族と共に生きている今の他になりません。 自分自身をあきらめることは、絶対に、しない。 これが今、僕が考えている全ての道につながっています。 |
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山口さんの熱い気持ちはファンはもちろん 子供たちにも伝わっています。いつか 山口選手になるんだと また早く大きくなって 山口選手と同じジャージを着るんだと意気込んでる子もいます。いつまでも 熱い気持ちを絶やさないでください!
2007/4/8(日) 午前 2:05 [ sora249 ]
はじめまして♪トップページ経由から来ました!サッカー、フットサル、水泳してるのでとてもためになります!FAN登録して行きます!
2007/4/25(水) 午後 5:55 [ bon*i_2* ]
怪我をされた山口さんの 復帰をみんなで 祈りましょう!!!
2007/5/3(木) 午後 10:48 [ sora249 ]