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見た目にも、実際泳いでみてもシンドイ種目、バタフライ。 この種目は、いかにらくに泳ぐかが鍵となります。 どのようにしたら、らくに泳ぐことができるのでしょうか? まずは足。 できるだけ足と足の間が開かないようにしましょう。 膝下だけのキックは絶対にやめること。 おヘソの下あたりに力を入れ、股関節からキックするのがコツです。 イメージはイルカ。 しなやかに、力強く打つのがベストです。 次に腕。 バタフライは両手を同時に動かします。 両手を同時に動かすバタフライは、 腕が水面から出たときにもっとも無駄な力が入りやすくなります。 なるべく力を使わないためには、肩関節の柔軟性が必要です。 ここで、肩関節を柔らかくしてくれるストレッチを紹介しましょう。 最初のうちは関節が硬いと思いますので、 あまり無理をせず、ゆっくりと時間をかけて伸ばしましょう。 毎日欠かさずストレッチすれば、徐々に柔軟になってくるはずです。 最後に呼吸。 苦しいからといって、上を向いて欲張った呼吸をするのはやめましょう。 なるべくアゴの位置は水面近くにして、目線はつねに前へ。 水面と顔の角度は45°くらいがベストです。 そうすれば、余分な首の力を使わずに泳ぐことができます。 どの種目(競技)にも共通すること。 それは、無駄な力を入れればそれだけ早く疲れるということです。 当たり前のことですが、コレがなかなかできません。 いかにリラックスして、効率よく泳ぐかがポイントです。 どんなに短い距離であっても、全力で泳げば最後には疲れ果てます。 戦いの究極は、どれだけ体力が残っているかにかかっています。 まずは自分のフォームをよく見直し、きれいに泳ぐ。 次にトレーニングで体力をつくる。 そして、誰にも負けないという、強い精神を身につけること。 心、技、体。 すべてが揃ってはじめて、本当の戦いができるのです。 皆さんも頑張ってください。 |
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夏の暑さも遠のき、野球を観戦するにも、 プレーするにも気持ちのいい気候になってきましたね。 依然白熱するペナントレースを前に、 僕らプロ野球関係者は息つくゆとりもありませんが、 球場は盛り上がっています。 みなさんもぜひ、スタジアムに足を運んでみてください。 さて、このブログも残すところあと3回となり、後半戦に突入です。 今回は野球の醍醐味のひとつでもある 駆け引きについて書きたいと思います。 以前、ピッチャーは速い球で三振をとるのが 究極にうれしいものだとお話しましたが、 三振をとるにはそれ以外にも、タイミングを外す、 きっちりしたところに投げるという方法があります。 タイミングを外すためには、 ・速い球を投げたあとに緩い球を投げる ・インサイドに投げて恐怖心を与えて、外へ投げる…… などが考えられます。 ですが、これはあくまでもセオリー。 このままだと、インサイドに投げたら、 次はアウトサイドだと分かってしまうでしょう。 そこを、もう一度インサイドにいってみる。 セオリーをもとに、駆け引きをするのです。 バッターがどんなボールを待っているかを察知することも必要です。 たとえば、バッターのタイミングの取り方を見てみると、 変化球よりストレートを待っているときのほうが始動が早くなる。 そのほんのちょっとした動き方を見逃さない。 それがキャッチャーの仕事でもあるし、 マウンドからピッチャーが見なければいけないことでもあります。 バッターが待っていると分かっている球を投げることもあります。 カウントにもよりますが、 バッターが待っている球をわざとボールゾーンに投げる。 そうすると、バッターはそのボールを待っていたわけなので、 打ちにいってしまう。 逆に、フォームやちょっとした動きで、 ピッチャーの癖を見抜くバッターもいます。 そういうバッターに当たったときは、 ストレートのようなフォームで変化球を投げてみる。 バッターとピッチャーのだまし合いですね。 でも、それがピッチャーの楽しさでもあります。 いまの時代、ビデオが大変普及していますので、 相手の動きを撮ってコマ送りにしたり、写真にしたりして よく研究することができます。 われわれプロの場合は、それをずっと続けなければなりません。 次に対戦するときは相手も研究してくるので、 また新しい策を考えたり、 別の癖を探したりと終わることはないのです。 バッターとの駆け引きはピッチャーの醍醐味です。 バッターの裏をかいたり、裏をかくと思わせて素直にいったりなど……。 そう考えると、バッターと対戦するのがワクワクしてきませんか? |
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「キック」というと、 まず頭に浮かぶのが「ボールを蹴る」ということだと思います。 しかし、同じ蹴るという動作であっても、 状況によってキックの種類を選ばなければなりません。 足の内側で蹴る「インサイドキック」は、 ボールを「つなぐ」ときを中心に実戦でいちばん使います。 シュートやロングボールを蹴るときは、「力強さ」のある「インステップキック」。 これは足の甲で蹴ります。 混戦のときはつま先で蹴る「トゥキック」。 相手に読まれにくいキックです。 また、ドリブルをしながら「自然な動作」でボールを蹴れる「アウトサイドキック」や、 「トリッキーなプレー」としてはかかとで蹴る「ヒールキック」などもあります。 蹴れるキックの種類が多いと、相手に脅威をあたえると同時に、 自分のプレーに幅を持たせることができます。 さて、キックを習得するには、 しっかりとポイントを押さえておかなければなりません。 それぞれ共通して言えるのは 「足首を固定する」「膝から下を振る」「ボールの中心をとらえる」などです。 そして、前回も触れましたが、軸足をうまく使い、 しっかりと踏み込むことも忘れてはいけません。 まず、足首が固定されていないとボールに力を加えることができません。 そして、インパクトのときにボールに当たっている部分が蹴りたい方向に向いていないと、 思い通りに飛んでいってくれません。 ボールは足から加えられた力に正直に進んでいくものです。 インサイドキックで多いのは、 脚を開いてから蹴る瞬間、そして蹴り終わるまでの間に つま先が正面に向いてしまうことです。 そうなるとボールに対して斜めの力が加わってしまいます。 右足で蹴る場合なら、 蹴りたい方向よりも左側に飛んでいってしまうのです。 蹴り終わったら、 足が真横に向いている状態で地面を踏めるように心がけましょう。 膝から下だけを動かそうと意識しても、 どうしても脚全体が動いてしまいがちです。 そこで、ゴールポストや柱などを使ったトレーニングを紹介します。 体が正面を向いた状態で軸足のつま先をポストの真横に置き、 蹴り足の膝をポストに付けたままの状態で 足首を固定して膝から下だけを動かします。 どこでも簡単にできるので、ぜひ何度もトライしてください。 インステップキックは、蹴り終わったとき、 膝からつま先までが真っすぐになった状態でなければなりません。 ところが、地面につま先が当たりそうなってしまうのを怖がって、 蹴る瞬間につま先を戻してしまい、 ボールをすくってしまうような形になることがとても多く見られます。 あるいは、膝から下は真っすぐでも、地面と離れすぎているために、 ボールの中心を足の甲でしっかりとらえられなかったりもします。 また、つま先でボールを蹴ってしまうと、 甲が伸ばされた状態になり、しびれたことがある人も多いでしょう。 ゆっくりでかまわないので、膝から下をつま先まで真っすぐ伸ばし、 地面ギリギリをつま先が通過するように練習しましょう。 スピードはそれから徐々に上げていけば良いのですから。 今回はもっともよく使う「インサイドキック」と、 習得にいちばん時間のかかる「インステップキック」に絞って説明しました。 大事なことは、まずちゃんとしたフォームを身に付けること。 そこから少しずつスピードを上げていければ良いのです。 強いボールを蹴ろうとするあまり、 脚を膝から下ではなく、腿(もも)の付け根から棒のように 振ってしまうこともあります。 あくまで膝を柔軟に使い、膝下を強く意識して取り組んでください。 うまい人のキックは必ずポイントを押さえています。 見て学ぶことも大事です。 あとは繰り返し反復練習するのみです。 自分がどのような状態で蹴っていたのか、 毎回確認しながらトレーニングすれば必ず上達しますよ。 |
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4種目の中で唯一上を向いて泳ぐのが、背泳ぎ。 天井があればまだしも、青空の下で泳ぐと曲がってしまいますよね。 どうしたら真っすぐ泳げるでしょうか? 競泳選手を長くしていると、感覚でだいたいわかるのですが、 やはり始めたばかりのころはむずかしいと思います。 人間の視野は180度とまではいきませんが、 真っすぐ前を向いているときでも、かなり左右が見えるものです。 そこで、背泳ぎをする時にちょっとだけ頭を起こしてみましょう。 するとコースロープがなんとなく目に入ると思います。 これで真っすぐ泳ぐ目安ができましたね。 ボートや船など、水上を走る乗り物は、 スピードが出ると自然に前方が少しだけ浮きますよね。 人間の体も同じで、泳ぐ速度が早ければ、頭が自然と浮いてきます。 泳ぎが上達すれば、 あまり力を入れて首を起こさなくても見えるようになるでしょう。 さらに、第3回の自由形でも説明したように、 背泳ぎも肩のローリングがとても重要です。 交互に回す手(腕)に振り回されることなく、 つねに中心線を真っすぐに保ちましょう。 体のバランスも良くなり、 フラフラと曲がって泳ぐこともなくなってくると思います。 それではここで、正しい食事のとり方について説明しましょう。 体を酷使してトレーニングに励んでいる時期は、 たんぱく質が大量に必要です。 したがって、肉をたくさん食べましょう。 けれども、牛肉には脂分が多く、 太りやすいという特徴があります。 鶏肉(ササミ)や魚、豚(脂身は別)などを 油を使わずに料理したほうが効果的です。 また、トレーニング量が多くなればなるほど、 栄養補給は食事だけでは足らなくなってしまいます。 そこで登場するのがプロテイン。 ドラッグストアなどに行くと、さまざまなプロテインが売っていますが、 皆さんが買うときは、多少まずくても 余分な糖分やたんぱく質以外の成分が入っていないものを選びましょう。 トレーニング中とは逆に、試合前は炭水化物が必要です。 むしろ、炭水化物以外の栄養素はまったく必要ないと言ってもいいでしょう。 第1回でもお話したとおり、間違ったモノ、余分なモノを入れても、 体は効率よく動いてはくれません。 試合の1週間前くらいからは、肉、野菜は切り捨て、 極力ご飯、パン、パスタなどに食事を切り替えましょう。 人間の体は、食べ物を消化するのに最低でも3時間かかります。 試合の3時間前は食べ物を口にしないようにしましょう。 海苔は消化に大変時間がかかるので、 試合当日の食事は海苔なしのおにぎりが良いと思います。 でも、試合の3時間前以降にどうしてもおなかが空いてしまったら…… バナナや健康食品のチューブ型ゼリーなどを軽く食べる程度に収めましょう。 そして、試合後は体が疲れきっています。 特に決勝を控えている場合の予選の直後などは、 疲れをとってくれるオレンジの補給を。 ここで注意! オレンジの皮やツブツブ部分は大変消化に悪いので、 口の中で汁だけ吸って、残りは捨てましょう。 |
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9月に入り、朝晩はずいぶんと涼しくなりましたが、 パ・リーグのペナントレースはますます熱くなるばかりです。 一戦たりとも負けられない大切な試合ばかりで、 毎日が緊張の連続ですが、充実したシーズンを過ごしています。 さて、4回目となる今回は球種について書きたいと思います。 それは、永遠のテーマです。 プロかアマかにかかわらずピッチャーをやっている人なら、 速いボールを投げて空振りさせ、 三振に打ち取るというのが究極の喜びでしょう。 西武ライオンズの松坂大輔のストレートは、 僕らが見ていてもうらやましいくらいの球ですし、 あんな球があったらなとか、投げてみたいなと思わされます。 松坂のようなストレートを投げることは、 ピッチャーの夢であり、あこがれです。 だからこそ、松坂はあれだけの人気があるんです。 では、どうしたら松坂のようになれるのか。 将来、そういう選手になれるように、 子どものころにきちんとした食事をとったり、 総合的なトレーニングをすることは可能かもしれませんが、 “これさえやっておけば速くなる”という答えは、 残念ながらないのです。 コントロールを良くするためには、バランスが大切です。 軸足で立ったときに、その体勢がしっかりしていること。 そして、そのままうまく体重移動をして投げられれば、 コントロールは自然とよくなります。 また、投げるときは、キャッチャーのミットから目を離さないようにしましょう。 体に負担がかかってけがにつながるので、 子どものころはカーブやシュートのような曲げる変化球は 投げないほうがいいという研究結果が出ています。 ですから、アメリカの子どもたちは、 曲げないチェンジアップから変化球を覚えていくようです。 チェンジアップを投げるときは、 壁をなでるように腕を動かしていくのがコツです。 変化球の“楽しみ”という点からいうと、僕はカーブが面白いと思います。 曲がりが大きく変化がよく分かるので投げていて本当に楽しいし、 打たれるか打たれないかではなく、曲がること自体がうれしいんです。 ただし、曲がることばかりを求めてそれに満足してしまい、 ピッチャーとして伸びなかったり、 打たれたりという場合もあります。 西武ライオンズでも、非常にスピード差があって 変化も大きい有効な球種ということで、 カーブはマスターしなければならない大きな課題となっています。 |




