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効率よく泳ごう


個人メドレーを種目とする私は、
4種目をすべて泳がなくてはなりませんでした。
その中で、一番苦手だったのが平泳ぎ。

平泳ぎとは、人間に一番無理な格好をさせる泳ぎです。
一見バタフライのほうが無茶な泳ぎ方のように見えますが、
実は平泳ぎこそ、理にかなっていない泳ぎ方の代表なのです。

背中を海老反りにし、なおかつ股関節をできる限り伸ばし、足を引きつける。
そんな平泳ぎでも、効率よく泳ぐことが重要になります。

◆ 腕と足のタイミングを意識して

まず大事なのがキック。
膝を開かないようにして、カカトをお尻まで引きつけます。
この時、膝が下に下がらないように注意しましょう。

次に足首をお尻の真横に出します。
ちょうど、お姉さん座りのような形です。
この時点ではまだ膝は開きません。

最後にスネの内側で水を捕らえながら蹴ります。
足を伸ばした時に、ぶれたり、開いたりしないように
ピッタリくっつけましょう。

次は手です。
手のひらからヒジにかけての面を使い、水をかきます。
これは、すべての泳ぎに通じることなので覚えておくと良いでしょう。
また、手首が曲がったりしないように注意しましょう。
イメージは、船のオール。
腕の中に1本の棒が入っているのをイメージして
泳ぐと良いかもしれません。

まず手を伸ばし、肩幅よりやや広げた所までかきます。
次にヒジの高さをキープしたまま、胸のラインまでかいてきます。
そこからヒジを胸の前まで持ってきます。
この時、オール部分(手のひらからヒジ)は意識しなくても、
真っすぐになっていれば自然に手は胸の前でくっつきます。
最後に指の先から真っすぐ前に伸ばします。
ヒジが開かないように気をつけましょう。

腕で水をかいている間に足を引きつけ、腕を伸ばす時に足で水を蹴る。
これらのタイミングが上手く取れるようになれば、
より速く泳げるようになるでしょう。
クロール同様、鏡の前で練習してみると良いかもしれません。



◆ 陸上トレーニングを見直してみる

皆さんは、日々陸上トレーニングをどのくらいしているでしょうか?
競泳選手を目指すならば、
小さいころからガンガントレーニングをすれば強くなれる。
これは、間違った知識です。
体操選手のように、身軽で小さめの体を理想とするスポーツならば、
違うかもしれませんが……。

競泳は大きな体で大きな泳ぎをしたほうがより効率的です。
子どもが一番成長する時期に厳しい陸上トレーニングをやりすぎると、
本来身長が伸びるために必要な栄養分が、
すべて筋肉へと変わってしまいます。
つまり、成長をさまたげてしまうのです。

かといって、まったくトレーニングをしないわけにはいきません。
人それぞれ個性があるように、体にも個性があります。
通っているスイミングクラブやスクールの先生(インストラクター)と
よく話し合って、トレーニング内容をもう一度見直してみましょう。


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