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夏の暑さも遠のき、野球を観戦するにも、 プレーするにも気持ちのいい気候になってきましたね。 依然白熱するペナントレースを前に、 僕らプロ野球関係者は息つくゆとりもありませんが、 球場は盛り上がっています。 みなさんもぜひ、スタジアムに足を運んでみてください。 さて、このブログも残すところあと3回となり、後半戦に突入です。 今回は野球の醍醐味のひとつでもある 駆け引きについて書きたいと思います。 以前、ピッチャーは速い球で三振をとるのが 究極にうれしいものだとお話しましたが、 三振をとるにはそれ以外にも、タイミングを外す、 きっちりしたところに投げるという方法があります。 タイミングを外すためには、 ・速い球を投げたあとに緩い球を投げる ・インサイドに投げて恐怖心を与えて、外へ投げる…… などが考えられます。 ですが、これはあくまでもセオリー。 このままだと、インサイドに投げたら、 次はアウトサイドだと分かってしまうでしょう。 そこを、もう一度インサイドにいってみる。 セオリーをもとに、駆け引きをするのです。 バッターがどんなボールを待っているかを察知することも必要です。 たとえば、バッターのタイミングの取り方を見てみると、 変化球よりストレートを待っているときのほうが始動が早くなる。 そのほんのちょっとした動き方を見逃さない。 それがキャッチャーの仕事でもあるし、 マウンドからピッチャーが見なければいけないことでもあります。 バッターが待っていると分かっている球を投げることもあります。 カウントにもよりますが、 バッターが待っている球をわざとボールゾーンに投げる。 そうすると、バッターはそのボールを待っていたわけなので、 打ちにいってしまう。 逆に、フォームやちょっとした動きで、 ピッチャーの癖を見抜くバッターもいます。 そういうバッターに当たったときは、 ストレートのようなフォームで変化球を投げてみる。 バッターとピッチャーのだまし合いですね。 でも、それがピッチャーの楽しさでもあります。 いまの時代、ビデオが大変普及していますので、 相手の動きを撮ってコマ送りにしたり、写真にしたりして よく研究することができます。 われわれプロの場合は、それをずっと続けなければなりません。 次に対戦するときは相手も研究してくるので、 また新しい策を考えたり、 別の癖を探したりと終わることはないのです。 バッターとの駆け引きはピッチャーの醍醐味です。 バッターの裏をかいたり、裏をかくと思わせて素直にいったりなど……。 そう考えると、バッターと対戦するのがワクワクしてきませんか? |
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2006年09月22日
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