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皆さんが普段口にしている白身魚と赤身魚。 白身魚は瞬発力系、赤身魚は持久力系という特徴があります。 実は、人間の筋肉にも白身と赤身があるのです。 元々持って生まれた、 または成長する過程で培われた筋肉によって、 運動能力は瞬発力系か持久力系に分かれます。 トレーニングをしていく中で、 自分に合った練習方法を知る必要があります。 各種目の50mや100mが得意な人は、 スプリントと呼ばれる短距離選手用の練習をします。 リレーの選手などもスプリントの練習に入って良いでしょう。 バタフライ、背泳ぎ、平泳ぎ、 自由形の200m、自由形の400mが得意な選手は、 ミドルディスタンスと呼ばれる中距離選手用の練習をします。 400m、800m、1500mの自由形と、400m個人メドレーが得意な人は、 ディスタンスと呼ばれる長距離選手用の練習をします。 それでは、どのように自分に合った種目、 練習を選んだら良いのでしょうか? 私は最初、背泳ぎが得意だったので、 「自分は将来、背泳ぎの選手になるのだ」と思っていました。 が、私のスイミングスクールは、 選手育成のクラス分けを 個人メドレーのタイムで決めていたのです。 そして、クラス分けの試験があるたびに、 私は個人メドレーが得意だということがわかってきました。 また、いろいろな練習をするうちに、 長距離が得意ということもわかってきたのと同時に、 短距離と平泳ぎが苦手であることも発見しました。 そう、経験こそ全てです。 大会だけでなく、日々の練習の中で 「私はこれが得意だ」と思ったものを、 先生に相談してみる。 また、新しい種目に挑戦してみる。 何にでも、挑戦してみて、 初めて自分に合った種目とめぐり合う事ができると思います。 自分の中のイメージは、何をするにも大切です。 皆さんも、どこかで「イメージトレーニング」 と言う言葉を聞いたことがあるでしょう。 そっと目を閉じ、意識を集中して、最高のイメージを……。 聞いただけでも堅苦しくて、思わず眠気を誘いますね。 でも、イメージトレーニングは、 もっと簡単なことではないでしょうか? 私に言わせてみれば、 「イメージトレーニング=妄想世界」。 最高の泳ぎをして、ベストタイムを出し、1位を取るイメージ。 なんなら、表彰台の真ん中で 満面の笑みを浮かべているシーンを妄想してもいいでしょう。 要するにイメージトレーニングとは、 余分な緊張を無くし、最高の気分でレースするためにあるのです。 堅苦しく考えずに、楽しく、明るい妄想をしてみてはいかがでしょうか? |
【水泳】田島寧子のトレログ
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「競って泳ぐ」これが、競泳です。 学校やスポーツクラブの大会からオリンピックまで、 大会規模の大きい小さいなどいろいろありますが、 レースに出場し、優勝する、これが競泳選手の目標です。 2位でゴールすれば、銀メダルはもらえます。 しかし、競うからには、トップを目指します。 では、どのようにしたら勝てるのでしょうか? まずは意識の問題です。 わたしは競泳選手でトップになるために、 一般人の生活はあきらめました。 何かを極めることとは、 普通を捨てることだとわたしは思います。 自分の過去を振り返ってみても、 学校生活、放課後の遊び、寄り道…… ふだんの『楽しいこと』が、すべて 『苦しいトレーニング』へと変わっていました。 狙うモノが大きければ大きいほど、 代償もそれ相応のモノになるのです。 みなさんも学校、仕事、 その他ふだんの生活ペースに合わせていると、 練習する時間はどんどん無くなっていくと思います。 オリンピックを目指している人でない限り、 すべてを水泳に捧げるということは なかなか難しいと思いますが、 自分の意識の持ちようで 練習時間は今よりももっと生み出せるかもしれません。 そうして苦労した結果、良い成績が出れば、 きっと喜びは倍以上のモノとなって返ってきます。 自分の生活パターンをもう一度見直してみましょう。 次に、体作りです。 これを読んでいるみなさんの中には、 厳しいトレーニングをはじめ、 日々たゆまぬ努力をしている人も多いと思います。 が、しっかり休養は取れていますか? 当たり前のことですが、 トレーニングをすれば筋肉痛になります。 筋肉痛とは、筋肉が傷ついた状態です。 その傷ついた筋肉は、休養を取ることで回復し、 より丈夫で強くなるのです。 がむしゃらにトレーニングをすれば 強くなれると思ったら大間違いです。 トレーニングをした分は、きっちり休んで、 筋肉を回復させてあげましょう。 最後は、食事です。 みなさんは、競泳選手の正しい栄養補給の仕方を ご存知でしょうか? たとえば、車にサラダ油を入れても走ってはくれません。 サラダ油がダメだからと言って、 ゴマ油を混ぜてみても、やはり車は走りません。 車と同じで、人間の体も、 間違った物や余分な物を入れたのでは、 しっかり機能してはくれません。 精神、肉体、食事。 これらがすべて揃わなければ、競泳選手は作れません。 では、どのようにしたら、 これらをバランス良く、 かつ効率よく揃えることができるのでしょうか? これから私がお話しすることは、 私自身の体験を元にした、 各種目の技術と体作りの方法です。 競泳選手としてオリンピックを目指す方、 タイムをもっと縮めたい方、 キレイなフォームを身につけたい方など、 目的は様々だと思いますが、 少しでもトレーニングのお役にたてていただければ幸いです。 では、また次回トレログでお会いしましょう! |
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田島寧子(たじまやすこ) ≫ 生年月日 : 1981年5月8日 ≫ 出身地 : 神奈川県鎌倉市 ≫ 主な経歴 : 練馬第2中学校〜東京立正高校〜日本体育大学 1997年日本選手権200m個人メドレー優勝、400m個人メドレー優勝 1998年日本選手権200m個人メドレー優勝、400m個人メドレー優勝 1998年世界選手権女子400m個人メドレー3位(日本記録更新) 1999年日本選手権400m個人メドレー優勝 2000年日本選手権女子400m個人メドレー優勝(日本記録更新) 2000年シドニー五輪女子400m個人メドレー2位(日本記録更新) 3歳から水泳を始め、幼稚園の時に東京都練馬区に引っ越してから南光スイミングスクールに入る。1997年〜2000年にかけて日本選手権女子400m個人メドレーで4連覇を達成。 2000年に行われたシドニー五輪に出場し、同種目において日本記録で銀メダルを獲得する。競泳での日本選手のメダル獲得は、バルセロナ五輪の女子200m平泳ぎで優勝した岩崎恭子以来2大会ぶり。 |




